ハムスターの性別の見分け方は？オスとメスの性格の違い・育て方

ハムスターは性別によって性格に違いがあることを知っていますか。

個体差はもちろんありますが、ハムスターにも性別による性格の傾向があります。また、性別ごとに飼い方やなつき方も変わってきます。

特に飼育に慣れていない初心者のうちは性別や性格をよく確認することが安全にハムスターを飼育することにつながるので、よく確認しましょう。

以下の記事からハムスターの性別による性格の違いと性別の見分け方を説明していきます。

オスのハムスターの性格には以下のような特徴があります。

1：縄張り意識が強い
2：ストレスに弱い
3：好奇心旺盛

オスのハムスターは強い縄張り意識から同じケージ内で複数のハムスターを育てる多頭飼いには向きませんが、好奇心旺盛なところから人間にも興味を持ちやすく、人間になつきやすい子が多いです。

飼育環境の変化によりストレスを受けやすいので、飼い始めや飼育場所を移したときは体調が悪くなっていないか確認するなど注意が必要です。

メスのハムスターには以下のような特徴があります。

１：神経質(妊娠中、育児中)
２：ストレスに強い
３：気性が荒い
４：食欲旺盛

メスのハムスターはオスに比べると気性が荒く、やや人間になつきにくい傾向はありますが、環境変化などのストレスに強く、食欲も旺盛で体調をくずすことも少なく飼いやすい子が多いです。

ただし、妊娠中や育児中は神経質で気性が荒くなっているため、手を出すとかまれてしまうことがあります。この時期は過度に接しすぎないよう注意しましょう。

ハムスターは子どものときに、性別を見分けるのが難しく、ちゃんと性別が確認できるのは生後1カ月半を超えてからといわれています。

今回ご紹介する4つの方法はそれぞれ確認するのに適した年齢がありますのでハムスターの状態に合わせた方法で確認してください。

確実にオス、メスを確認したい場合は、生後1カ月以上たった成長したハムスターで性別を確認しましょう。また、素人目には違いが分かりにくいので、最初は何匹かのハムスターを同時に見て、オスとメスの違いを比較するのがよいでしょう。

1つ目の方法はハムスターの生殖器を確認する方法です。ハムスターを裏返して、お腹が見える状態にしましょう。ここで生殖器と肛門の距離を確認してください。

オスのハムスターはメスに比べて、生殖器と肛門の距離が長くなっています。

この方法は子どものハムスターでも確認はできますが、確実に見分けるにはハムスターが十分に成長した後に確認するのがです。オスとメスがの違いが大きく表れる部分のため、よく性別の確認に使用されている方法です。

2つ目の方法はハムスターのお尻を確認する方法です。お尻を確認すると、オスは陰嚢があるため、メスと比べてお尻が膨らんでいることがわかります。

ハムスターの陰嚢は成長とともに大きくなるので、まだ十分に成長していないうちは陰嚢が膨らんでいるのがわかりづらく、この方法で調べる場合は生後1カ月半以上たった成長したハムスターに限られます。

こちらの方法も子どものハムスターの性別は見分けづらい方法ですが、十分に成長したオスのハムスターはお尻のふくらみが素人目にもよくわかるので、オスとメスを区別しやすい方法です。

3つ目の方法は、生殖器と肛門の生殖器と肛門の間を確認する方法です。メスのハムスターは膣口があるので、生殖器と肛門の間に穴があるようであればメスであることがわかります。

こちらの方法も子どものハムスターのハムスターだと膣口があるのか確認しづらいため、生後1カ月半以上たったハムスターで確認しましょう。

また、太りすぎたハムスターも膣口があるかどうか確認しづらいのでこの方法はやせたハムスターの性別を確認するのに使用するとよいでしょう。