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ドブネズミはペットにできる?安全に飼えるファンシーラットを紹介

更新日:2024年08月15日

野生のドブネズミは案外可愛らしいですが、飼うことは出来るのでしょうか。最近はペットショップでもファンシーラットという名前で販売されています。この記事では、野生のドブネズミとファンシーラットの違い、飼う場合の注意点をまとめています。気になる方はご覧ください。

ドブネズミはペットにできる?安全に飼えるファンシーラットを紹介
ドブネズミと聞くと害獣であり、嫌いに思う方も多いでしょう。

しかし、ドブネズミの実物や赤ちゃんの姿を見ると可愛らしくて好感が持てる外見をしています。つい保護したり飼えないかと考えてしまうかもしれません。

実はドブネズミと同じ品種は、毛色などが改良されたファンシーラットという名前でペットショップで取り扱われています。ファンシーラットの歴史は古く、愛好家も沢山おり、とても愛されている品種であるということをご存知でしょうか。

この記事では、野生のドブネズミを飼育することができるのかやペットショップで見かけるファンシーラットとの違いについて紹介しています。

この記事を読むことでファンシーラットの飼育に必要な商品も知ることができるので、飼う際の参考になるでしょう。

野生のドブネズミはペットとして飼育できる?

ドブネズミはペットにできる?安全に飼えるファンシーラットを紹介
野生のドブネズミは実物を見ると可愛らしく、好感が持てる姿をしています。家ねずみと呼ばれる種類はハツカネズミ、クマネズミ、ドブネズミの3種類です。

野生のドブネズミを飼育することはできるのでしょうか。様々な理由から野生のドブネズミは飼育することは正直お勧め出来ません。なぜ飼育が難しいのかについて紹介します。

野生のドブネズミの飼育をおすすめしない理由

野生のネズミは、特に赤ちゃんの場合は可愛いので保護してあげたくなる気持ちが湧くときがあります。しかし、野生のねずみは警戒心が強く攻撃的で人に懐かないこともあり、保護したり飼ったりすることはお勧め出来ません。

普段は下水や湿った薄暗い地面に隠れて生息しており、雑食で何でもかじります。逃げるどころか人に噛みついてきたという事例もあります。野生であるため爪や牙も鋭く、深い損傷になる場合もあるでしょう。それでも飼育する場合は、次のようなことに注意が必要です。

病原菌を持っている

野生のドブネズミは下水や湿った地面にいることが多く、また雑食性なので様々な病原菌や寄生虫を体内に持っている場合があります。絶対に素手では触ったりせず、噛まれても破れにくい厚手のゴム手袋などで保護して触るようにしましょう。

ドブネズミ自体に触らなくても、糞や尿にもウイルスや細菌が潜んでいる場合があります。家の中で見かけても、掃除する際には素手に付着しないように気を付けてください。

駆除が無理な場合は自己処理をせずに、自治体や専門業者に相談するようにしましょう。

素手で触るのは危険

野生のドブネズミを保護しようとして触ってしまうと、警戒心が強く非常に攻撃的なので噛まれたり引っ掻かれたりする可能性があります。そうなると傷口から様々な細菌やウイルスに感染してしまい、大きな病気を引き起こしてしまう場合も考えられます。

ドブネズミに噛まれた場合、ねずみが病原菌を持っていると鼠咬症(そこうしょう)という病気になる場合があり大変危険です。絶対に野生のドブネズミを素手で触らないようにしましょう。

出典:ねずみ110番|人体への健康被害
参照:https://www.sharing-tech.co.jp/nezumi/news/fungus.php

ファンシーラットとは

ファンシーラットとは、クマネズミ属のげっ歯類である家畜化されたドブネズミのことです。ファンシーラットのファンシーは英語の「fancy」であり、「ラットの愛好」が由来です。

ペットショップで見かけるファンシーラットは野生と種類は同じですが、毛色が大きく異なり、性格も全く異なります。アメリカでは品種改良や愛好家も多く、ペットとして大変人気が高い種類です。

ファンシーラットの起源

ファンシーラットの起源は、ヨーロッパです。毛色や目の色が変わった変種が次第にペットとして飼われるようになりました。イギリスの品評会で賞をとったことをきっかけにラットの愛好家が徐々に増え、ナショナルファンシーラット協会が設立されています。

現在、世界ではいくつかのファンシーラット愛好会や団体があり、様々な毛色のファンシーラットが普及しています。

ファンシーラットはカラーが豊富

野生のドブネズミとファンシーラットの見た目が大きく異なる点は、毛色です。野生のドブネズミは濃い茶色(アグーチ色)ですが、ファンシーラットは毛色のカラーが豊富です。

ホワイト、クリーム、ベージュ、シナモン、ココア、ブルーといった色があり、その中でもカラーバリエーションがあります。毛色だけではなく、模様や毛質にも種類があり、模様の種類や耳の大きさで様々なファンシーラットがペットショップで取り扱われています。
次のページ:ファンシーラットの飼育に必要なもの

初回公開日:2022年11月22日

記載されている内容は2022年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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