ペットのナマケモノはなつくのか・ショップ・値段・餌

ナマケモノは木にぶらさがって生活をするため、ナマケモノがつかまることのできるものが必要となります。木材で作った器具や偽物の木を設置できると一番良いですが、人間用のぶら下がり健康器でも十分。ナマケモノは大きく移動するわけではないので、幅よりは高さが必要となります。

ナマケモノは熱帯地域の動物なので、部屋の温度は30度、湿度は70度に保ってやることが必要です。ナマケモノは寒いと温度調節ができません。エアコンと加湿器で部屋を暖かくし、湿気で部屋にカビが生えないように管理する必要があります。

ナマケモノは7～10日に1度しかトイレをしません。基本的にはぶら下がっている木の根元に排泄して木の栄養にするという習性があるため、ナマケモノがぶら下がっている器具の下にトイレの砂を設置しておきましょう。排泄頻度が少ないのでお掃除は楽です。

ペットのナマケモノは部屋で自然に生活させるのが一番ですが、病院へ行くときなど移動用にゲージは用意しておきましょう。ナマケモノの大きさは約60～70cmなので、かなり大きめのゲージが必要となります。

ナマケモノの餌は主に野菜です。キュウリ、ニンジン、カボチャ、キャベツ、コマツナ、チンゲンサイ、サツマイモ、バナナ、リンゴ、など、人間の食べる野菜は大体食べられます。個体によってはドッグフードが好きなナマケモノも存在するといいます。食事量も少なく、ナマケモノをペットにするにあたって餌代で困ることはほとんどありません。

ただ、個体によって好きなもの嫌いなものが分かれるとも言われているので、最初はペットショップで食べていたものと同じようなものを食べさせ、少しずつ色んな野菜を上げてみると良いでしょう。

ここで、ナマケモノの食事シーンの動画を紹介します。ニンジンが好物なのか、寝ながらニンジンを探して幸せそうに食べる様子が癒されます。

ナマケモノはノミや虫がつきやすいので、時々お風呂に入れて清潔にしてあげましょう。ナマケモノは動きも遅いので抵抗されたり逃げられたりすることもあまりなく、シャンプーも比較的しやすいのではないでしょうか。赤ちゃんナマケモノを洗っている様子の動画です。ぬいぐるみを抱っこしながらシャンプーされている様子が可愛らしいです。

ナマケモノは泳ぎが得意です。ミユビナマケモノの方が泳ぎが得意で、陸よりも水の中の方がよほど早い動きをします。フタユビナマケモノは水面に顔が出ないので泳げないとも言われていますが、個体によってはゆっくりと犬かきのように泳ぎます。大分の水族館ゆめたまごで飼われているフタユビナマケモノ「ゆめ子」が泳ぐ動画をご覧ください。2分00秒あたりから水に入り始めます。

モデル・タレントの森泉さんは20匹以上のペットを飼っていて、動物達のために千葉県の別荘を購入しているほど。アヒル、ミニブタ、リクガメ、ミーアキャット、スッポンモドキ、オニオオハシ、ルリコンゴウインコなど、ペットとしては珍しい動物を飼っていますが、そのなかにナマケモノの「モグ」ちゃんもいます。森泉さんの家でナマケモノのモグちゃんはリビングでぶら下がっているのだと言います。モグちゃん用のサンルームも作っており、十分に広い別荘であることが想像できます。