チベタン・スパニエルはどんな犬？特徴や金額・飼いやすさをご紹介！

チベタン・スパニエルの歴史は古く、紀元前1100年ごろから存在するとまで言われています。チベタン・スパニエルは、チベットのダライ・ラマにも仕えました。

高貴な人への贈り物や寺院内での使役犬として愛好されていたものの、門外不出の犬とされていたため、広く一般的な犬種となったのは近世以降のことです。

高貴で気品の高いチベタン・スパニエルについて、どのような犬種なのか、飼い方や飼育にかかる費用なども紐解きながら見ていきましょう。

チベタン・スパニエルと言えは、元祖ともいわれている鼻ぺちゃの顔とふさふさした毛並みです。

しかし、それは見た目の話で、実際、チベタン・スパニエル体格や寿命は、どのような感じなのでしょうか。

ということで、チベタン・スパニエルの主な体の特徴を見ていきましょう。体格や体質などを知ることで実際に生活するときのイメージも湧きやすくなりますよ。

チベタン・スパニエルの体高は24〜28cm、体重は4～7kgと、一般的な小型犬のサイズです。

体長は体高と比べて少し長い程度です。尾や胴体がふさふさとした毛で覆われているので、見た目よりも体の線が細く、軽い印象を受けます。

すべての短頭種の祖とも言われているため、狆やペキニーズにも姿が似ています。

寒い地方が原産の犬は暑さに弱い傾向がありますが、チベタン・スパニエルも例外ではありません。特徴でもある長毛は暑さを増長させるため夏場の暑い時は、パンディングを頻繁にします。

また、小型犬特有の膝蓋骨脱臼も起こりやすいです。段差のある場所での上り下り、地面の硬い場所での運動、滑りやすい床などでも起こりえますので注意が必要です。

12～15歳くらいが寿命と言われています。小型犬としては標準的な寿命といえます。

小型犬の場合、7歳が人生の折り返し地点です。7歳以上になると老化に伴う病気にも気を配っていく必要があります。

特に暑さに弱いチベタン・スパニエルの場合、暑い時期の散歩や行楽は控えた方が良いでしょう。

身分の高い方々に、番犬としても愛されてきたチベタン・スパニエル。その気高さは現在も脈々と受け継がれています。具体的にはどのような性格なのでしょうか。

チベタン・スパニエルの性格の特徴から、実生活で考えられる場面を想像してみましょう。

チベタン・スパニエルは、気高く、自信に満ちた表情が非常にかわいらしいワンちゃんです。アジリティートレーニングにも積極性をもって取り組むことが期待できます。

賢く覚えも良いので、芸達者に育てることも可能です。そんな陽気さと忠実さを兼ね備えたチベタン・スパニエルは、とても犬らしく飼いやすいと評判です。

家族内では愛情深く接するチベタン・スパニエルですが、他人との触れ合いには壁があるイメージです。

番犬として重宝された本能を持っているため、知らない人や動物、他の犬に対しては激しく吠えてしまうこともしばしばあります。

吠えや、噛む行為がみられる場合、飼い主さんは常に注意を払う必要があります。