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兄弟猫は仲良しなの?ストレスを与えない猫の多頭飼いの方法

更新日:2024年01月15日

猫は多数の子を生むため、兄弟が必然的に多くなります。兄弟猫は顔もしぐさも似ていて仲が良いのが一般的ですが、ケンカをしたり、一緒にいるのを嫌がったりすることもあります。兄弟猫を仲良く飼う方法やストレスを与えない方法、一緒にいるのを嫌がる場合の対処法を紹介します。

兄弟猫は仲良しなの?ストレスを与えない猫の多頭飼いの方法
猫には、仲良くなるとお互いの体をこすりつけて匂いを交換する習性があります。人間に対して頭をこすりつけてくるのも同じ習性によるものです。

この匂い交換の習性を助けてあげると、兄弟猫が仲良くなるのが早くなります。

猫が使っているタオルなどを使ってお互いの猫をなでてあげることなどで、この匂い交換の効果を促進させてあげることができます。

兄弟猫を仲良く飼う方法5:ケンカに見えてもむやみに手を出さない

兄弟猫を仲良く飼う方法で注意したいのは、猫がケンカをしているように見えてもむやみに手を出さないことです。ただじゃれあって遊んでいるだけかもしれないからです。

猫が怒って本当にケンカしている時は、牙をむき出しにして「シャー」と鳴いたり、全身の毛を逆立てて背中を丸め、しっぽをタヌキのように膨らませている時です。

ただそんな時もすぐに仲裁に入ることはせず、まずはそっとしておいて、少し時間をおいてから様子を見るのが一番です。

兄弟猫を飼う時にストレスを与えない方法3つ

猫の兄弟を飼う時には、食事やトイレ、寝る場所など生活面でのストレスがたまる場合があります。そんな兄弟猫を飼う時にストレスを与えない方法を3つ紹介します。

猫になるべくストレスを感じさせずに、仲良く暮らせるように心がけましょう。

兄弟猫を飼う時にストレスを与えない方法3つ

  1. トイレの数を増やす
  2. トイレやご飯へのルートは複数確保する
  3. 乱暴な猫には鈴をつける

ストレスを与えない方法1:トイレの数を増やす

兄弟猫に限りませんが、複数の猫を飼う時にストレスを与えない方法の一つに、トイレの数を増やす方法があります。

用を足したい時にトイレがふさがっていると、人間でもストレスになります。

また猫は、他の猫の匂いが付いたトイレは使いたがりません。複数の猫の場合、トイレの数は猫の数と緊急用の1台を足した数を用意するのが理想的です。

1階、2階と猫が移動するような場合は、両方の階にトイレを用意してあげましょう。

ストレスを与えない方法2:トイレやご飯へのルートは複数確保する

複数の猫を飼う時に注意したいのは、トイレやご飯を食べるところまでのルートを複数確保することです。

トイレをせっかく増やしても、そこにたどり着くためのルートが1本だけしかない場合、そこに仲の良くない猫が座っていたり障害物があったりすると、猫はトイレなどに行くのを我慢してしまうことがあります。

トイレやご飯は、1本ではなく複数の他のルートからもたどり着けるような場所に設置するのが重要です。一度顔を床に近づけて、猫の目線になって動線を見てみるのも良いでしょう。

ストレスを与えない方法3:乱暴な猫には鈴をつける

兄弟猫など複数の猫を飼っているとなかには乱暴な猫もいますが、そのような乱暴な猫には鈴をつけておきましょう。

どの猫が乱暴なのかは猫たちも分かっているのですが、匂いや気配では分からない離れたところにいても鈴をつけていれば居場所が分かります。

鈴は首輪につけますが、首輪はちょっとした拍子にどこかに引っかかってしまって大きな事故につながることがあります。圧力がかかると外れるような首輪を選びましょう。

どうしても一緒にいるのを嫌がるときの対処法

猫の兄弟は、仲が良くてもどうしても一緒にいるのを嫌がることもあります。そんな時はどう対処したら良いでしょう。

猫の性質は、気まぐれで自尊心が高いのが特徴です。それぞれの猫の生活圏を尊重した環境づくりが大切です。

嫌がるときの対処法1:部屋を分けてあげる

猫同士が一緒にいるのを嫌がる場合は、部屋を分けるなどして隔離してあげましょう。猫は他の猫が入り込まない自分だけの空間で、安心してくつろぐ動物です。

ケージやキャットハウス、あるいは猫タワーなどを別にしてあげるだけでも良いでしょう。

自分の匂いが染みついたところで、ストレスなく気ままに過ごすことができ、精神的にも落ち着いてきてケンカをすることも少なくなります。

嫌がるときの対処法2:猫タワーなどで段差をつけてあげる

猫が一緒にいるのを嫌がる時は、猫タワーなどで高さの違う段差をつけてあげることも効果があります。

猫タワーでなくても高さの異なる家具などを利用して休息できる居場所を作ってあげると良いでしょう。

高さが異なる居場所があるだけで、猫にとっては空間が格段に増えて家が広くなったように感じられ、他の猫の存在もそれほど気にならなくなります。

嫌がるときの対処法3:隠れることのできるスペースを作ってあげる

猫が一緒にいるのを嫌がる時は、隠れることができるスペースを作ってあげるのも一つの方法です。人間もそうですが、一人で孤独になれるスペースは必要です。

部屋の隅とかソファやベッドの下、あるいは家具の間や家具の上など、他の猫の目に付かないようなところを作ってあげましょう。

誰にも邪魔されないスペースで猫は至福の時を過ごすことができます。
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初回公開日:2020年02月18日

記載されている内容は2020年02月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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