チンチラシルバー猫の特徴とは？飼う際に気を付けるべき点を知ろう

ペルシャの中でシェーテッドカラーという毛を持ち、毛の色がゴールデン、ブルー、ブルーゴールデン、シルバーの猫が、まずチンチラに分類されます。

チンチラの中でも、毛並がシルバーの子は、しばしばチンチラシルバーと呼ばれます。チンチラシルバーに分類するには、いくつか条件があります。

その条件は、｢チンチラシルバーの特徴2：毛色｣の項目などで説明いたします。

チンチラペルシャの中でも、チンチラシルバーは、チンチラペルシャの祖となっています。

19世紀頃、ブルーのペルシャと雑種の猫の間に子猫が誕生します。この猫が成長し、シルバータビーのペルシャと交配します。1882年にこの猫の間に生まれた子が、チンチラペルシャの基礎と言われています。

猫の種類としてチンチラ猫は認められていません。しかし、キャットショーにチンチラ部門を設けられるなど、今日まで世界中で愛される猫となっています。

ここからは、チンチラシルバーの特徴について紹介していきます。今回は、チンチラシルバーの体型や毛色、性格や寿命に特記して説明します。

前述のとおり、チンチラシルバーはペルシャ猫を先祖にもつ猫ですが、ペルシャとはまた違った特徴があります。

また、チンチラシルバーにしかない特徴はたくさんあります。これらを知ることは、これから飼い主になる方にとって飼い方のコツやヒントとなります。よく理解しておきましょう。

チンチラペルシャはペルシャと同じように、中型コビーと呼ばれる体型をしています。体長は短く、その身体つきは大変丸いです。

体重は約3.0～5.5kgを標準としています。足が短い点もペルシャと類似しています。

顔はペルシャがベビーフェイスと呼ばれるのに対し、チンチラペルシャはドールフェイスと呼ばれています。

緑か青と決められているチンチラペルシャの目は丸く、アイラインがとてもハッキリとしています。

チンチラシルバーの最大の特徴は毛色です。実はチンチラシルバーは、毛色がシルバーなだけでは、シルバーと認められません。

チンチラシルバーのシルバーと言われる毛色の部分はオーバーコートです。しかも、シェーテッドカラーと言われる毛をしており、毛先から3分の1～2のみがシルバーです。

チンチラシルバーのアンダーコートはホワイトと決まっています。そして、シェイドと呼ばれる黒い模様が、脇腹と背中、頭と尻尾にあります。

チンチラシルバーの性格は、いかにも猫という性格をしています。まず、大変静かで、マイペースです。あまり鳴かない猫の中でもめったに鳴かないとされています。

チンチラシルバーはお上品で、おっとりとしています。活発に運動するよりも、ゆったりとリラックスして過ごすことを好みます。大きくなると、遊んでほしいというアピールも激減します。

チンチラシルバーの寿命はペルシャ猫と同じく、約15～20歳です。一般的な飼い猫の平均寿命が約15歳と言われているので、普通の飼い猫よりもチンチラシルバーは寿命が長いといえます。

日頃からストレスを溜めすぎない、病気にならないようにケアに気を遣う、など、チンチラのシルバーの飼い方を十分に理解し、大切に育ててあげれば、長い時間を猫と一緒に過ごせます。