の柴犬は実はかわいくない？潜在的に隠された魅力を知ろう

さて、柴犬を「かわいくない」と感じる理由を紹介しましたが、いかがでしたか。

「意外と受け入れられるかも？」と思った方には、さらに柴犬を気に入ってもらえるかもしれない「柴犬の隠された魅力」を4つ紹介します。

日本犬ならではの見た目の美しさから猟犬らしい賢い頭脳や性格について迫ります！

柴犬は日本古来の犬種です。天然記念物に指定されている柴犬は人の手による改良をなされず、原始的で気品あふれる美しさを漂わせています。

立ち耳につぶらな瞳、たくましい脚、艶のある被毛、そして印象的な巻尾は日本犬ならではの凛々しさがあります。

狼を思わせる迫力があるにもかかわらず、離れたと思ったらそっと寄り添ってくるようなあまのじゃくで寂しがりやな性格を持つ柴犬もいて、見た目と性格のギャップもかわいらしさのひとつです。

猟犬として育てられ、生存してきた柴犬は非常に頭脳明晰な犬種です。一度納得したことやしつけられて覚えたことは忘れません。

自分で考えて判断し程の自立心があり、丸一日の留守番もこなせます。また、何かを考えているような表情を見せることが多く、哀愁漂う姿はいつまでも見ていたくなるものです。

柴犬は勇猛果敢な性格で、番犬としても活躍します。柴犬は比較的寒さにも強いので、外で過ごす時間も長いでしょう。特に外飼いの柴犬は警戒心が強く、勇猛果敢に外部の敵から縄張りである家を守ります。

力強く吠えて異変を知らせるその姿は、まさに日本犬らしい魅力と言えるでしょう。吠えると言っても、愛情を込めて根気よく育てていれば無駄に吠えることもありません。

そして最後に、忠誠心が厚いのも柴犬の魅力です。家族の中でも特に「ご飯の人」「遊んでくれる人」「散歩の人」に忠実で、主人の帰りを玄関でじっと待つ姿はいじらしく思える程です。

1人暮らしの場合は愛犬からの愛情を独り占めにできますが、家族で飼っている場合、柴犬は自分にとって信頼できる人かどうかを判断して懐きます。自分より「格下」と思われてしまうと、撫でさせてもらえず飼い主として寂しい思いをすることもあるでしょう。

そんな愛犬に対していかに愛情を注いで振り向いてもらうのか奮闘するのもまた、飼い主の楽しみのひとつと言えるのかもしれません。

これまで柴犬の魅力を紹介してきましたが、「それでもかわいくない」と感じる人もいることでしょう。

ここでは柴犬の「かわいくない」イメージを変えるため、「日本犬と割り切る」「積極的なアプローチ」「一人遊びの時間を作る」「隠された魅力引き出す」の4つの方法を解説します。

本当はかわいい柴犬の魅力を見つけられるように、ぜひ試してみてくださいね。

柴犬のかわいくないイメージを変えるために、「日本犬と割り切る」という方法があります。洋犬ではなく、日本犬ならではのかわいらしさを見つけてみてはいかがでしょうか。

ペットの小型犬と言うと、どうしてもチワワやトイプードルのようなくるくると表情が変わる甘えん坊で愛らしい洋犬のイメージがあるかもしれません。

ところが、柴犬は大人しく凛々しくて、どちらかというと「かっこいい」イメージの方が強い犬種です。品のある美しさや忠誠心溢れた愛らしさに注目してみるのも新しい発見があってですよ。

柴犬は気安く撫でさせてくれないような落ち着いた性格の持ち主が多い犬種です。そんなクールな柴犬から信頼を勝ち取って愛情を向けてもらうには、こちらからの「積極的なアプローチ」しかありません。

頻繁に遊んであげたり、マイペースで長時間の散歩にも辛抱強く付き合ったりスキンシップを図ることで、少しずつ信頼関係を築くことができます。

一度強い絆で結ばれた関係はたやすく壊れることはありません。もふもふ触っても逃げることなく、いつもそばにいられる間柄になれるかもしれません。

前述の通り、柴犬は自立心の強い犬でもあります。一人遊びの時間を作ってストレスを発散させてあげることで、むやみに吠えるなどの問題行動を起こさなくなります。

おもちゃを与えたり、時にはドッグランで思いっきり走らせたりすることも大切な時間です。愛犬のメンタルコントロールを上手く行って良好な関係を保ちましょう。適度にストレスを発散してあげられると、さらに懐いてかわいく思えますよ。