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レパードキャットってどんな猫?特徴やベンガルなどについても紹介

更新日:2024年02月29日

レパードキャット、ベンガルが飼いたいと考えている方の中には、猫の性格や飼い方などに不安や疑問を持っている場合も多いでしょう。この記事ではレパードキャットとベンガルの違いや特徴、習性について紹介しています。興味のある方はぜひ読んでみてください。

レパードキャットってどんな猫?特徴やベンガルなどについても紹介
「レパードキャットってどんな猫?」
「レパードキャットとベンガルってなにが違うの?」
「ベンガルを飼うときに気を付けたいことやかかりやすい病気ってある?」
このようにレパードキャットやベンガルについて、疑問に思うことがあるでしょう。

この記事では、レパードキャットとベンガルの違いやそれぞれの特徴を挙げながら、性格や飼育方法を紹介しています。

この記事を読めば、レパードキャットとベンガルは家で飼育できるのか、どのような環境で飼うのが適しているのかわかります。

また、おすすめの入手先や気を付けたい病気、お手入れの方法も紹介しているため、実際に飼い始める際の参考にもなるでしょう。

ベンガルを飼いたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

レパードキャットってどんな猫?

レパードキャットってどんな猫?特徴やベンガルなどについても紹介
レパードキャットは、ベンガルヤマネコの別称です。西からアフガニスタンからインド、バングラデシュ、タイ、中国、シンガポールまでアジア地域を中心に生息しているため、アジアン・レパード・キャットと呼ばれることもあります。

日本の天然記念物に指定されるツシマヤマネコ、イリオモテヤマネコは、レパードキャットの亜種になります。

IUCN(国際自然保護連合)が定めている絶滅危惧種レッドリストによると、レパードキャットのカテゴリーは「低懸念」とされており、近い将来において絶滅の恐れは低いと言えるでしょう。

しかし、日本においてはツシマヤマネコ、イリオモテヤマネコ共に「絶滅危惧種IA類」に分類されているため、ごく近い将来の絶滅が懸念されています。

出典・参照: Prionailurus bengalensis (Mainland Leopard Cat)|IUCN

出典・参照: ツシマヤマネコとは|環境省

体の特徴

レパードがヒョウという意味であるように、レパードキャットは体がヒョウの模様になっているのが特徴です。

短毛で、色は黄褐色などのブラウン系やシルバーなどさまざまですが、腹側は白に近い色です。首と頬に黒いラインが入り、体全体に黒や褐色の斑点が縦に並んでいます。また、しっぽの斑点は先端にかけてリング状になっていきます。

体長は約40~60cm、しっぽは約23~29cmで、体重は約3~6kgです。

レパードキャットは、生息範囲が広いため体の大きさは地域によって体毛や大きさに差があります。一般的に、北方に住む個体は淡い色の長毛で毛が密である一方、南方に住む個体はブラウン系の毛色で粗く短毛になります。

習性

レパードキャットは基本的に夜行性ですが、明け方や夕方に活動する薄明薄暮性の特徴も持っています。昼間に活動する例も報告されていますが、基本的に日中は木の洞や岩の隙間などを巣穴として潜み、暗くなると活動し始めます。

エサはリスやネズミ、鳥やトカゲなどを木に登って獲物を捕獲する肉食です。一方で、水辺を好み泳ぐのも得意であるため、水中の生き物を捕食することもあると言われています。

レパードキャットは繁殖期も地域によって差があります。東南アジア地域では1年中、北方では1~3月頃が繁殖期になります。一度の出産で平均2~3匹の子どもを産みます。繁殖期以外は単独で行動し、一夫多妻です。

ペットとして飼うことはできない

レパードキャットはワシントン条約により、家庭内でペットとして飼うことが禁止されています。

ワシントン条約とは、絶滅する可能性がある野生動物の国際取引に関する条約です。絶滅のおそれのある野生動物を3つに分類し、取引の規制を定めています。

レパードキャットは、ほとんどの地域では商業目的の取引が可能な「附属書Ⅱ」に分類されていますが、バングラデシュやインド、タイに生息する個体は学術研究の取引のみ可能な「附属書Ⅰ」に属しています。

そのため、レパードキャットは動物園での飼育は認められていますが、家庭内で飼うことが許されていません。

しかし、上野動物園、天王寺動物園、福岡市動物園、大宮公園小動物園など、規模の大きな動物園でも飼育されていないところがほとんどです。日本では唯一、鹿児島県の平川動物公園で飼育されています。

出典・参照: ワシントン条約について(条約全文、附属書、締約国など)|経済産業省

ベンガルってどんな猫?

ベンガルは、人為的に生み出された猫の種類です。アメリカ人の繫殖家が、イエネコとレパードキャットを交雑したことが始まりです。ベンガルとして血統が認定されたのが1980年代であることから、比較的新しい種の猫と言えるでしょう。

現在ではベンガルとオシキャット、シャムなどと交配し、さらに新しい猫種も生まれています。

しかし、いくつかの血統認定団体は野生の猫の交雑を禁止しているため、ベンガルの登録は認められていません。

体の特徴

ベンガルの体の特徴は、野性的な見た目でしょう。頭は小さめでアイラインの入ったアーモンド形のつり上がった目など、ほかの猫とは違った野性的な印象を与えます。

ベンガルの毛色はブラウン、白、シルバーの3種類です。柄はレパードキャットのような不規則なぶち模様を持つ個体「スポテッド」と、渦巻き模様の個体「マーブル」に分かれます。また、濃淡のあるぶち模様のことは「ロゼット」または「ロゼッタ」と呼ばれています。

ベンガルの体格は猫の中では比較的大きなサイズの、ロング&サブスタンシャルタイプになります。胴体は長めで筋肉質であるため、引き締まった印象を与えるでしょう。オスの方が、メスに比べてやや大きく育つ傾向があるのも特徴です。

性格

ベンガルは野性的な印象を与える猫ですが、性格は穏やかであることが一般的です。賢い猫とも言われているため、しつけも比較的楽でしょう。

しかし野性的な面も持ち合わせているため、活発で遊ぶことが大好きです。水が苦手な猫が多い中、ベンガルは水遊びが好きな個体が多いことも特徴といえます。活発すぎる性格から、初めて猫を飼う人には向かない猫種と言われることもあります。

野性的な性格としてはほかにも、視覚や聴覚などが敏感であることが挙げられます。ちょっとした物音や動くものに対して、過敏に反応することがあるでしょう。

また、人が好きで甘えん坊であることもベンガルの特徴です。社交的な性格でもあるため、多頭飼いにも向いているでしょう。ただし、オスは縄張り意識が強いため、仔猫のうちから多頭飼いにしたりメスと一緒に飼ったりするのがおすすめです。

そして、ベンガルの寿命は14歳前後が平均と言われています。しかし、猫の寿命はストレスや生活環境によっても変わるでしょう。

ベンガルをペットとして飼う方法

猫も飼い主も幸せに暮らすためには、猫の性格や習性も考慮して飼い始めるのがおすすめです。

ここからは、ベンガルをペットとして飼う場合に気を付けたい環境や食事などを紹介します。
次のページ:ベンガルを迎え入れる方法

初回公開日:2022年12月07日

記載されている内容は2022年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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