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コキンチョウの雛の口には奇妙な模様がある?理由や生態などについて紹介

更新日:2024年02月29日

コキンチョウとは一体どのような鳥かご存知でしょうか。この記事ではコキンチョウについての生態や飼育についての注意点や方法を解説した後に、コキンチョウの雛の口にある奇妙な模様についての説を紹介しています。コキンチョウについて興味がある方はご覧ください。

コキンチョウの雛の口には奇妙な模様がある?理由や生態などについて紹介
「コキンチョウってどんな鳥か」
「コキンチョウはペットとして飼育することはできるのか」
「雛の口にある奇妙な模様は何だろう」
コキンチョウという小鳥に興味を持っていたり、コキンチョウを飼育しようと考えていたりする方は多いのではないでしょうか。

この記事は、コキンチョウがどのような小鳥であるか、生態や飼育方法などを解説し、コキンチョウの雛にある奇妙な模様がなぜあるのかという説を幾つか紹介している記事となっています。

この記事を読むことで、コキンチョウの生態が分かり、飼育する上での良い所や、悪い所、コキンチョウの雛について巷で説かれている説などが網羅されているので、コキンチョウへの理解を深めることが出来るでしょう。

コキンチョウは鮮やかで美しい小鳥であるため、世界中で愛されている小鳥ではありますが、実は難しい部分を持つ小鳥でもあります。是非最後まで読んで頂き、コキンチョウについての理解を深めてもらえれば幸いです。

コキンチョウってどんな鳥?

コキンチョウの雛の口には奇妙な模様がある?理由や生態などについて紹介
カラフルで鮮やかな色合いが魅力的なコキンチョウは、小鳥愛好家の中では有名な小鳥です。まるで絵画に描かれたような鮮やかな羽の色をもつコキンチョウは1度は飼ってみたいと憧れる方も多いと思います。

コキンチョウは、オーストラリア北部の草原や低木林にのみ生息しており、「オーストラリアフィンチ」とも呼ばれています。近年の開発による生息地の破壊やペット用の乱獲などによって数が減少している小鳥です。

コキンチョウは温暖な地域出身のため15度を下回る環境下だと体調を崩してしまったり、性格は怖がりでおとなしくストレスを抱えがちであったりするため、飼育難易度の高い小鳥です。

このような飼育難易度の高いコキンチョウを安心して飼育するために、生態や飼育方法などを詳しく解説していきます。

コキンチョウの生態

コキンチョウの体長はオスメス問わず11センチ~12.5センチほどで、体重20キロ前後の小鳥です。寿命は5~6年と短く、飼育難易度が高かったり、野生下だとエサが取れなかったりもあって寿命を待たずに死んでしまうこともあります。

オスメスの見分け方は、尾羽と色合いで見分けます。コキンチョウのオスは中央部の尾羽が長くメスは短いのが見分けるコツです。鳴き声は「ピピピ」や「ピヨピヨ」といった澄んだ鳴き声で、控えめに鳴きます。

繁殖は野生下の場合、樹洞やシロアリの巣に卵を産みます。2週間ほどの抱卵期間を経て、孵化し3週間後に雛は巣立っていくのです。コキンチョウは子育てが下手で、特に飼育下では抱卵をしなかったり、雛を巣の外に捨てたりするため、ジュウシマツに仮母として子育てしてもらう方法もあります。

コキンチョウは生まれつき綺麗でカラフルな羽をしているわけではなく、雛の頃は薄いピンク色です。幼鳥になると茶色の羽になり、成鳥になると鮮やかでカラフルな羽の色を持つようになります。

コキンチョウの種類

コキンチョウの種類は頭の色によって分けることができ、大まかに原種3種類から分けることが出来ます。基本的に頭の色が、赤色、黒色、黄色のいずれかであり、赤頭は「アカコキン」、黒頭は「クロコキン」、黄頭は「キコキン」と呼ばれているのです。

クロコキンが全体の中でもっとも多い種類です。次いでアカコキンが多く、キコキンは少なく非常にレアな種類です。

コキンチョウの種類は、原種である3種類以外にもブルーやシルバー、パステルカラーといった種類も発見されているのです。こういった種類は、原種の色合いを基本に色素が欠乏することにより誕生します。

コキンチョウそれぞれに無数の色が出る為、コキンチョウに見えない種類も生まれることがあります。

コキンチョウの販売価格

コキンチョウの販売価格は1万円~4万円ほどで、平均相場は1万5千円~2万円です。性別、羽色の鮮明さ、珍しい種類の希少性、雛鳥か成鳥といったことから販売価格は変わってきます。

雛鳥の販売価格は幅が広くお店によって様々です。親鳥の羽の美しさによって値段が変わり、親鳥の羽にブルーやホワイトといった希少性の高い親鳥から生まれた雛は販売価格が高い傾向にあります。

成鳥では、大まかに1万円~2万円程度で販売されています。このくらいの価格帯で販売されるコキンチョウは、羽の色が黄色や赤色でノーマルカラーといわれているほど数が多いです。

羽の色にブルーやホワイトといった、珍しく希少性がある色がはっきりしていると販売価格は3万円~4万円と高くなる傾向にあります。また、オスやメスでも販売価格が違っており、オスの方が販売価格が高い傾向にあります。

コキンチョウは飼うことが出来る

コキンチョウは40センチ四方の広さがある飼育用ケージがあれば、室内で飼育することが可能です。飼育用ケージ内で必要になるものは、止まり木、餌・水入れ、巣箱、保温機器・温度計、これらのアイテムも用意するようにしましょう。

主食になる餌は、殻付きのミックスシードや混合飼料などを与えるようにしましょう。副食に小松菜や豆苗を与えたり、カルシウムの補給としてボレー粉や卵の殻など与えたりすると、栄養バランスに気を配れる為おすすめです。

かかりやすい病気として、気嚢ダニの寄生には注意するようにしましょう。気嚢ダニとは肺などの呼吸器官に寄生するダニで、コキンチョウは感受性が強いため、このダニが寄生しやすいです。呼吸をする時に変な音がしたり、鳴き声がでなかったりするようであれば、早めに病院へいきましょう。

コキンチョウの雛の口にある模様の理由

鮮やかで美しい羽を持つコキンチョウは、雛の時代からそうではないかと想像している方も多いと思いますが、実はこの世の生物と思えない程の、口に特徴的な模様を持つ雛です。

この口にある特徴的な模様のことをダイヤと巷では呼ばれており、雛の口に左右3個ずつ突起したダイヤという器官があります。暗闇の中でも目立つほど青白く輝いています。

美しいコキンチョウからは想像も出来ないような模様を口に持ってしまう理由は、多くの説が飛び交っていますが、実は明確なことは未だ分かっていません。

しかし、どの説も有力ではないかと思える説ばかりですので、それぞれ紹介いたします。どの説も科学的根拠に基づく説ではありませんが、巷で飛び交う有力な説になりますので是非参考にしてください。

雛の口の場所を見つけやすくするためという説

一説によると、親鳥が暗い巣の中でも雛にエサを与えやすくする為に、口に特徴的な模様ができたという説があります。コキンチョウに限らず親鳥は活発に動く口に刺激をうけると、エサを与えるという性質があり、その性質を利用して、口に特徴的な模様ができたようです。

別の説としては、托卵が関係しているのではないかという説も紹介します。托卵とは、別の巣に自分の卵を産み、その巣の親に雛を育てさせる習性のことを言います。

托卵の習性がなぜ口の模様に関係しているのかというと、自分の雛と別の雛の識別をするためにできたのではないかという説です。コンキチョウの雛に関わらず、テンニチョウの雛やカエデチョウの雛にも口に似たような模様が見られたため、このような説が説かれました。

どちらの説も、説明を裏付ける決定打はない為、定かではありませんが参考になる説ではあります。

健康状態を把握するためという説

次のページ:コキンチョウの特徴や雛の口にある模様の理由について知ろう

初回公開日:2022年12月01日

記載されている内容は2022年12月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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