ねこが大好きなまたたびの正しい与え方と注意点｜効果とリスク

「またたび」が猫に与える効果とはどのようなものなのでしょうか。猫にとって「またたび」は媚薬であり、大好物なものとされています。

その効果はさまざまあり、機嫌の悪い猫へのリラックス効果を引き出したり飼い主との良い関係性を保つために必要なものでもあります。

飼い主は「またたび」の効果を理解し、飼い猫に適した与え方を見極める必要があると言えるでしょう。

「またたび」を猫に与えることで「リラックス効果」を引き出すと言われています。

「またたび」に含まれている「マタタビラクトン」や「アクチニジン」という成分が、猫の中枢神経を刺激し、心地の良い状態に導きます。

そのため機嫌の悪い時や一緒に遊びたいときなど、猫がリラックスできることで飼い主とのコミュニケーションを図ることができます。

猫が快適に過ごせるために必要なツールと言えるでしょう。

「またたび」には猫を陶酔させる効果もあり、人間でいうアルコールを飲んで酔っ払っているときの状態を作り出すことが出来ます。

「またたび」の成分が猫の上あごにある「ヤコブソン器官」を刺激して陶酔反応を引き起こします。「またたび」を嗅いだり、食べたりすることでその状態になります。

用法・容量を間違えると逆に体調を崩してしまうこともあるため飼い主は猫の状態をしっかり確認しながら与えなければなりません。

猫にとってグルーミングはとても大切な日課のひとつです。本来キレイ好きな猫なので常に暇さえあればグルーミングをしている猫は少なくありません。

この状態もリラックスしている状態と言えますが、同じタイミングで「またたび」を与えて上げることで、よりリラックス効果が高まり猫は大変喜びます。

毛づくろいで毛玉が体内に溜まってしまい食欲の出ない猫に対しても「またたび」配合のエサを与えることで、食欲を促進したり毛玉ケアのエサで毛玉をできにくくしたりと猫の体調管理もできます。

猫は「外にでたい」「遊びたい」「お腹がすいた」など自分の欲求を満たしたい際によく鳴き声を発します。

飼い主であればその鳴き方である程度猫が何を要求しているか理解できる場合もありますが、欲求不満の際にいつもより多く鳴くとされています。

発情期の猫に関しては鳴き方が通常より大きいため与える量やタイミングにもよりますが「またたび」を与えることで猫を「恍惚状態」にしておとなしくさせることもできます。

猫にとって「またたび」は、機嫌の悪い時や猫同士でけんかしているときの攻撃的な感情を抑制させてくれることもあります。

しかし与え方を間違えると猫に悪影響を及ぼすため、与えるリスクを把握する必要があります。

「またたび」により、本来警戒心の強いで猫であっても危険察知能力が低下してしまうことがあります。

飼い主は猫に「またたび」を与える際には、与える時間や容量、効き目をちゃんと理解したうえで与えなければなりません。

「またたび」を与えて良いタイミングを守らないと、与えすぎることで猫が「呼吸困難」に陥るケースも少なくありません。

子猫の時期はまだ体の機能が成長段階のため「またたび」に興味を示さないことも多く、飼い主は量を増やして与える場合があります。

これは子猫の体の機能が成長段階であるため、逆に与えては危険な状態です。匂いを嗅がせるだけなのか、エサや水などで体内に取り入れさせるかによっても猫への刺激度は異なります。

猫の負担にならない容量をしっかり守り「またたび」を与える必要があります。

猫の多くは「またたび」に含まれる「マタタビラクトン」や「アクチニジン」に反応し、恍惚状態になりますが、ごく稀に「またたび」がきかない猫もいます。

「またたび」以外で猫に効果的な植物を詳しく紹介します。