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尻尾の長い猫の種類6選!しっぽが長い特徴から考えられる性格

更新日:2024年11月19日

日本では珍しい、尻尾の長い猫とその理由について。尻尾の長い猫の種類、特徴や性格をまとめてご紹介します。シャム、ベンガル、ノルウェージャンフォレストキャット、アビシニアン、シンガプーラ、メインクーンの6種類をご紹介します。

尻尾の長い猫の種類6選!しっぽが長い特徴から考えられる性格

しっぽの長い猫の歴史

イエネコの祖先リビアヤマネコは、もともと長いしっぽを持っています。バランスをとったり、防寒具の役割を果たしたり、感情を表したりするため、必要な機能として長い尻尾は受け継がれてきました。

ですが、日本では尻尾が曲がり、鍵状の尻尾を持った猫や、尻尾が短い猫がよく見られます。

平安時代から鎌倉時代にかけて描かれた「鳥獣戯画」の猫は尻尾が長いですが、江戸時代に猫ブームが起き、ネズミ退治をさせるため、それまで紐でつないで飼っていた猫を外に放つようになりました。

その当時は尻尾の短い猫が縁起が良いとされ、餌など優遇されたため日本では尻尾の短い猫が増えたと言われています。

尻尾の長い猫の特徴

尻尾の長い猫には、見た目がふさふさの猫もいれば、スタイリッシュな猫もいますが、共通している特徴があります。

共通点に着目してみましょう。

尻尾の長い猫の特徴

  • 感情表現を汲み取りやすい
  • 海外からの品種が多い
  • 劣性遺伝

感情表現を汲み取りやすい

しっぽで感情表現をするのは犬だけではありません。猫のしっぽも犬と同じように、感情を素直に表してくれるバロメーターです。

表情では読み取れない些細な気持ちの変化も、尻尾を見れば一目瞭然です。尻尾をゆらゆらと振ったり、ぴっと立てたり、ぶわっと膨らませたりして気持ちを伝えています。尻尾が短い猫に比べて、尻尾の長い猫はしっぽの動きが大きいため、感情が読み取りやすいと言えます。

海外からの品種が多い

日本も海外も、昔は尻尾の長い猫が主流でしたが、日本では「猫又伝説」の話が広まり、尻尾の長い猫よりも尻尾の短い猫が優遇されました。

海外では、日本のような猫の尻尾にまつわる迷信はなく、ネズミ捕りにおける運動神経(バランス能力)や、寒い地域での防寒機能をもった、尻尾の長い猫が生き残ったため、海外の品種は尻尾が長いです。

劣性遺伝

尻尾の長い猫と尻尾の短い猫を交配すると、高確率で尻尾の短い猫が生まれます。
尻尾の短い猫の遺伝子は子どもに受け継がれやすく、尻尾の長い猫の遺伝子は子どもに受け継がれにくいため、前者を「優性遺伝」、後者を「劣性遺伝」と言います。

「劣性遺伝」というと、「何か不便があるのではないか。」「体が弱いのではないか。」など心配になりますが、そうではないのでご安心ください。

尻尾の長い猫の性格

尻尾が長い猫は、高貴なイメージや優雅なイメージがありますが、意外と性格は気取ったところがなく、人懐っこい子も多いです。

個体差はありますが、共通の性格をまとめました。

尻尾の長い猫の性格

  • 感情表現が豊か
  • 好奇心旺盛

感情表現が豊か

尻尾の長い猫は感情表現が大きくわかりやすいです。よく尻尾を観察していると、猫が何を考えているのかがわかります。

垂直にピッと尻尾を立てているときは、嬉しい時や甘えたい時です。家に帰ってきた飼い主を迎える猫の尻尾はまっすぐ上に立っています。

尻尾をぶわっと膨らませるときは、怒っている時や、驚いている時や、威嚇している時です。怒っている対象物と距離を離すか、そっとしておきましょう。

犬は嬉しいと尻尾を激しく振りますが、猫の場合は逆です。ゆっくり振るときは、機嫌が良くリラックスしている状態で、高速で振っているときは、不機嫌であったり、落ち着かない時によく見られます。
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初回公開日:2019年08月22日

記載されている内容は2019年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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