マルモリ犬のおきてとは？ミニチュアシュナウザーの特徴や性格を紹介

「マルモのおきて」とは、2011年にフジテレビ系列で放送された、阿部サダヲさん主演のホームコメディドラマです。出演していた、芦田愛菜ちゃんと鈴木福君の可愛らしい演技がとても話題となりました。

二人が歌う主題歌の「マル・マル・モリ・モリ」も、その振り付けと共に大ヒットし、紅白歌合戦にも出演しています。

この「マルモのおきて」のなかには、言葉を話す犬として、一匹のミニチュアシュナウザーが登場します。その後、マルモリ犬としての高まったミニチュアシュナウザー。

今回は、マルモリ犬こと、ミニチュアシュナウザーの特徴や性格をまとめながら、その魅力についてご案内します。

マルモリ犬は「ミニチュア」シュナウザーとご案内しましたが、ミニチュアとつくからには、それ以外の種類も存在しているのでしょうか。

シュナウザーの歴史や、マルモリ犬ミニチュアシュナウザーが誕生するまでの経緯を紐解きながら、その基本的な生態をご紹介します。

スタンダードシュナウザーとは、14世紀頃にドイツで生まれたシュナウザーのオリジナルの犬種です。体高は45～50㎝、体重は14～20㎏ほどで、中型犬の部類に入ります。

ネズミの駆除に用いられていましたが、荷物を運んだり牧場の番犬として広く使役され、賢さと警戒心の強さから、第一次世界大戦でも活躍しています。

当時は「ワイヤー・ヘアード・ピンシャー」という名で呼ばれていましたが、1879年に出場したドッグショーで優勝し、その犬の名前が「シュナウザー」だったことから、犬種名としてシュナウザーが定着しました。

スタンダードシュナウザーを基本として、その後マルモリ犬であるミニチュアシュナウザーや、もっと大きなジャイアントシュナウザーが生み出されます。

アーフェンピンシャーとは、15世紀頃にシュナウザーと同じくネズミ駆除をする犬として生み出されました。元々作業犬として生み出されましたが、愛嬌のある顔立ちがとなり、ペットとして飼われるようになりました。

その後、改良と共にマズルがつぶれた形になりました。サルのような顔つきから、ドイツ語で「サルのような」という意味のアッフェンの名が付けられました。

ミニチュアシュナウザーは、アーフェンピンシャーとスタンダードシュナウザーの交配により生まれた犬種とされています。

ミニチュアシュナウザーは、スタンダードシュナウザーに比べて小さく、小型犬の部類に入ります。体高は30～35㎝、体重は7㎏ほどです。

ミニチュアシュナウザーは、スタンダードシュナウザーに、アーフェンピンシャーやプードルなどの小型犬を掛け合わせてアメリカで改良され、現在の形になったと言われています。そのため、アメリカでのが高く、長くに入っている犬種のひとつです。

日本でも、昭和30年ごろにアメリカから輸入され、マルモリ犬として話題になる以前から「最良の家庭犬」と呼ばれるほどのを博しています。

「マルモのおきて」放送後から、マルモリ犬ミニチュアシュナウザーは今まで以上にとなりました。愛嬌のある表情や、ウルウル輝くまなざしは、ドラマの中でも魅力的にえがかれています。

さて、マルモリ犬とはどんな犬なのでしょう。体つきや毛色など、ミニチュアシュナウザーの特徴を詳しくご紹介します。

ミニチュアシュナウザーの特徴のひとつとしてピンとたった耳があげられます。シュナウザーは、ネズミの駆除や牧場で働く際に、外敵から噛まれてケガをしないように、と幼犬のころに断耳を行い耳を立たせます。

その後、ペットとして飼われてからも、シュナウザーとして美しい姿を保つためにと断耳が行われていましたが、近年ではその必要性が薄まり、折れた耳のままのシュナウザーも増えています。

マルモリ犬として登場するムック役のミニチュアシュナウザーも、折れ耳のままの可愛らしい姿で出演をしています。

ミニチュアシュナウザーは、真っ黒でまんまるな瞳がとても魅力的な犬種です。まっすぐとした毛をしているため、目の上の黒い毛を伸ばしてまつげのように見せるスタイルがです。

顔回りの毛をすっきりとさせ、まつげだけを残すと、まつげエクステをしたようなとても可愛らしい印象を与えることができます。


長毛で、固くしっかりとした毛質のシュナウザーならではの魅力です。