シジュウカラはどんな鳥？飼い方の注意点や観察グッズをご紹介

シジュウカラの飼い方の注意点の1つ目は、シジュウカラは野鳥だということです。

上記でも述べたように、野鳥のシジュウカラを飼育することは鳥獣保護法によって禁じられています。

そのため、シジュウカラの特徴や飼い方をいくら知っていても、野生のシジュウカラを捕獲、飼育してしまうと違法になってしまいます。

しかし、どうしても合法的にシジュウカラを飼育したい場合、外国産のシジュウカラを小鳥専門店で購入する必要があります。

そこでとても重要な点は、信頼できるペットショップで購入するということです。輸入許可証付きのシジュウカラでないと、違法になってしまいます。

シジュウカラの飼い方の注意点の2つ目はとして、共食いがあげられる。

小型でかわいらしい見た目とは裏腹に、シジュウカラを複数飼育してしまうと、共食いが起きてしまいます。

もしも複数匹のシジュウカラを飼育したいと考えているのなら、一羽ごとに鳥かごを分けるなど、飼い方には注意が必要です。

シジュウカラの飼い方の注意点の3つ目は、餌です。

上記でも述べたように、シジュウカラは雑食で、主に木の実や果実、昆虫やクモを食べます。ほかにも配合飼料やミルワームを食べますが、シジュウカラの大好物はヒマワリの種です。

しかしシジュウカラはヒマワリの種の中身だけを上手に抜いて食べるため、シジュウカラの食後に散らばったヒマワリの殻は掃除をしなければならないなど、飼い方には注意が必要です。

シジュウカラの飼い方の注意点の4つ目は、巣箱です。

野生のシジュウカラを捕まえることは禁止されていますが、観察することはできます。野生のシジュウカラを観察したいときは、巣箱を作りましょう。

巣箱とは、木の裂け目やくぼみなどに営巣する習性をもつ鳥に人為的に営巣場所を提供するための箱のことです。

シジュウカラの天敵であるカラスなどから身を守れるように丈夫なものが好ましいなど、飼い方における巣箱の特徴も重要です。

何度も述べているように、シジュウカラは基本的に野鳥観察によって楽しむべき鳥です。無断で捕獲、飼育をしてしまうと、罰せられてしまいます。

罰せられると聞くと怖いですが、シジュウカラのヒナを見つけたり、やむを得ず保護をすることになったらあなただったらどうしますか。

ここまでは飼い方の注意点を紹介しましたが、飼い方の次はシジュウカラを保護した時の対応方法を紹介していきます。

まずは、あなたが保護したシジュウカラがヒナの状態だった場合、どうすればいいか紹介します。

ヒナがけがをしていたり、天敵であるカラスに襲われそうになっていて、放っておけないと感じた場合は、各都道府県の鳥獣保護担当部署に相談しましょう。このとき、保護のために飼育する場合にも許可が必要です。

しかし迷子だと思われたり、親から離れてしまったと思われるヒナの中には、単にうまく飛べずに休んでいる場合や、親がすぐ近くで見守っている場合があります。

人がヒナの近くにいると、怖がってヒナの親は近寄ることができません。ヒナを遠くから見ているだけでは危険と判断したら、近くの枝にとまらせておいたり、カップ麺などの空きカップに入れて、ヒモなどで近くの枝につるしておきましょう。

また、すべてのヒナが成鳥になるわけではありません。生きるためにヒナを食べる動物もいます。生態系を守るためにもヒナを見つけてもそっとしておきましょう。

野生のシジュウカラを保護のために飼育する際にも、届け出が必要です。

ヒナを保護するだけだからといって届け出を出さないと、鳥獣保護法によって罰せられてしまいます。

シジュウカラの飼い方をマスターしても、野生のシジュウカラを捕まえて飼育するのはできませんが、観察することはできます。

ここではシジュウカラを観察するのにグッズを紹介します。これをみればあなたのシジュウカラの観察はより効率的に、より楽しくなるでしょう。