フェネックギツネとはどんな動物？ペットとして飼う方法と注意点

フェネックギツネの習性・生態を紹介します。通称フェネックと呼ばれるフェネックギツネ(Fennec fox)、可愛いいペットとしてが出てきていることから日本でもペットとして飼う人が増えています。

そんなフェネックギツネはキツネに似た動物として知られていますが、「キツネ」という名前のとおり実際、きつねの仲間です。

フェネックギツネの特徴として体は体毛に覆われていること、手足もまた犬や猫のように肉球ではなく毛で覆われており、耳が大きいです。

もともとのフェネックギツネの生息地が砂漠であることから、砂漠で生活しやすいように進化してきています。大きな耳はフェネックギツネのチャームポイントで、聴力に優れているほか体温の調節をしています。

フェネックギツネは基本的に夜行性であるため、昼間はほとんど動くことがないという特徴があります。

フェネックギツネはよく鳴く動物であることを覚えておきましょう、鳴き声は甲高い声であり、鳴き声の種類も非常に多彩です。

犬や猫のように「ワンワン」や「ニャーニャー」と聞こえるような鳴き方をするときもあれば、「キューキュー」や「クルクル」といった鳴き声を出すこともあります。

ペットとして飼うかわいい動物ではありますが、夜行性であるため夜に非常にさわがしく、マンションなどで飼育する際には対策が必須でしょう。

フェネックギツネは生息地であった砂漠でも捕食される側であったため、非常に警戒心が強い、そしてとっても臆病な性格をしています。

砂漠には、フェネックギツネの天敵となる存在がたくさんいました。彼らの耳は獲物を捕らえること、天敵から逃れるときに大活躍しています。

そんな動物ですから、フェネックギツネは人間の出す音にも敏感で、警戒しがちです。もともとが野生の動物ですから、個体差はありますが人間に慣れるにも時間がかかります。

フェネックギツネの食事ですが、野生の状態では雑食で植物も食べれば肉類も食べて生きています。ペットとして飼う場合には、ドッグフードやキャットフードが対象となるでしょう。

というのも、フェネックキツネはキツネの一種でイヌ科の動物であるため、ドッグフードを食べさせても問題ないからです。栄養素の関係から、キャットフードも対象になります。

この他にキャベツなどの野菜、リンゴやバナナなどの果物を与える必要があります。

ペットとして飼育きつねとなっているフェネックギツネの場合、その寿命は10年から12年くらいだと言われています。

生息地である砂漠で、野生での寿命は10年程度となりますが、ペットとして飼育された場合はそれ以上に生きることがあります。

上でも解説したように、フェネックギツネはイヌ科の動物です。ペットとしての歴史の長い犬も寿命は10年から13年程度ですので、フェネックギツネもおおよそそのくらいの寿命になります。

フェネックギツネはペットにできるのかというと、日本ではちゃんとペットとして飼育することが認められています。特に飼うことに資格や登録などは必要ないので、安心してください。

一部の国では飼育を禁止されている場合がありますが、日本は大丈夫です。

かわいい動物ということで話題になったフェネックギツネは、日本でも知名度があがりペットとしてのも高まっています。しかし、まだまだ犬や猫ほどペットとして普及はしていません。

フェネックギツネはまだまだ日本では一般的なペットとは言えないため、飼いたいと購入希望をしている人は里親募集で里親として応募するか、ペットショップなどから購入することになります。

ブリーダーとしてフェネックギツネを繁殖させて販売している方もいらっしゃるので、運が良ければ安めに手に入れることができる場合もあります。