秋田犬が海外での理由4つ｜秋田犬の特徴や国内外の登録も知ろう！

古くから人々に親しまれ、愛され続けてきた秋田犬（あきたいぬ）。「あきたけん」と読まれることもありますが、秋田犬と書いて「あきたいぬ」と読みます。

秋田犬は国の天然記念物にも指定され、日本映画の『ハチ公物語』がハリウッド映画にリメイクされたことにより、海外からも絶大なを誇る大型の日本犬です。

秋田犬の原産地は秋田県大館市地方です。奥羽山脈一帯で狩猟犬として活躍していた「秋田マタギ犬」や、大館市地方の地犬が祖先です。

江戸時代以前には「大館犬（おおだていぬ）」と呼ばれていたこともあります。

現在、天然記念物に指定されている日本犬は「柴犬」、「紀州犬」、「四国犬」、「甲斐犬」、「北海道犬」、「秋田犬」の6種で、そのうち秋田犬は唯一の大型犬種です。

秋田犬は、1931年（昭和6年）7月に国指定天然記念物に登録されました。

「忠犬ハチ公」として親しまれる秋田犬は、まさに飼い主に忠誠を誓い、一途な愛情を示してくれます。

基本的には穏やかかつ賢い性格で聞き分けもよいですが、飼い主以外の人には警戒心を持ち、時に攻撃的になってしまうこともあるので、子犬の頃からしっかりとしたしつけをする必要があります。

秋田犬は忠誠心の厚さがで、飼い主には愛情深く寄り添う一面を見せます。しっかりとしたしつけができれば、最高のパートナーとなってくれるでしょう。

秋田犬の名を一躍有名にしたといえば、やはり「忠犬ハチ公」ではないでしょうか。

ハチは、亡くなった飼い主を東京の渋谷駅前で10年間も待ち続け、その姿が人々に感銘を与えたことから、渋谷をはじめとするゆかりの地には銅像が置かれ、渋谷駅前のハチ公銅像は待ち合わせのシンボルとして使われています。

ほかにもネットで紹介されたことにより、話題となった青森県の者「わさお」は、ブサかわ犬として注目を浴び、数多くのファンを集めました。

1987年（昭和62年）に公開された日本映画『ハチ公物語』が、2009年にハリウッド映画『HACHI 約束の犬』としてリメイクされ、全国で公開されました。

東京の渋谷駅前で、亡くなった飼い主を10年間も待ち続けたという忠犬ハチの実話に、世界中が涙し、秋田犬はその名を広く知られることとなりました。

『ハチ公物語』のハチのように、ただ一人の飼い主に対して忠誠を誓うのが秋田犬の最大の特徴です。

飼い主を想うひたむきな性格に、秋田犬を飼ったら秋田犬しか飼えないという声も多く、世界中から大となっています。