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ダイオウイカの寿命は?謎に包まれた生態を知るための豆知識を紹介

更新日:2024年08月13日

ダイオウイカの寿命はどのくらいか知っていますか?この記事では、世界最大級の無脊椎動物であるダイオウイカの生態や寿命について色々紹介しました。伝説上の生き物と思われていた巨大なイカの存在が認知され始めたのは、近年のことです。ぜひ、ダイオウイカ魅力を知りましょう。

ダイオウイカの寿命は?謎に包まれた生態を知るための豆知識を紹介

謎の怪物「クラーケン」はダイオウイカ?

「クラーケン」とはいわゆる伝説の生物です。元々はノルウェーに伝わっている海の怪物のことで、船が沈む原因の一つとされてきました。

人や文献によっては「クラーケン」は軟体動物で、イカであったり、タコであったりと様々な仮説が立てられてきましたが、近年の動物学者によると、それが実在のダイオウイカのことを指しているならば、説明がつくと言われています。

ダイオウイカは発見されているのは最大で約18メートルですが、20メートルを超えるものがいるだろうと推定されています。

このことから、決して違うとも言えないし、そうだとも断定は未だにされてはいませんが、深海生物へのロマンや興味がつきない逸話です。

ダイオウイカが発見されると大地震が起こる?

近年、ダイオウイカが浜辺に打ち上げられたり、水揚げされたというニュースをよく聞きます。その事が、地震がくる予兆なのではと言われているのには理由があります。

日本には小笠原諸島近海に生息していると言われているダイオウイカですが、発見が相次いだのは日本海側なのです。当時は西ノ島の噴火や、伊豆諸島の大地震などが発生していました。

ダイオウイカは温暖な深海に生息しているのですが、それが水中になんらかの異変、水中での地震や噴火などの環境変化によって水温が変化し、生息域の変化や地上付近に現れるのではとも考えられています。

ただ、はっきりとした証拠や文献はなく、あくまでそうささやかれているという仮説です。

ダイオウイカは食用に向いているのか?

結論から言いますと食べることは可能です。

ただ食べられるというだけです。前述した通り、ダイオウイカはアンモニアを体内に有し、浮力を得ています。そこからも想像できるように、とにかくアンモニア臭く、とてもイカのお刺身などの生食を出来る味ではないそうです。

比較的なんとか口に出来るのはダイオウイカのスルメなのですが、あの大きさなので、加工工程の塩抜きや乾燥がとにかく時間がかかり、とてもではないが、また食べたい、作りたいものではないようです。

ダイオウイカの生態や寿命を知ろう

ダイオウイカは、暖かい深海に生息し、暗い海の底でも周りを見ることが出来る大きな目を持つ、世界最大級の無脊椎動物です。

食事をする時は、二本の長い腕を使って獲物を捕捉し、残りの腕で獲物を抑えながら、尖った口で獲物を削るように食べます。小魚や小型のイカなどのほかにクジラを襲っていたという報告例もあります。

寿命は最長5年と言われていますが、飼育例がないことから推測の域を出ていません。また寿命は短いと2~3年とも言われています。

ダイオウイカは生態も寿命もまだまだ研究が始まったばかりです。これから先、実は寿命が長いダイオウイカを発見できる可能性もあるのではないでしょうか。

初回公開日:2022年07月08日

記載されている内容は2022年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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