ねこが大好きなまたたびの正しい与え方と注意点｜効果とリスク

猫は非常に利口な動物で、何度か「しつけ」をすることできちんとルールを守るようになります。そのようなしつけの際に「またたび」を用いる場合があります。

「爪のとぎ場所」を覚えさせるのもしつけのひとつです。猫は非常にきれい好きで常にグルーミングしたり、爪の手入れを怠りません。

あらゆるところで爪とぎをされないために場所をしつける必要があります。場所を決めて、その場所で爪とぎができた際のご褒美や、爪とぎをする場所に少量の「またたび」のにおいをつけておくことも効果的と言えるでしょう。

猫の大好きな「またたび」を使用して一緒に遊んであげる飼い主も多くいます。

直接「またたび」を与えて興奮状態で遊ばせる飼い主もいますが、「またたび」の匂いをつけたおもちゃも多くあるのでそれを用いて、じゃれてくる猫と遊んであげるととても喜びます。

猫は俊敏な動きを見せますが一日中動き回っていることは少なく、毛づくろいをしながら、一日じっとしていることも多いため、「またたび」の刺激を利用し適度な運動をさせて上げることも飼い主の役割と言えるでしょう。

猫のすきな「またたび」を与える際には、注意点もたくさんあります。

与える量を間違えると、呼吸困難になってしまうため、飼い主がしっかり用法・容量を管理し、飼い猫に応じた適切な「またたび」の与え方が必要です。

「またたび」を与える時には容量も大切ですが、与えるタイミングもとても重要となってきます。基本的には成猫に向けて与えてあげることが良いとされています。

小さな子猫の時期はまだすべての器官が成長していないため、弱い子猫の場合はパニックや呼吸困難を起こしてしまう可能性もあります。

逆に歳をとった老猫の場合、心臓などが弱っているケースも多くその場合も「またたび」を与えることはあまりよくないとされています。

飼い主は猫の成長段階でしっかりとしたタイミングを見極める必要があります。

猫に「またたび」を与える際には、「量」をしっかり守って与えなければいけません。容量を間違えてしまう事で猫がパニックを起こしてしまう可能でもあるからです。

また、猫によって与える量は異なるため飼い主は初めに少しずつ与えて飼い猫の適量を見極める必要があります。まずは匂いを少しの時間嗅がせてみて様子をみます。

徐々に量を増やしたり匂いだけではなく「またたび」を粉末にしエサとして与えて上げたりと、猫にあった与え方を見つけることはとても大切です。

猫に「またたび」を与えながらしつけをする場合もあるため、「またたび」を与える頻度はとても重要です。

何度も何度もほぼ毎日のように与えていると効果が薄れてしまい、猫が「またたび」に慣れてきてしまいます。

「またたび」は匂いを嗅がせる方法が猫にとって刺激は少ないですが、長続きするといわれており、食事で与えたりすると刺激が強いですが、継続性は短いとされています。

しつけやご褒美など猫にとって至福と感じるタイミングと頻度を飼い主はしっかり把握することが必要です。

飼い猫に与える「またたび」の正しい与え方はどのようにしたら良いのでしょうか。

種類が豊富にあるため飼い猫に応じて与え方をしっかり考えて適切な与え方を理解しないといけません。与え方についていくつかご紹介します。

「またたび」の与え方はさまざまありますが、一番ポピュラーになっているのは「匂いを嗅がせる」与え方です。

一般的には猫用のおもちゃに「またたび」の匂いをしみこませたものを使用します。形や遊び方はいろいろとありますが、大抵の猫は噛んだり身体をスリスリと摺り寄せてきたりします。

この方法は猫に対しての刺激は少量となりますが継続性があり、運動不足の解消など遊びに適した与え方と言えるでしょう。

与え方の中には「またたび」を直接猫になめさせる場合があります。エサに入れている場合や粉末を水に溶かして与えるケースもあります。

また棒状の「またたび」を舐めながらスリスリと摺り寄せる場合もありますが、これは上あごにあるフェロモンを察知する器官に擦り付けているからだと言われています。

匂いを嗅ぐ場合とは違い、直接舐めたりする場合には猫にとって非常に刺激が強く即効性もありますが、継続性は短くすぐに効かなくなることもあります。