チャウチャウの舌は青いのが正常なの？理由や特徴を徹底解説！

チャウチャウは中国原産の大型犬で小熊のぬいぐるみのような風貌の犬です。

チャウチャウは顔の周りを覆いつくすようなふさふさの毛がとても特徴的です。その毛に埋もれてしまっているつぶらな瞳や、いつも困っているような表情にチョコンとした耳が、たいへん愛らしい犬種です。

そんなチャウチャウの一番の特徴は「舌」です。皆さんはチャウチャウの舌が青黒いという事をご存じですか？

今回は、チャウチャウの舌の色とチャウチャウの特徴や性格なども併せて解説します。

チャウチャウは中国では2000年以上前から飼育されていたとされます。昔から人と生活を共にし、猟犬、番犬として飼われてきました。また人間の食用に繁殖されたというちょっと悲しい過去まであります。

チャウチャウは1880年頃イギリスの女王ビクトリアの目に留まり、家庭犬としての改良が本格化しました。

一時、大の犬種になったことから乱繁殖が起き、遺伝子異常により身体的なトラブルが起きやすくなりました。また、気性の荒い系統が広がってしまい、個体によって飼いやすさに大きく差がでた時期があります。

チャウチャウの一番の特徴は前述した青黒い舌です。

舌以外にも独特な特徴があります。それはふさふさの被毛とその毛に埋もれた奥目です。チャウチャウは一見すると“ポッチャリさん”のようですが、ふさふさの被毛に覆われた体はかなりの筋肉質です。

また何かを見るときは対象物に顔を近付ける習性を持っています。これは奥目が影響して物が見えずらいからだとされています。どこか愛嬌のあるしかめっ面と、埋もれた奥目という独特の風貌とあいまって、かわいらしい仕草に感じます。

チャウチャウの被毛はバリエーションに富んでいます。

主な毛色は全身の色が1色で、ブラック、レッド（赤茶）、ブルー（灰色）、フォーン（淡い黄色）、ホワイトもしくはクリームがあります。斑やパーティカラーの子もいますが公認されていません。

被毛はロングコートとスムースコートの2種類がありますが、どちらも厚いアンダーコートがあるので、週に2、3回 ブラッシングが必要です。

また、ダブルコートのチャウチャウは冬の寒さには強いですが、夏の暑さには弱いため夏場は暑さをしのぐ工夫が必要となります。

チャウチャウは皮膚のトラブルをおこしやすい犬種です。特に季節の変わり目、換毛期には抜け毛に対するケアは重要となります。

日本の蒸し暑さは被毛による皮膚トラブルが起きやすくなるため、こまめにブラッシングをし、皮膚状態のチェックをしましょう。部屋の湿度が高くならないように調整し、シャンプー後はしっかりと乾かしましょう。

粗めのコームやピンブラシでブラッシングすることで毛のもつれやムダ毛を取り除き、被毛と皮膚の通気性を良くしましょう。通気性を保つことで細菌の繁殖を抑える効果もあります。

チャウチャウは本来、穏和で物静かな性格であり、飼い主には従順で忠実な犬種です。しかし、「生まれつきの番犬」ともいわれているほど警戒心や独立心が強いので、知らない人に対しては攻撃的になることもあります。

頑固でマイペースな性格のため飼い主に対しても愛想を振りまくタイプではありません。しつけや散歩も自分の気が乗らなければ無視することもあります。

ペットとして飼う場合は、子犬の頃からたくさんの人や動物と触れ合うようにして、たくさんの経験をさせ警戒心が緩くなるように育ててください。

チャウチャウの特徴である青い舌。これを知らずに初めて見た人は「具合が悪いのかしら？」と思うこともあるでしょう。

チャウチャウの舌は青色であることが正常な状態なので、特に心配する必要はありません。

では、なぜチャウチャウの舌は青いのでしょうか。これまでにさまざまな理由が推測されていますが、今一つ確証にかけるのが実状です。