世界中がもふもふな秋田犬のとりこ！秋田犬の特徴との理由

秋田犬は、豊かな体毛に覆われているので、もふもふしたイメージがありますが、かなりの筋肉質で四肢はがっしりしています。そして体毛はダブルコート（二重毛）になっています。

ダブルコートとは、保護毛と呼ばれる長い毛の層が、短い毛の層を覆っているタイプの毛並みのことで、下の毛の層の密度が濃いほど、毛羽立ちが多くなり、もふもふした質感になります。もふもふしていて可愛いですが、毛づくろいも必要です。

もふもふな秋田犬が海外でになったきっかけは、やはり忠犬ハチ公のエピソードでしょう。

1987年に公開された『ハチ公物語』は、『HACHI』として2009年にアメリカ版リメイクされました。

アメリカでは一般公開はされませんでしたが、Netflixなどで見た人たちや、その他海外では多くの人たちを感動させました。

こうして多くの海外の人たちに、秋田犬のもふもふした外見の可愛らしさや、忠実で温厚な性格、健気さが知られることとなりました。

東日本大震災の際の復興支援のお礼として、秋田県がプーチン大統領に秋田犬を贈ったことがきっかけで、ロシアでは秋田犬が人々の注目を集めるようになり、が急上昇しました。

また、2018年には秋田犬保存会が、フィギュアスケーターのザギトワ選手に秋田犬をプレゼントしたことも大きな話題となったこともあり、上昇に拍車をかけました。

秋田犬は寒さに強い犬なので、秋田犬にとってもロシアは暮らしやすい国に違いありません。

秋田犬は、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランドなどを始めとして、ヨーロッパでも大です。映画『HACHI』に感動して、多くの人たちが秋田犬の健気さに魅了されたことが理由のひとつと考えられます。

その他は、やはり秋田犬のもふもふの外見です。大きいのにぬいぐるみのようにもふもふした姿が愛される理由です。

ヨーロッパのブリーダーが、秋田犬の日本人ブリーダーを探して、買い付けをし、ヨーロッパにも広め、となりました。

秋田犬のは、ロシアやヨーロッパにとどまらず、アジアでのも高く、特にがあるのが中国です。公益社団法人の秋田犬保存会の海外クラブ16カ所のうち10カ所が中国にあります。

ドッグショーで賞を取った秋田犬を中国の富裕層が高値で買うなどの社会現象も起きています。

また、秋田犬のショーに行くと、シンガポールやタイなどのアジアからかけつけたり、秋田犬のブリーダーを探して日本にまで買い付けにやってくる秋田犬ファンも増えてきています。

もふもふな秋田犬は、もちろん母国の日本でも大です。忠犬ハチ公を始めとし、2008年にはブサカワ（ぶさいくなのが可愛い）と、秋田犬である「わさお」がネットで話題になるなどしました。

その後も秋田犬とプーチン大統領、ザギトワ選手との関りで話題になったのは、皆さんもご存知のとおりです。

日本ではこのように定期的に秋田犬が話題となって秋田犬ブームが起こり、昔から現在に至るまで長く、秋田犬は多くの人々から愛されています。

秋田犬ツーリズムは、秋田犬のアイドルグループをデビューさせました。この団体は、地域と協力して自然や風習、芸能など観光業界を支える一般社団法人で、秋田県の大館市、北秋田市、小坂町、上小阿仁村の4地域で設立されています。

11月1日、犬の日に、秋田犬アイドルグループ「もふもふドッグス」による「Waiting4U〜もふもふさせてあげる〜」をYouTube上で公開し、歌に乗せて秋田の各地の魅力を伝えています。