ポメラニアンのカットスタイル7選｜トリミングの注意点とは

ポメラニアンの被毛は、ある一定の長さまでしか伸びないため、本来はトリミングを必要としませんが、毛が伸びすぎると絡まりやすくなるので、トリミングは必要です。

また、被毛が長いと愛犬を清潔に保ちにくいと感じる場合もあるので、「トリミングはいらない」とはいえません。

トリミング次第でいろいろな可愛い姿を見せてくれるポメラニアンですが、ポメラニアンのトリミングを行う際には、注意しなければいけないことがあります。

注意点を知っておかないと、愛犬に悪影響を及ぼすことにも繋がるので、以下の6つの点に注意して、トリミングを行いましょう。

ポメラニアンのトリミングの値段は、ポメラニアンの大きさや地域によっても変わりますが、おおよそ5000円前後です。

毛玉が多い場合や、トリミングを行う際に、愛犬が暴れて時間がかかった場合などは、追加料金が発生してしまう可能性もあるので、あらかじめ店舗に確認しておきましょう。

また、してほしいカットスタイルが決まっているのであれば、トリマーにオーダーをする時に、写真や動画を見せるなどをして、正確なイメージを伝えましょう。

ポメラニアンがパピー（子犬）であるか、シニア（老犬）であるかによって、トリミングの注意点は変わります。

パピーの場合は、体力や免疫力がきちんとついている段階である、「ワクチンプログラムが終わってから2週間から1ヶ月後」から、シャンプーやトリミングを始められます。

ワクチンプログラムが終わるまでの間は、日々のブラッシングや爪切りなどをして、清潔を保ちましょう。

シニアの場合は、汚れやすい部分があれば、カットをしてもらう程度にしておきましょう。

カットやシャンプーは、シニア犬の体に負担がかかるので、様子を見ながらトリミングしてもらうことが重要です。

トリミングの際に被毛を切りすぎてしまうと、場合によっては毛質が変わってしまい、毛が伸びにくくなってしまうため、むやみにカットしないことが重要です。

夏場は特に、愛犬のためを思って被毛を短くカットしてしまいがちですが、ポメラニアンの毛は寒さをしのぐだけでなく、紫外線から皮膚を守る役割も果たしています。

そのため、被毛を短くカットをすると、紫外線を直接浴びることになるので、ホルモンバランスを崩す場合があり、皮膚病にかかりやすくなってしまいます。

もし、短めにカットをした場合には、直射日光が強い時間帯の外出を避けたり、外出をする時は洋服を着せるようにしましょう。

ポメラニアンの血行促進や、皮膚に異常がないかを調べるためにも、毎日のブラッシングなどのケアを、かかさず行いましょう。ブラッシングを行うことで、毛をきれいに保つこともできます。

わきの下や耳の後ろなど、ポメラニアンがよく動かす箇所は毛玉ができやすい部分でもあるので、ブラッシングの際には、念入りに確認しましょう。

換毛期以外にも、比較的に抜け毛が多い犬種なので、抜け毛をそのまま放置してしまうと、湿気がこもり、ポメラニアンの体調が崩れる場合もあるため、毎日のケアは大切です。

ポメラニアンの被毛は、硬い上毛のオーバーコートと、柔らかい下毛のアンダーコートに分かれており、換毛期には特に抜け毛が多くなるので、時期や毛質に合わせたトリミングをしてあげることが大切です。

犬は人間とは違って汗腺が存在しないため、被毛で温度調節を行っています。

また、被毛は湿気にも弱いため、普段愛犬が使っているタオルなどをときどき干してあげると、きれいな毛並みを維持できます。

ポメラニアンの被毛は、換毛期で生え変わりますが、ある一定の長さ以上には伸びず、カットした分の長さが生えてくるわけではないので、再び毛が生えてくるまでに時間がかかります。

そのため、外側にある被毛をカットしすぎると、毛の再生に時間がかかり、数ヶ月後には、最初にトリミングした見た目と、かなり変わってしまう場合もあります。

もともと、ポメラニアンはカットをしなくても良い犬種なので、トリミングを行う際は長い目で見て、トリマーさんと相談しながら考えましょう。