尻尾の長い猫の種類6選！しっぽが長い特徴から考えられる性格

日本猫は外で生活する野良猫が多く、そのため警戒心が強いですが、海外では猫は室内飼いが基本のため、外敵が少なく物怖じしない性格になったのではないかと言われています。

尻尾の長い猫の中には好奇心が強く、活発な種類が多くいます。通常猫は水に濡れるのを嫌がりますが、水に入るのが好きな猫もいるくらい、好奇心旺盛です。

尻尾の長い猫はしなやかな尻尾の動きが猫らしく、優雅で美しいです。

世界で有数尻尾の長い猫としてギネス認定されているのは、メインクーンという種類の猫でしたが、他にも尻尾の長い猫の種類がいくつかあります。

シャム、ベンガル、ノルウェージャンフォレストキャット、アビシニアン、シンガプーラ、メインクーンの6種類それぞれの特徴と習性を見ていきましょう。

シャムネコはしなやかな筋肉がついた、すらっとした細身の容姿が美しい猫です。オフホワイトの毛色をベースとして、顔、耳、足、しっぽにベースよりも濃い色のポイントがあります。体重2～4キロの中型の猫で、毛は短毛のシングルコートです。

猫らしい性格をしており、人懐っこい部分と自己中心的な部分の二面性があります。また大変おしゃべりが好きな猫なので、鳴き声は大きく独特なしわがれたような声で鳴きます。

ベンガルは美しいヒョウ柄と、筋肉質でやや長い胴体という野性味あふれた容姿が特徴的な猫です。野生のヤマネコ（アジアンレオパード）とイエネコの交配によって誕生し、活発で運動量が多い猫です。体重4～8キロのやや大きめの中型で、短毛のシングルコートの被毛です。

性格は見た目によらず温和で甘えん坊なところがあります。社交的なので飼い主と一緒に遊ぶことも好みます。猫にしては珍しく水を嫌いません。

ノルウェージャンフォレストキャットは、がっしりとした体格に密度のあるふさふさの毛が特徴のやや大きな猫です。

体重は4～7キロの大型で、毛は水や脂をはじくように皮脂で覆われた長毛ダブルコートに覆われています。毛が長く絡まりやすいので、1日1回ブラッシングをしましょう。

性格は穏やかで賢く、人やほかの猫とのコミュニケーションをとることができます。長毛の猫の中では活発な部類なので、室内でもしっかり運動できるように環境を整えることが必要です。

アビシニアンはきれいなアーモンド形の目とその下にあるクレオパトラライン、輝く被毛が優美な猫です。体重は3～5キロの小さ目の中型で、毛は短毛のダブルコートです。

1本の毛のなかにも濃淡があり、光を浴びるとキラキラ輝く模様が見られます。このティックド・タビーと言われる縞模様がアビシニアンの特徴の１つです。ダブルコートなので抜け毛は多少多いです。

性格は好奇心旺盛で運動能力が高いですが、自分の名前を憶えたり、呼んだら近くにきたりと賢い部分も持ち合わせています。大変遊び好きで犬のような性格とも言われます。警戒心より好奇心のほうが強いので、室内でもケガをしないように配慮が必要です。

シンガプーラは世界最小のボディと、少し釣り目の大きな瞳、輝く被毛がチャーミングな猫です。体重は2～3キロの小型で、毛は短毛でシングルコートです。

小さな容姿で目がくりっと大きく、耳も付け根が広く大きいので可愛らしい印象を受けます。また鳴き声も比較的小さく飼いやすい品種です。寒さには弱いので温度管理は必要になります。

性格は甘えんぼで好奇心旺盛、飼い主のことが大好きで一緒に遊ぶと喜びます。小さいですが行動はダイナミックで高いところに登るのも好きです。