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ネコが貝を食べても大丈夫?食べると耳が落ちると噂される理由を解説

更新日:2024年03月01日

「ネコが貝を食べると耳が落ちる」と言われていますが、それが事実なのか、どうしてそう言われているのかご存じでしょうか。この記事ではネコが貝を食べてはいけない理由、食べた時の体の変化や食べてしまった時の対処法などを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

ネコが貝を食べても大丈夫?食べると耳が落ちると噂される理由を解説
ネコに与えて良い貝を食べさせる場合でも、ネコの年齢によっては少量でも体に負担がかかり、与えない方がいい場合があります。

ここでは、与えても良い貝をネコに食べさせる場合の年齢や危険度、与え方などについて紹介しています。

子ネコに負担がかかる量

貝を子ネコに食べさせる場合、どんなに少量であっても負担がかかることに注意してください。つまり、子ネコの場合は与えて良い貝であっても、一切食べさせない方がいいのです。

これは、子ネコの消化器が未発達であることが理由です。上手く消化のできない子ネコが貝を少量でも食べてしまうと、消化不良になってしまう可能性が高くなるため、たとえ少量でも食べさせないようにした方がいいでしょう。

成年期のネコに負担がかかる量

成年期のネコに貝を食べさせる場合は、ホタテ1個程度が目安でしょう。それ以上与えてしまうと、成年期のネコであっても体に負担がかかってしまう可能性があります。

また、ホタテの与え方にも注意が必要です。ホタテは加熱し、ネコに与えるのは貝柱の部分のみにしましょう。くれぐれも、貝の内蔵部分や、ホタテの干物を与えないように気をつけてください。

また、ネコの中には貝にアレルギーのある個体もいます。まずはほんの少量だけ与えて、様子を見てみましょう。

老齢のネコに負担がかかる量

ペットの猫も、いつかは歳をとってしまいます。老齢になったネコの場合は、子ネコと同じように与えて良い貝であっても食べさせない方がいいでしょう。

これは、老齢のネコの消化器の機能が衰え、消化不良を起こしやすくなっていることが理由です。老齢になったネコには貝を与えないように気をつけてください。

ネコに与えてはいけない主な貝

ネコが貝を食べても大丈夫?食べると耳が落ちると噂される理由を解説
ネコに与えてはいけない主な貝は以下の貝です。

・サザエ
・アワビ
・トコブシ
・トリガイ

以上の貝は、ネコにとって良くない「ピロフェロホルバイドα」という成分を含んでいます。生の状態でも加熱した状態でも、与えないようにしましょう。

また、アサリやシジミのような二枚貝は加熱すれば与えても良いとされていることがありますが、加熱しても貝毒が残っている可能性があるため、与えない方がいいでしょう。

ネコが食べられる貝と与えるポイント

ネコが貝を食べても大丈夫?食べると耳が落ちると噂される理由を解説
ネコが食べられる貝というのは、ホタテです。しかし、ホタテを与える場合も生で与えたり、たくさん与えたりするとネコの体に負担がかかります。

まず、ネコが食べられるのはホタテの貝柱の部分であり、与える際には必ず加熱しておくことを徹底してください。貝柱以外の部位は与えられませんし、貝柱であってもたくさん与えることには注意が必要なため、1日に貝柱1つだけ与えるようにしましょう。

食べられない貝を食べてしまったネコへの対処法

気をつけていても、うっかりネコが食べてはいけない貝を食べてしまった時は、どうすればいいのでしょうか。食べてはいけない貝を食べたとしても、ただちにネコの生命に関わることになるとは限らないため、まずは落ち着いてください。

こちらの対処法を参考に、対処してみましょう。

食べた時間や量を確認

まずは冷静に、ネコが食べたと思われる貝の種類や量、いつ食べていまどのくらい時間がたったのかを確認することが大切です。ネコにとって危険な貝を食べてしまった場合でも、すぐには症状が出ないこともありますので、食べた直後からしばらく見守る必要があります。

ネコの様子をしばらく見て、異変が現れたら動物病院に連れて行きましょう。しかし、もしネコが食べたのが生のアサリやシジミ、サザエといった貝であった場合は、すぐに動物病院を受診した方がいいでしょう。
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初回公開日:2022年12月09日

記載されている内容は2022年12月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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