メスなのに！メス犬がマウンティングする意味とやめさせる方法

犬のマウンティング行為についてご存知でしょうか？

犬のマウンティングとは、簡単に言うならば相手の体の上に覆いかぶさる（マウント）形で犬が腰を振る行為のことです。

この記事では、メス犬のマウンティングについて特集しているのでぜひご覧ください。

メス犬のマウンティングについて詳しく見ていく前に、まずはマウンティングの基本情報について押さえておきましょう。

ここでは、マウンティングという形で犬が腰を振る理由についてご紹介していきます。

犬がマウンティングする理由としてまず挙げられるのが、発情しているからということです。

オス犬は交尾をする際にメス犬の背に覆いかぶさる姿勢を取るため、発情しているオス犬はメス犬にマウンティングをして求愛行動を取っていると言えます。

このように発情によってマウンティングを行うのは主にオス犬ですが、時には発情期を迎えたメス犬も同じような行動を取ることがあります。

しかし、去勢手術や避妊手術を済ませている犬の場合は、オス犬にせよメス犬にせよ発情によるマウンティングをすることはほとんどないでしょう。

相手のことを警戒し、牽制しているというのも犬がマウンティングをする理由のひとつとして挙げられるでしょう。

メス犬に比べてオス犬は特に縄張り意識を強く持っていることが多いため、心を許した飼い主さんやその他の家族以外の見知らぬ人・動物が家に入ってくると、牽制としてマウント行為をすることがあります。

マウンティングをすることで「自分は強いんだぞ」「自分のほうが偉いんだ」ということを体でアピールしているのでしょう。

ちなみに、飼い主さんや他の家族に対してこのような理由でマウンティングをする場合は、犬と主従関係が逆転してしまっています。

明確な理由や意志があって犬がマウンティングをしているとは限りません。単に遊びや習慣の一環としてマウンティングをすることもよくあることをご存知でしたか？

他の犬や飼い主さんにマウンティングをするのは牽制や自分のほうが偉いアピールではなく、ただ単に「遊んで」「かまってよ」とじゃれついていることもあります。

また、去勢をする前に発情期にマウンティングをすることを学習したオス犬は、去勢手術が終わった後も習慣としてマウンティングをすることも珍しくありません。

一般的にマウンティングはオス犬がするものだというイメージがありますが、実際にはメス犬もマウンティングをすることがあります。

なぜメス犬がマウンティングをするのか、その理由を以下でチェックしておきましょう。

メス犬がマウンティングをする理由としてまず考えられるのが、ストレスを抱えていてそれを解消しようとしているということです。

ストレスを感じたメス犬の中には、クッションやぬいぐるみなどに覆いかぶさってマウンティングをし、体を思い切り動かすことでストレスを発散させる犬もいます。

近くに手ごろなクッション・ぬいぐるみがない時には、飼い主さんの足や腕を抱えるようにしてマウンティングをしたり、ブランケットを丸めるようにしてまうんてぃんぐをすることもあるでしょう。