優雅なサイベリアンの性格の特徴5つ！魅力や飼い方などもご紹介

サイベリアンは、がっしりとした大きな体格ともこもこの毛を持つロシア生まれの長毛猫です。非常に古くからロシアに存在していたとされるサイベリアンですが、シベリアの森で誕生したと言われているだけでその他の詳しい起源についてはまだわかっていません。

また、体格や被毛は極寒の地ならではの特徴があったり、猫とは思えないような性格をしていたりします。そこで今回は、一般的な猫とは少し違うサイベリアンの性格や魅力について紹介していきます。

猫というのは、一般的に1年ほどで子猫から成猫へと成長していきます。しかし、サイベリアンは一般的な猫と比べると体が大きいため、成猫の体になるまでに3年～5年という長い時間がかかります。

また、運動神経抜群でジャンプ力があるだけではなく、水を怖がることがないという猫にしては珍しい特徴があります。そのためネズミなどはもちろん、川の中にも平気で入って狙った魚をハンティングします。

サイベリアンは大型猫と言われるだけあって、体重は4kg～8kg、特に大きくなると10kg以上にもなると言われています。

体重が多くなる理由は、立派な筋肉と程よく付いた脂肪、そして丈夫な骨格のためです。

その他の特徴として、目は目尻の方が少し吊り上がっていて、耳や輪郭は丸みのある形をしています。全体的に丸っこくて樽のような形をしていることから、ビヤ樽形と呼ばれ親しまれています。

また、成長速度が遅いということから、一般的な猫よりも子猫の可愛さや楽しみを長く感じることができます。

サイベリアンの被毛は極寒から身を守るために、「トリプルコート」というとても珍しい被毛を持つ子が多くいます。

トリプルコートはよく見かけるダブルコートに「ガードヘア」という毛がプラスされているため、保温性は抜群です。極寒の地でも元気に暮らすことができるのは、トリプルコートのおかげと言っても過言ではありません。

ただ、厳しい寒さに耐えるための被毛であるため、寒さには強いですが暑さにはめっぽう弱いという弱点もあります。

れっきとした猫でありながらも、性格はどちらかというと犬っぽいと言われることが多いです。水を怖がることがないという所もすでに犬っぽさがありますが、この他にも犬寄りな性格をしている部分があります。

それでは、サイベリアンは具体的にどんな性格をしているのかを5つに分けて紹介していきます。

まず、サイベリアンはしつけやちょっとした芸、ルールなどを指示語で早く覚えることができます。以前はサーカスで芸を披露していたこともあるので、かなり頭が良いということがわかります。

しつけや芸以外にも、飼い主の行動などをよく見ているためどんなことをすればご飯を貰えるのか、どうすれば一緒に遊んでくれるのかといったことも自分なりに学習することができます。

見た目の印象のおかげで「冷たい」、「クール」といった性格を想像しますが、実際は大人しくてとても優しい性格をしています。

サイベリアンが飼い主や仲間だと認めた相手には愛情のこもった接し方をしてくれるため、見た目の印象とのギャップが大きいと感じる人も少なくありません。

ただし、縄張り意識が強いため家族や仲間以外の相手に対しては、とても冷たい態度を取ることがあります。

飼い主に対して従順な姿勢を見せてくれるのも、サイベリアンが犬のような性格をしていると言われている理由の一つです。

ただ従順なだけではなく、賢さも持ち合わせているので初めての人でも比較的飼いやすい猫だと評価されています。

また、温厚で辛抱強い性格もサイベリアンを表す特徴の一つでもあります。気性の荒い性格ではないので小さいお子さんがいる家庭でもすぐに馴染むことができるでしょう。

サイベリアンは好奇心旺盛で、あらゆるものに興味を示したり獲物だと認識したものに関してはとことん追いかける性格をしています。

水にも平気で飛び込んでしまうので、家で金魚などを飼っている場合は十分注意しないといけません。

また、運動好きでもあるので遊びにも付き合ってくれます。しかし、大型の猫であるためしっかりした作りのおもちゃやキャットタワーを選ばないと、思わぬ事故などに繋がる恐れがあります。