秋田犬の飼い方と注意点｜秋田犬の特徴や性格を知を詳しく知ろう！

秋田犬は、古くから日本で愛されている日本原産の犬の一種です。

テレビ番組で有名な「わさお」や、忠犬ハチ公も、実はこの秋田犬ということはご存知でしょうか。

今回は、秋田犬の特徴や飼い方についてご紹介します。

秋田犬は、東北地方にある奥羽山脈で狩猟用に使役されていた「マタギ犬」が祖先とされています。秋田県北部に多く生息し、その地名から江戸時代には「大館犬(おおだていぬ)」とも呼ばれていました。

その後、闘犬として使用するためにジャーマンシェパードなどの洋犬と交配されましたが、闘犬が日本で禁止されてからは本来の秋田犬を守るための保存運動がはじまります。

愛好家や研究者により改良がすすめられ、秋田犬は1931年(昭和3年)に天然記念物として認定されました。

秋田犬の体長は58㎝～64㎝、体重は35㎏～64㎏です。筋肉質でがっちりとした体形に、すらっと伸びた長い手足が特徴の大型犬です。

毛色は、赤・白・虎・胡麻が認められています。まれに、「ムク毛」と呼ばれるむくむくとした長毛の秋田犬が突然変異で生まれることがありますが、残念ながら毛色としては認定されていません。

体は厚い二層の被毛で覆われ、下毛は密度が高く、上毛は長さが5㎝ほどのかたい直毛です。

犬の寿命は、大型犬より小型犬の方が長い傾向にあると言われています。大型犬である秋田犬の平均寿命は、10歳～13歳です。

寿命は、普段の食事や生活環境で変化します。近年では、質の良い食事や医療が発達し、犬も昔より長生きをするようになりました。

普段と様子が違う際には早めに動物病院を受診する、人の食べ物を与えないなど、健康に気遣った生活を心掛けることにより、犬は長生きをしてくれるでしょう。

秋田犬は、飼い主に忠実で警戒心が高い性格をしています。賢く聞き分けが良いため、とても番犬向きな犬種といえます。

しかし、改良されたと言っても闘犬としての気質が完全に消えたわけではないため、頑固な面もあり、飼い主以外の人に対して攻撃的になりやすくなります。

幼い時期からしっかりとしたしつけを行い、飼い方には注意が必要です。

秋田犬はどのような飼い方をすればいいのでしょう。飼い方に気を付けるべき点はあるのでしょうか。

基本的な秋田犬の飼い方と共に、普段から心掛けるべきポイントをおさえてご紹介します。

秋田犬の大切な飼い方として、まず健康を保つ必要があります。適切な食事を心掛け、人の食べ物を与えることがないようにしましょう。

人間の食べ物は、少しの量でも犬にとっては塩分や脂質が高すぎてしまい、悪影響になりがちです。食欲や便の様子を見ながら、秋田犬に合ったドッグフードを選びましょう。

また、市販されているミネラルウォーターは犬にとってはミネラル分が高すぎてしまい、結石の原因となります。フード共に与える水は、綺麗な水道水を与えてください。

秋田犬は運動が大好きでとても活発な犬種です。運動不足やストレスがたまっていると頑固な一面が出やすい場合があります。運動をしっかりさせてストレスを解消させる飼い方をしましょう。

引く力が強いため、お子さまだけでのお散歩はできません。体力がある秋田犬のお散歩には、大人が付き添い、リードを離さないようしっかりと持って行いましょう。