アイリッシュセッターってどんな犬種？飼い方や価格・性格紹介

性格から見ると温厚で忠誠心に富んだアイリッシュセッターは比較人と親しみやすい犬種といえるのでしょうが、身体能力のが高いために日々の運動量が重要となります。

アイリッシュセッターは一日に100㎞走っても疲れを見せない程の体力を持ち合わせています。若いうちなら、1日1時間程度の散歩では物足りないことがあります。

アイリッシュセッターを飼う場合は日々の運動量を確保できるようにする必要があります。

また、被毛はロングですがシングルコートなので寒さ対策も必要とします。冬場には屋内で飼える環境が望ましいです。

アイリッシュセッターは知能がとても高い犬種で、一度覚えたことは忘れないといった特徴があります。

飼い主や家族を喜ばせようとしたり、自分の考えで行動したりという面を持っています。飼い主に無視されたりしたのに気付くと自己主張をするといった行動も見受けられます。

高い知能を持ち合わせているために、激しく怒られたり叩かれたりするとそのことを忘れずにトラウマとなってしまうことがあるので、アイリッシュセッターと関わるときには注意も必要とされます。

飼い主や家族に対して高い忠誠心を示すアイリッシュセッターは、幼犬期のとき徹底した服従訓練が大事です。しつけに対しては前向きに臨んでくれます。

ただ頭のいい犬ですから、しつけのときに激しく叱責されたり叩かれたりすると警戒してしまい、しつけに対して消極的になる恐れがあります。叱責したり叩いたりするのではなく、褒めて伸ばす方法が向いています。

散歩途中で小動物を見つけるたびに飼い主の制止を振り切り追跡するといった行動にも、幼犬期にしっかりとしたしつけが必要となります。

アイリッシュセッターを飼育するのであれば、しつけと適切な運動量の確保が重要です。

運動は毎日させることが望ましいです。運動量不足からくるストレスを与えないために、定期的に思いっきり走ることのできる環境をつくることにも気を配りましょう。

アイリッシュセッターは大型犬ですから、散歩中に興味のあるものに走っていこうとしたとき静止させるのに大変苦労します。

一度覚えれば忘れることのない賢い犬種ですから、幼犬期からしつけをすることをします。

日々の運動量が不足するとストレスがたまってしまいます。洗濯していた靴下を破いたり、靴紐を噛んだりなどの破壊行動を繰り返すなどのおそれがあります。

アイリッシュセッターは大変アクティビティーな犬種ですので、一日平均30分～1時間程の運動量を確保するようにしましょう。

運動させるときは、ただ歩いて散歩するだけではなくフリスビーやおもちゃを使い遊んであげたり、時にはドッグランや野山で自由に走らせたりすることも心掛けてください。自転車を使って並走してあげる方法もよいでしょう。

自己主張が強く頑固な一面を持ち合わせているので一貫して断固とした態度でのしつけが必要です。

また、おおらかで温和な性格ですから、屋内のトイレトレーニングなどの細かいしつけはなかなか覚えてくれない恐れがあります。根気強く何度も繰り返して教えることで覚えさせてあげましょう。

しつけの時は叱責や体罰をするのではなくポジティブインフォースメント(好ましい行動を誉めて同じ行動を繰り返させる訓練方法)が適しています。

賢いアイリッシュセッターは、同じこと同じように何度も教えられていると飽きてしまい、言うことを聞かなくなることがあります。

また、飼い主のご機嫌をうかがうためにわざと悪戯をして言うことを聞かないといったことも考えられます。

しつけのときには、ご褒美であげるエサの量を変えたりエサの種類を変えたりして変化のある環境作りに取り組みましょう。歯磨きなどのしつけのときには、磨き方の順番を変えてみたりと工夫も必要です。

変化に富んだしつけをすれば、好奇心旺盛な犬種ですからしつけに前向きに取り組むことができるでしょう。

マホガニーレッドの長い被毛に引き締まった体と垂れ耳が印象的なアイリッシュセッターの美しい外観を保つためには、定期的な手入れをすることが必要となります。

ゴミや埃がついて飾り毛が絡まったり、耳の中が汚れたままにしていると恵まれた美しい外観を保つことができなくなってしまいます。

定期的な手入れをすれば、病気の予防にもつながります。アイリッシュセッターを健やかに飼育するためにも定期的な手入れを心がけましょう。