ペットのナマケモノはなつくのか・ショップ・値段・餌

その動きの遅さやのんびりした性格から「怠け者」の意味を込めてそのまま名前がついたナマケモノ。1日に15～20時間眠り、食事量は1日に10g、トイレも10日に1回と、ネーミングどおりの怠けっぷり。しかしそんなナマケモノですが、脱力しきった愛嬌のある表情がチャーミングです。ナマケモノが毎日そばにいれば癒されそう。でもナマケモノってそもそもペットとして飼えるの？と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

実はナマケモノを家でペットにすることは可能です。ナマケモノは性格が優しく食事量も少ないので、広さや温度などの環境を整えれば意外と飼いやすいと言われていて、海外ではペットとしてがあります。ナマケモノには指が二本の「フタユビナマケモノ」と指が三本の「ミユビナマケモノ」の二種類がいますが、ペットとしてはフタユビナマケモノの方が飼育しやすいとされています。

ナマケモノをペットにしたら触れ合ったり抱っこしたりしたいところですが、ペットのナマケモノは人に懐くのでしょうか？ナマケモノはおっとりしていて人懐っこく、抱っこも嫌がらないと言われています。特にナマケモノの赤ちゃんは母親にぴったりとくっついて過ごす習性があり、人間にもぴったりとくっついてくれます。生後3ヶ月の赤ちゃんナマケモノが人間に抱っこしてくっついている動画を紹介します。赤ちゃんナマケモノのかわいさに癒されます。

ペットのネコとナマケモノ、赤ちゃんとナマケモノがたわむれる動画も紹介します。ナマケモノはおっとりしていて優しいので、赤ちゃんやネコとも共存できます。

ナマケモノは輸入動物なので、普通のペットショップで買うことはできません。また、ミユビナマケモノはワシントン条約で輸入が禁じられているため、日本に輸入できるナマケモノはフタユビナマケモノのみです。日本には現在、ミユビナマケモノを飼育している動物園もありません。知らずに買ってしまっても罪に問われてしまうので注意が必要です。

フタユビナマケモノは、輸入動物や希少動物を多く取り扱っているペットショップが取り扱っていることがあります。2017年11月現在、ナマケモノの取り扱いをしていることがインターネット上で公表されているペットショップを紹介します。

ナマケモノは大型犬をペットにするよりも安全で難易度もそう高くないと言われているのに、日本で実際にペットとして飼っている人はあまりお目にかかれません。その理由のひとつは、ナマケモノの価格。上記で紹介した店舗、「NOAH」では98万円、「有限会社プラスト」では89万円となっています。100万円あればナマケモノが買えるという事になります。

ナマケモノ自体やナマケモノのために用意するスペース、部屋の温度を整えるための費用は高額ですが、ナマケモノは適切な環境で飼育すれば30～40年の寿命を持ち、エサ代もあまりかかりません。ナマケモノは初期費用と家のスペースさえ許せば意外と飼いやすい動物と考えることもできます。