アイリッシュセッターってどんな犬種？飼い方や価格・性格紹介

別名レッドセッターとも呼ばれる大型犬。猟犬に分類されており、被毛はシングルコートの長毛で色はマホガニーレッドです。

原産国はイギリス・アイルランド。体重27㎏～33㎏・体高64㎝～69㎝と引き締まった体型をしており、筋肉質で高い運動能力を備えています。垂れ耳で胸や足回り、しっぽに飾り毛があります。

セッターとはもともと鳥猟犬として活躍していた犬です。獲物を見つけた際に音を立てずに伏せて知らせていました。フセで知らせることを「セット」といい、そこからセターやセッターという名前が付いたといわれています。

17世紀～18世紀にスパニエル系、ポインター系、その他のセッター系を掛けあわせ、長時間走り続け獲物の鳥たちを追う強靭な肉体と「セット」したときにハンターが周りの色の補色になり雪道などで見つけやすい体の大きさや色にしたといわれています。

初期のアイリッシュセッターの毛色は、赤毛にところどころ白毛が混ざった色をしていました。

現在原産国のイギリスやヨーロッパなどではマホガニーレッドにホワイトの混色レッド＆ホワイトもアイリッシュセッターとして認められています。

アメリカと日本は、マホガニーレッド単色だけをアイリッシュセッターとして認めています。混色は別の犬種として区別されています。

もともと鳥猟犬だったことから、飼い主やその家族にとても忠実で忍耐強く勇敢な性格をしています。また、人やほかの犬に対して友好的で社交的に接していく部分をもっています。

成犬は家庭内では温厚で穏やかですが、屋外で小動物に出会ったときに態度が豹変したり、執拗に追跡しようとしたりすることがあります。

動くものに対して追う習性があるのできちんとしつけないと落ち着きがなくコントロールしにくい犬になってしまう恐れがあります。

鳥猟犬として優れた能力を備えているアイリッシュセッターは、とても忍耐強く飼い主に対して忠誠心を示します。

鳥猟を目的として生まれたことから、獲物を長時間追い続けられほどの高い身体能力を備えています。また、争いは好まない性格をしており、ほかの犬に対してフレンドリーに接していこうとします。

小さな動くものに対して特に小動物、猫や鳥などに強い興味を示し追跡する行動がみられます。そして、活動的ですのでスポーツやアウトドアが大好きです。

マホガニーレッドでロングコートの被毛、筋肉質で引き締まったボディーをしている凛とした佇まいのために、一見クールな印象を持つ方も少なくないでしょう。

実際のところは精神的な成熟が遅いということがあり、成犬になってもやんちゃな幼さが残る傾向にあります。

美しい外見とうらはらの子供のような無邪気な性格は、アイリッシュセッターの魅力的な部分の一つともいえるでしょう。そのせいで成犬なのに子供っぽさを感じてしまうこともあるでしょう。

友好的なアイリッシュセッターは、他の犬や子供には警戒することなく自分のほうから接近していく温和でやさしい犬です。争いを好みません。他の犬や子供とも仲良く接してくれます。

小さなお子様のいるご家庭では、アイリッシュセッターは体が大きいのでサイズ感が違うので乱暴的に接しているように見えたり、突然ぶつかっていって怪我をさせたりということに注意を必要とします。

社交的な面もあり、家族を喜ばせたりすることが大好きです。常に家族とは一緒に行動をとりたがります。