チャウチャウの舌は青いのが正常なの？理由や特徴を徹底解説！

なぜチャウチャウの舌は青いのでしょうか。

自然の遺伝的変異説やメラニンによる影響説など色々な理由が推測されていますが、その正確な理由は今現在解明されていません。

チャウチャウは「青舌犬」ともいわれていますが、他の犬種でも舌に紫色、青、黒い色をしたシミのようなものが現れることがあります。

それを舌斑（ゼッパン）と呼びます。舌斑は病気ではなく、人間で言うところのいわば蒙古班のようなもので、これも異常はないとされています。

そもそもチャウチャウはいつから存在していたのかもはっきりしていません。しかし、チャウチャウの起源には色々な説があります。

サモエドとチベタン・マスチフの交配により発生したという説。チャウチャウ自体が「超古代犬種」といわれ紀元前1000年以前から存在したという説。中国の古代犬種であり、今は絶滅したハン・ドッグの血をひいており、舌の色はこの血統から引き継がれているいう説。

そのいずれも確証はなくはっきりとはわかっていません。

チャウチャウのように青い舌を持つ犬種として、シャー・ペイという犬種がいます。

シャー・ペイの舌は青がかった紫色をしいます。チャウチャウと同じく、はるか昔から中国に生息していたと考えられているため、チャウチャウとは何らかの関係があるされています。

シャー・ペイもまたチャウチャウ同様に食用肉として飼育された過去があります。犬食文化は残酷ともいわれますが、中国医学では犬肉には身体を温める作用があると考えられているため、犬を食用として飼育し食べるという習慣があるとされます。

闘犬としての歴史もあり、シャー・ペイの特徴である大きな皮膚のたるみは、噛まれても致命的なケガをしないように改良されたとされます。

チャウチャウはもともとが番犬、猟犬として飼われていたため、飼い主には非常に従順で忠実です。しかし家庭犬としての歴史がまだ浅いのでしつけは一筋縄ではいかないでしょう。

番犬として有能であった半面、家族以外の人や動物には友好的ではないところもあります。

家庭犬として飼育するためには、チャウチャウとの信頼関係をしっかり築きつつ、子犬時代にいろいろな人や動物との交流を持たせることで社会化を促してあげましょう。

不審者をかぎ分ける能力が高く、飼い主を守るために攻撃性を見せることもあります。マイペースで頑固な面も持っているため、しつけは難しく初心者向きとは言えない犬種です。

個体によっては無愛想で面倒くさがりな面があるチャウチャウ。しかし、そんな距離感もほかの犬にはない魅力です。本当は飼い主さんを思う愛情がしっかりありますが、それを分かりやすく表現をしないタイプだといえます。

チャウチャウの性格は血統によるところが大きいです。信頼できるブリーダーから譲り受け、その両親や祖父母などの性格を参考にすることをします。

子犬のときにしつけができないと、かなりしつけが難しくなると言われているのがチャウチャウです。

チャウチャウはマイペースで常に自分の気持ちが優先です。飼い主がリーダーであることをきっちりと認識させることが重要です。信頼関係と主従関係を粘り強く築きながらしつけをしていきましょう。

どうしてもしつけが上手くいかない場合は、しつけに詳しいトレーナーのいるしつけ教室や出張しつけサービスなどを利用し、アドバイスを受けることも考えましょう。

チャウチャウとともに生活ために、人や環境との関わりを上手く保てるようしつけることは大切です。特に噛み癖はしつけをして正す必要があります。

チャウチャウに噛み癖のしつけをする前に、飼い主が理解しておかなければいけないこともあります。チャウチャウが噛む理由は甘噛みもありますが、人や環境、そして自分以外の犬に慣れていないことが一番の原因です

子犬のころの噛み癖を放置しないことと社会性を身に付けさせ、人や他の犬・動物に慣れさることで噛み癖を正していきましょう。

青色の舌はチャウチャウはのもつ特徴ですので安心してください。ただ、血中の酸素濃度が著しく低下した状態の時も犬の舌は青色になるので、心配な場合は動物病院に相談してください。

チャウチャウは冷静沈着で警戒心の強い犬といわれます。一方で、テディベアのようにカットした姿は実物大の子熊みたいで目を奪われます。小型犬にはないボリューミーなモフモフ感がたまらないです。

魅力いっぱいのチャウチャウと暮らしてみたらどんな毎日になるのか想像するだけでも楽しいですね。