世界最大級の淡水魚！ピラルクの飼育方法6つ｜生態や特徴を紹介

軽く1メートルを超える魚種がピラルクですので、最低でも3メートル四方のアクリル水槽の用意が望ましいです。

ピラルクの販売価格相場は、稚魚で3万円前後が主流です。そして、水槽は生涯飼育を仮定して200万円以上の物と想定しておくとよいでしょう。形やサイズによって、ほとんどがオーダーメイドとなります。

一般的には、水槽サイズから見てもピラルクは水族館で見て楽しむ種類と言えます。ですが昨今のアクアブームの影響もあり、頑張れば家庭でも飼えない魚種ではありません。ただやはり、膨大な敷地面積と資金が必須でしょう。

随時新たな水が流水する仕組みのオーバーフローフィルターという水替え装置が必須で、準備しておくと日頃のわずらわしい頻繁な水替えをしなくて済みます。

やはり、会社へ勤める人にとって問題なのは水替えや掃除です。1日あれば1人で頑張って終えられる作業ですが、重労働ですので体力・気力勝負な面もありますので、オーバーフロー式のフィルターは必須です。

とくに大型になる飼育魚には常にきれいな水が望ましく、常時透明度が高いとピラルクのストレスも大きく軽減します。

水槽設置には照明が必要です。照明にも種類があり、水槽上部へ置くタイプと天井から吊るすタイプがあります。

ピラルクを入れる超大型水槽の場合、置くタイプではサイズが規制品としてありませんので、天井より吊るすタイプの照明を設置します。

鑑賞にも影響しますし、照明は魚の昼夜をつくる重要なアイテムでもあります。1日の中で朝と昼をかねた環境をペットである魚へつくってあげましょう。

アマゾン川などの熱帯地方に生息する、温水を好むピラルク。飼育下では、年間をとおして高い水温を維持する装置のヒーターが必須です。

日本では地域によって、室内でも真冬は水温がかなり低くなってしまいます。熱帯地区でも10℃以下となり、ピラルクの飼育には危険な水温です。

消耗品でもあるのがヒーターですので、水温が狂っていないか定期的なチェックをして、ピラルクにとって最善な水温をキープしてあげましょう。

ピラルクは飛び出す可能性がある魚ですので水位を低めに設定して、なおかつ水槽へふたをすることが最善です。

ビッグサイズの既製品のふたはありませんのでオーダーメイドで準備し、飛び出し防止の重しと考えるとよいでしょう。ピラルクは凄まじい力で飛び跳ねる魚ですので、しっかり固定できるふたがです。

重みと厚さがあるふたを水槽に合わせた材質（木製・金属製）でつくり、水槽上部の隙間を埋めましょう。

ピラルクは平均寿命が15年とも言われている魚種で、エサをもらう際には飼い主へもアピールしてくるかわいい魚です。家族の一員として健康的な飼育が楽しめる、ピラルクの飼育法を順に見ていきましょう。

ほとんどの熱帯魚の平均的な飼育水温は25℃で、ピラルクの飼育も同じ水温で構いません。先にもあったようにヒーターを使って水温を常に維持します。

ただし、サーモスタットという器具も必須です。これにより25℃で設定した水温を維持できる状態になります。

サーモスタットがなかったり壊れたりしていると、どんどんと水温が上昇したり低下したりといった危険なことが生じます。やはり、定期的な水温チェックが大事です。