犬の歯石除去スプレー商品10選！選び方や種類を解説

犬の歯石除去グッズ3つ目は「ペーストタイプ」です。

ペーストタイプは、チューブに入っていて人間の歯磨き粉に似ていますが、香りはミントではなく犬が好むチキン風味などで、水ですすぐ必要がないものが大多数です。

ペーストタイプの使い方は、人間と同じように犬用歯ブラシにペーストをとり、歯を磨くだけです。即効性は期待できないものの、毎日継続して使うと口内環境が改善して、歯石が取れやすくなります。

犬の歯石除去にペーストタイプを使うメリットは「犬が嫌がらない」ということです。

スケーラーやペンチは嫌がる犬が多いのですが、ペーストタイプの場合は、犬の好きな香りがつけられているために、喜んで塗らせてくれる犬も多くいます。

もし、歯ブラシが苦手な犬だったら、ペーストを指にとって直接歯に塗り込んでも効果があるので試してみましょう。

犬の歯石除去にペーストタイプを使うデメリットは「即効性がない」ということです。

ペーストタイプは、毎日使い続けることで効果を発揮するので、すでにある歯石をすぐに除去したい場合には不向きといえるでしょう。

また、ペーストタイプは1回の使用量が少ないので、使いきるまでは冷蔵庫で保管したり、使った歯ブラシはきれいに洗っておくなど衛生面でしっかりとした管理が必要です。

犬の歯石除去グッズとして、スケーラーやペンチ、ペーストタイプをご紹介してきましたが「不器用なので自分には難しい」という方や、「犬が口を触らせてくれないから無理」という方もいらっしゃるでしょう。

つぎに、犬の歯石を除去する方法をタイプ別に4つご紹介しますので、自分の愛犬にあった方法を選んでぜひ試してみてください。

犬の歯石除去の方法1つ目は「スプレータイプ」です。

スプレータイプの特徴は、歯や口のなかに吹きかけるだけで、歯石を取りやすくできることです。有効成分がだ液とまざって口腔内全体に広がるため、歯石のある歯に直接かける必要がなく、じっとしていられない犬でもトラブルなく使用できます。

ただし、効果が実感できるまで時間がかかる場合があり、スプレーが苦手な犬もいます。

犬の歯石除去の方法2つ目は「ジェルタイプ」です。

ジェルタイプは、使う分だけ指にとって犬の歯や歯茎に塗ります。数分で成分が浸透し、歯石がとれやすくなるので、爪でこすったり、かたいおやつを与えて落とします。口臭や汚れならガーゼでこするだけですぐに改善します。

ジェルタイプは、無味無臭か、または犬が好きなサーモン風味など、歯磨きが苦手な犬でも嫌がらないように工夫したものが多くあります。

犬の歯石除去の方法3つ目は「クリームタイプ」です。

クリームタイプは種類があまり多くありませんが、オリーブオイルをオゾン化した無添加のものなどがあります。オゾンには、歯周病や口臭にかなり効果的との実験結果があります。

歯石除去の方法は、クリームを犬の歯石の気になるところに塗るだけです。粘着性があるので落ちにくく、100％無添加のものなら愛犬にも安心して使用できるでしょう。

犬の歯石除去グッズ4つ目は「サプリタイプ」です。

サプリタイプは、体のなかから歯石にアプローチするもので、口を触れない犬の歯石除去に方法です。タブレットやカプセルは吐き出してしまう犬も、パウダータイプなら餌に混ぜられるので無理なく摂取できます。

ただし、サプリタイプは犬の体に入るものなので、歯石除去の効果以外にも体に負担がない成分を使っているかなど、慎重に商品を選ぶことが大切です。

犬の口腔内はアルカリ性に保たれているので、虫歯になりにくい反面、歯垢がつくと2～3日で歯石になってしまうといわれています。

犬は自分で歯みがきをすることができませんので、飼い主がつねに犬の口腔内をチェックして、こまめにケアをしてあげることが必要です。

つぎに、犬の歯石除去スプレー商品10選をご紹介しますので、愛犬の歯の健康管理に役立ててください。