の柴犬は実はかわいくない？潜在的に隠された魅力を知ろう

柴犬と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか？中型の日本犬である柴犬はトイプードルやチワワのような小型犬とは違い、「不愛想であまりかわいくはない」という印象を持っている方もいるかもしれません。

たしかに、柴犬には「かわいくない」と思えてしまう理由があります。ところが、完璧ではない分、柴犬だけの魅力があるのもまた事実です。今回は、柴犬は「はあるけれどかわいいと思えない」という方に向けて、柴犬の潜在的に隠された魅力をたっぷり紹介します！

柴犬は日本原産の小型犬で、天然記念物に指定された日本犬のひとつです。元々は猟犬として古くから暮らしてきた犬種なので警戒心が高く、飼い主への忠誠も厚いのが特徴です。そのため、番犬としても適しています。

被毛は赤茶・黒・胡麻・白の4色があります。ハリのある長毛と柔らかい短毛によるダブルコートで、年に2回毛が生え替わります。

体高はオス約39.5㎝、約メス36.5㎝程ですが、「豆柴」と呼ばれる小さな個体がいたり、成長期に著しく大きくなったりと、個体差が大きいでしょう。

柴犬は国内の飼育頭数も最も多い犬種で、私たちの生活に非常に身近な日本犬です。ところが、中には柴犬に対して「かわいくない」と感じている人もいるでしょう。

「かわいいペット」としてのチワワやトイプードルなどの洋犬と「かわいくない」と感じる柴犬は、いったい何が違うのでしょうか。

そこで、「かわいくない」と言われている理由を5つ紹介します。具体的な理由を知ることで、「意外と柴犬っていいかも！」と感じられることもあるかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね。

前述の通り、柴犬は日本で古くから猟犬として暮らしてきました。そのため警戒心が強く、あまり他人に慣れようとしません。

また、自立心が強いため頑固な一面もあり、初めて犬を飼う人にはしつけが難しいと言われています。言うことを聞いてくれないと「かわいくない」と思うこともありますが、柴犬はとても賢く、根気よくしつけをすれば必ず応えてくれます。

柴犬は一般的に他の愛玩犬とは違い、むやみに甘えたり心を開いたりしない落ち着いた性格の犬種です。

たくさん触れ合って遊びたいと思っても、飼い主であっても撫でさせてくれなかったり、触ろうとすると逃げたりすることもしばしばあります。あまのじゃくな性格の持ち主の柴犬が「かわいくない」と思われてしまうもの頷けます。

しかし、その落ち着いた性格に逆に魅了されてしまうというのもまた事実です。もちろん個体差もありますが、のんびりマイペースに過ごす柴犬に対して「振り向いてほしい！」と、まるで一途な恋心のようなものを抱かずにはいられません。

柴犬を飼うと必ず苦労するのが「換毛期のお手入れ」です。柴犬は毎年、春と秋に全身の毛が生え替わります。換毛期に入ると、定期的にブラッシングをしてもキリなく毛が抜け続けるため、部屋の掃除も苦労して「かわいくない」と思ってしまうことも。。

ところが、お手入れが大変な代わりに夏毛・冬毛の見た目の変化は飼い主にとっての楽しみでもあります。

夏はスタイリッシュに、冬はふわふわになり、まるで生まれ変わったかのように顔の毛色も年々変化するので、苦労の分だけかわいさも増しますよ。

かわいくないと感じる理由に「落ち着きすぎる性格」を挙げましたが、実は「元気すぎる行動力」も柴犬の特徴的な性格のひとつです。

柴犬は元気すぎるがゆえに、他の小型犬のように「優雅なお散歩」や「適度に遊ぶ」というのがあまり向いておらず、かわいくないと思うこともあるでしょう。

特に子犬の頃は元気いっぱいです。猟犬出身の柴犬は体格がしっかりしているため力が強く、ストレスを発散させるためにも「全力で」遊んであげることが大切です！

「子犬のときはかわいかったのに、成犬になったらかわいくない」と思ったことはありませんか？実は、柴犬は子犬と成犬の見た目や性格のギャップが大きいので「かわいくない」と思ってしまうのも無理はありません。

子犬のときは人懐っこく愛らしい印象の柴犬ですが、生後1年もすれば体格もしっかりとしてきて大人の顔つきになります。

性格も徐々に落ち着き、あまり人に媚びなくなります。ただし、このギャップは愛情を込めて世話をしていれば「愛しい」と感じてかわいく思えるものだから不思議です。