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【野生/動物園】熊の平均寿命|ヒグマ/ツキノワグマ

初回公開日:2018年01月15日

更新日:2020年09月28日

記載されている内容は2018年01月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

日本にも生息する熊ですが、どれくらいの寿命か知っていますか。熊の寿命は、野生と動物園では大きく違います。熊の種類別平均寿命や、世界で長生きした熊の寿命などご紹介します。熊はいったいどれ位生きるのか、チェックしてみましょう。

【野生/動物園】熊の平均寿命|ヒグマ/ツキノワグマ

熊の平均寿命

野生

動物園

種類別の熊の寿命

ツキノワグマ

国内に生息しているツキノワグマは、ヒマラヤン熊の亜種です。本州・四国・に分布しており、黒色で胸に三日月のような模様が入っています。九州地方でも分布していましたが、近年見かけることが無くなり、絶滅したと考えられています。

時折、人里に降りてきては射殺されるニュースが多く、個体数が減っていく恐れがあります。射殺せずに人里へ降りてくる原因を突き止め、山へ返す方法を考えたいです。

ツキノワグマは、熊の中では小さく体調100~180cm位、体重は50~150kgです。野生での寿命は、4~30年くらいだと考えられています。動物園ですと、京都で39年生きた記録が残されています。

ヒグマ

北海道に生息するエゾヒグマは、オスで体調2~2.8m、体重は150~300kgある熊です。野生のエゾヒグマは30年以上生きる熊もいますが、多くはもっと早くに寿命を迎えてしまいます。

エゾヒグマは冬になると活動を止めて冬眠に入ります。活動してた時よりも4度体温が下がり、心拍数も1/4に以下になります。メスの熊は冬眠期間中に1~3匹の赤ちゃんを産み、母熊は飲まず食わずで、わずか400gの赤ちゃんに乳をあげて、春までに10倍に育てあげるそうです。

子熊は1年半から2年は、母熊と一緒に行動をして生きる術を学びます。

ホッキョクグマ

ホッキョクグマは、シロクマとも呼ばれ真っ白い毛が特徴です。陸上に住んでいる肉食動物の中では最大の生き物で、体調2~2.5m、体重はオスが250~600kg、メスが150~300kgです。ホッキョクグマの毛色は白色に見えますが、実は透明で中が空洞になっています。白く見えるのは、透明な形に光が乱反射しているからです。

ホッキョクグマの平均寿命は、野生で25~30年と考えられています。動物園での寿命は、平均で24年、カナダの動物園では42歳まで生きた記録があります。

メガネグマ

メガネグマは南アメリカで見られる種類です。ベネズエラ西部から、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビアなどに生息しています。標高3000メートルの高山地帯から、低地のサバンナまで広い環境に適応して生息しています。

毛の色は黒色から黒褐色で、目の周りにはまるでメガネをかけているような模様が白く入っています。この模様は個体によってさまざまで、全くない個体もいます。

メガネグマは本来夜行性ですが、生息環境などによっては日中も活発に活動します。草食性が強く木の実や、サボテンなどを主に食べ、時にはウサギや鹿、ラマなどの大型獣も食べることがあります。

平均寿命は飼育下で20~25年程度、長生きすると35年と考えられています。小熊の頃にピューマやジャガーなどに襲われますが、基本的に天敵はいません。唯一の天敵は人間で、毛皮や密猟などを目的とした狩猟で命を落としています。

ナマケグマ

ナマケグマはインドに生息する熊で、インド北部からスリランカ、ネパール、バングラデシュなど、野森林地帯に多くいます。胸にはツキノワグマのような大きなv字の白色や黄色の模様があり、鼻は灰色で長いのが特徴です。

動作はさほど活発ではないが、丈夫で長い爪を使って木登りができます。木にぶら下がったりすることから、ナマケモノを思わせこの名前が付きました。昼夜とも行動をしますが、主に夜行性です。昆虫や鳥の卵を食べて、はちみつやシロアリが大好物です。

丈夫な長い爪を使って、アリの巣を壊して長い舌を使ってすするように食べます。口の長さや歯の形状がシロアリなどを食べるのにとても適しています。この熊は冬眠しないのが特徴で、飼育下では30~35年の寿命です。近年はとても数を減らしており、レッドリストに指定されています。

アメリカクロクマ

アメリカクロクマは、アラスカからカナダ、メキシコ北部、北アメリカの森林地帯に生息しています。毛が短く黒色で、褐色、青色、白色まで、個体によって大きな差があります。北アメリカに分布している熊は、一番体が小さく個以降は80~90cmです。メスはオスに比べて3割ほど小さいです。

木登りがとても得意で、天敵のグリズリーに遭遇すると木の上に登って逃げることがあります。冬になると冬眠をして、6月ごろに繁殖期を迎えます。

飼育下では平均25~30年の寿命ですが、44年生きた記録も残されています。

寿命が長い熊の特徴

熊は自然で生きていると寿命は短くなりますが、動物園などで飼育されていると寿命を延ばす個体もいます。良い環境で飼育されるとギリシャでは50年生きた熊もいます。熊の種類によって寿命は異なりますが、やはり餌に困らない環境で生きて、病気をすれば治療してもらえる飼育下での寿命がグンとアップします。

世界最大級の熊の寿命

世界最大級の熊はコディアックヒグマで、アラスカ半島の海岸部やコディアック諸島に生息しています。この地域は近くを流れる暖流のおかげで、1年中穏やかな気候に恵まれています。

山にはトウヒやモミなどの針葉樹が多く見られ、皮にはヒグマの大好物であるサケが5種類も生息しています。

サケは、産卵する時に川を遡上し、たんぱく質や脂肪など蓄えています。栄養豊富なサケを食べることができ、この熊はとても大きく育ちます。大きくなり立ち上がると3m近くに成長、日本のヒグマは2m位ですからさらに大きいことがわかるでしょう。

寿命はヒグマ種と同じ、25年くらいと考えられています。大きな熊と言えば、グリズリーも思い浮かべますが、グリズリーの平均体重は260kgで、コディアックヒグマの平均体重は390kgです。最大級のコディアックヒグマは800kgになります。体重や体高など、どれをとっても大きい熊です。

熊の寿命の推移

熊の寿命の推移は、はっきりした情報がわかりません。野生の熊は、環境の変化などによって寿命が短くなったり、開発などで山が壊されると住む場所が無くなり食べ物も少なります。

食べ物を求めて人里に降りてくるケースも増えているので、射殺されてしまい寿命をまっとうできない個体も多くいます。環境が良かった頃に比べると、寿命が短くなっていると考えられるでしょう。

熊の最長寿命

熊の最長寿命は、ヒグマで47年です。飼育された熊の最長寿命が記録として残されています。最長寿命の基準は、野生環境で知るのはとても難しいです。

飼育下では熊の寿命は長い

飼育下で育てられた熊の寿命は50年生きたケースもあり、とても長いとわかりました。しかし、野生環境では25年前後ではっきりした事もわかりません。野生環境で生きることは厳しく、寿命を短くさせていると考えられます。

熊の種類はとても多くありますが、どの熊も個体数を減らしており絶滅の危機に指定されている種類が多くあります。日本でも人里に降りてくると射殺されるケースが多く、熊にとっては住みにくい世の中になっている事でしょう。

少しでも寿命をまっとうできるように、熊と人が共存できる環境にすることが必要です。

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