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老犬が夜泣きをする原因とは?飼い主がしてあげられる対策を紹介

更新日:2024年10月04日

老犬の夜泣きの理由がわからず対応に戸惑っている方は多いでしょう。本記事では原因に応じた対処法や、夜泣きする前に知っておきたい対策について紹介しています。老犬の夜泣きでお困りの飼い主の方や、今から対策をしておきたい飼い主の方などは是非チェックしてみてください。

老犬が夜泣きをする原因とは?飼い主がしてあげられる対策を紹介
原因によって対応は様々ですが、飼い主が愛犬にしてあげられることは多いです。

老犬が安心して生活するのに適した環境を作ってあげることを前提に考えれば、人間に対する場合とそう変わりはありません。寝苦しそうであれば寝床を見直し、お漏らしを気にしているようでしたら犬用おむつを使用することで改善する子もいます。

老犬になると元気そうにしていても若い頃と比べると、体力や筋力が落ちてしまっていますので、今まで通りにいかないことも増えてきて、それがストレスや不安の要因になっていることもあるでしょう。

些細な変化も気にするようにして、適宜見合った道具を用いて、愛犬が心地よい生活が送れるよう努めてあげましょう。

動物病院で診察してもらう

コンスタントに夜泣きをし始めるようになったら、まずは体の不調を疑い病院で診てもらうのがいいでしょう。体の不調によって痛くて鳴いている場合や、認知症などの病気の場合は、診察を受けることで愛犬の状態も明確になり、治療することで改善することもあります。

万が一、病気以外の原因からくる夜泣きだと診断されたとしても、医師から様々なアドバイスをいただけるでしょう。

睡眠環境に問題があれば改善する

まずは、愛犬が使っている寝床が本当にあっているかどうか確認してみてください。老犬でも動き回れる元気のある犬の場合は、毛が長かったりすると爪にひっかかってしまったりして危ないです。また、素材や柔らかさに好みがある子もいます。

それぞれの寝床のメリットとデメリットを紹介しますので、愛犬にあったものを選ぶ参考にしてください。

高反発ベッドのメリット
・一定の硬さがあるため寝返りしやすく床ずれ予防に良い
・通気性がよくすぐ乾き丸洗いできるものが多い

高反発ベッドのデメリット
・冬場の保温性に期待はできない
・柔らかい触感のベッドが好きだったり慣れている犬は落ち着かない可能性がある

低反発ベッドのメリット
・柔らかく体に合わせて変形してくれるため、寝る体勢が定まらない犬に良い
・保温性があるため冬場の使用に向いている

低反発ベッドのデメリット
・足腰が弱ってきている犬は足をとられる恐れがある
・寝返りがしにくく床ずれの危険がある

また、個体それぞれの性格や癖で、頭や首の置き場がだんだん決まってくるものです。いつもの定位置に頭を配置しようとして、定まらずもぞもぞしている様子が見られた時は、ビーズクッションなどを使い位置を固定してあげるといいでしょう。

夜中に泣いても叱らないようにする

鳴き声で夜中に起こされてしまうと、苛立ちやご近所迷惑なのではないかという気持ちが先立って、犬を叱ってしまいたくなるでしょう。しかし、老犬の夜泣きには様々な理由があります。

理由もわからないまま頭ごなしに叱れば、今まで培ってきた愛犬との信頼も崩れてしまうためよくありません。まずは愛犬の様子を見て、何が原因なのか理解するようにしましょう。

近所に挨拶をしておく

夜泣きは、対策をしてすぐしなくなるものではないので、近隣に住む方の理解も必要です。何の説明もしないままにしておくと、ご近所さんにしてみれば騒音という迷惑行為でしかなく、飼い主の元に苦情を言いにくる可能性もあります。

事情を一言説明しておくことで、相手の印象も違ってきますし、飼い主の心の荷も少し下りるため、悩まずに打ち明けるようにしましょう。

おむつをつけてあげる

お漏らしなどをする恐れがある場合は、犬用おむつを使用することで寝床への粗相を予防し、愛犬が快適に過ごせる場合もあります。

おむつは犬の大きさや犬種によって種類が分けられている場合もありますが、老犬になると痩せて、犬種やサイズを見て買っても合わない場合があるので注意が必要です。

また、長時間の使用は蒸れやかぶれの原因になりますので、夜寝る時間や、排泄のおおよそのタイミングを見計らってつけるようにしましょう。

なお、おむつを使用することで蒸れやかぶれを引き起こしたりすることもありますし、何度トレーニングしてもおむつに慣れることができない個体もいます。そういう場合は、トイレシートを何枚か腰の下に敷いてあげた方が、取り替えもスムーズで清潔に使えることもあります。愛犬に合わせていい方法を選ぶようにしましょう。

シートの場合も、おむつの取り替えの時もそうですが、取り替えるのと一緒にペット用のウエットティッシュなどで汚れを拭き取ってあげると、愛犬も心地よく過ごせます。

防音グッズを利用する

夜泣き対策は、行ってすぐに効果が出るとは限りません。近隣に住む方への騒音対策や家族の安眠を考え、取り外し式の防音パネルや防音効果のあるカーテンなどを取り入れるといいでしょう。

老犬のお世話にはただでさえ根気が必要なのに、そこに夜泣きによる不眠と、ご近所からの騒音に対する苦情も加わってくると、心身共に疲れてしまいます。犬のことだけではなく、飼い主の健康も考えて対策をしておきましょう。

生活リズムを整えてあげる

老犬は夜泣きによって夜の間に寝られないと、昼夜逆転した生活に変わっていってしまいます。夜疲れてすぐ眠れるように、日中は適度な運動や日光に当たる時間を設け、定時に適量の食事を摂ることで、通常の時間に眠くなるように働きかけてみましょう。

また、朝は明るくなって起きる、夜は暗くなって寝るという1日の流れを意識させるためにも、夜中に寝る時は部屋の照明はできるだけ落として、暗くするようにしましょう。

夜泣きの原因の1つとして空腹や喉の渇きもありましたが、これもご飯の時間や回数を変更したり、与える方法を変えたりするだけで通常のリズムに戻していくことができます。

老犬は、一度にたくさんの量を食べることができないため量を減らし、食事回数は3、4回に増やしてみましょう。量を減らすため、必要な栄養バランスをとれるよう食事内容にはこだわってあげてください。

食器や水入れは、首を上下させて疲れることがないよう、高さや角度を変えられる餌台などを活用してみると、食べやすいため食事に積極的になってくれる可能性があります。愛犬にあったものを準備するといいでしょう。

老犬が夜泣きをした時の対策

犬の夜泣きは、主に飼い主に何かを要求している場合が多いため、何を不自由に感じているのか犬の気持ちを状況から汲み取って、対応してあげることが大事です。

寝床が汚れていて眠れずに変えて欲しい、喉が渇いた、お腹が空いたなどの要求であれば、答えてあげましょう。

また、耳や目が悪い老犬だと、飼い主の居場所が掴めずに不安で鳴いていることがあるので、そういう時は驚かさないように声をかけてあげたり、撫でてあげたりして、安心させてあげましょう。

夜泣きをした場合でも、犬を決して怒ってはいけません。犬も理由があって鳴いているので、それを無視したり頭ごなしに怒ることで、飼い主との信頼関係が崩れてしまいます。なぜ鳴いているか原因を解明するためにも、犬に寄り添ってあげましょう。

老犬が夜泣きをしないように予防する方法について

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初回公開日:2022年07月28日

記載されている内容は2022年07月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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