茶色のシベリアンハスキーとは？毛色の種類と被毛の手入れ方法

シベリアンハスキーはオオカミのような頑丈な体躯と精悍な容貌を持つ反面、人に対して友好的で親和性が強いことで知られている犬種です。

原産地はシベリアの北東部とされていますが、1930（昭和5）年頃から北米を経由して用務犬からペットとして改良が加えられ、稀にオッドアイを持つ極地犬としてを博し世界に広まっていきました。

シベリアンハスキーの平均的な寿命は12～14年であり、おおむね5～6歳くらいまでが成長期とされています。ちなみに、雌雄別の平均的なサイズは下表の通りです。

シベリアンハスキーの原産地は、オホーツク海沿岸からシベリア北東部に延びるチェルスキー山脈辺りの地域からカナダの北極海に掛けてのツンドラ地帯といわれています。

シベリアンハスキーの呼称は、極東の北極圏辺りに住む遊牧・狩猟民族（俗称エスキモー）が「ハスキー」と呼ばれたことに由来していますが、古くから犬橇（いぬぞり）などをけん引して人と荷物の運搬や移動およびトナカイなどの狩猟補助のための用務犬として重用されてきました。

シベリアンハスキーの性格は、飼い主や家族などの集団に対する帰属意識や回帰本能が強いところが際だった特徴です。

シベリアンハスキー自身が集団の一員であると認識できた場合は、飼い主や家族ばかりでなく一緒に飼育されている他の小動物やペットに対しても親和性を発揮します。

その一方で、頑固で独立心が強く自我表現欲や顕示欲が強い一面があり、また飼い主に褒められたいという欲求（被褒誉欲）を持っているため忍耐強い躾を行う必要があります。

シベリアンハスキーの大きな特徴は、オオカミのような精悍な風貌・寒さに強い耐寒性・長距離を走行する強靱な忍耐力と持久力などが挙げられます。

その反面悪戯好きで好奇心が強いことから、勢い余って家財道具や調度品などにぶつかって転倒させたり破損することがありますが、余ほどのことがない限り自ら積極的に攻撃することがありません。

シベリアンハスキーは、遺伝子に由来する重篤な疾患が比較的に少ない犬種とされていますが、平均的な寿命は12～14年くらいです。

ちなみに、一般的な犬の平均寿命の比較では大型犬が10～13年、中型犬が11～15年、小型犬が12～15年となっています。そのことから、シベリアンハスキーの平均寿命は長い方の犬種といえそうです。

シベリアンハスキーの値段は入手経路によって異なりますが、取引価格はおおむね18～38万円くらいが相場となっています。

なお、シベリアンハスキーが高値で取引されるのは、血統・骨格のバランス・鼻の大きさなどが決め手となりますが、特にチャンピオンの血統を持つ子犬は30万円以上の高値が付きます。

シベリアンハスキーの被毛色は、黒・茶色・グレーなどの組み合わせによる8パターンの色合いがありますが、中には珍しい単色のホワイトの被毛を持つ子犬もいます。

シベリアンハスキーのスタンダードな色調は、シルバー＆ホワイトあるいはブラック＆ホワイトですが、ここでは以下に示すシベリアンハスキーの代表的な被毛色について紹介していきます。