茶色（赤色）の柴犬は人気の種類？特徴や価格相場などを詳しく解説

「柴犬を飼いたい」
「柴犬の毛色はたくさん種類があってどれが人気なのか知りたい」
海外でも絶大な人気を誇る日本の固有犬種の柴犬、毛色や大きさなど同じ柴犬でも見た目も性格も異なります。

その為、どの色の子が人気なのか気になる方も少なく無いのではないでしょうか。

この記事では、茶色（赤色）の柴犬の基本的なデータを中心にまとめ、茶色（赤色）の柴犬が人気の種類なのかについて解説します。併せて、特徴や価格の相場、その他の毛色や変化などについても記載しています。

この記事を読むことで、柴犬の人気の種類や価格相場などについて理解することができるでしょう。また、子犬を選ぶ際のポイントや、柴犬が遺伝的にかかりやすい病気についても解説しているので、是非参考にしてみてください。

柴犬と言われて真っ先に思い浮かぶ色は、この茶色（赤色）だと思います。

公式に認められている柴犬の毛色は、「赤（茶色）」「黒褐色」「胡麻」「赤胡麻」「黒胡麻」の五色になります。他の犬種と比べると色の種類は少ないですが、これは柴犬固有の姿をできるだけ残そうとした結果です。そう考えると、五色も種類があるのは多いと考えられます。

その柴犬の中でも、全体の約80パーセントを占めるのが「赤」すなわち皆さんが真っ先に思い浮かべた茶色の柴犬です。

この茶色（赤色）は柴犬の中でもとても人気がある毛色になります。

ここでは、日本固有の人気犬種である柴犬の基本データについて解説していきます。

柴犬という名前の由来や歴史、性格や平均的な寿命など細かく項目ごとに紹介しましょう。

柴犬は日本各地に幅広く生息している為地域ごとに様々なルーツや由来が存在します。ここでは、全てを紹介することはできません。しかしどれもその地域ごとの風土や伝統の上に成り立っていますので、その点を頭に入れておきましょう。

柴犬の歴史はとても古く、柴犬の祖先は縄文時代まで遡ります。その頃から柴犬は、人間と生活を共にしており、主に小動物を狩る猟犬として活躍していました。

しかし、時代が移り近代になると、今のようなペットとして人間と生活を共にする柴犬が現れ始めました。そんな柴犬ですが、現在までの歴史の中で絶滅の危機がいくつかあったのです。

明治頃になると開国の影響で、狩猟用に西洋から多くの洋犬が日本に輸入されました。そのことから、西洋犬と柴犬の交配が始まり昭和の始め頃には純粋な柴犬の数はごく僅かになってしまったのです。その後も、日本が経験した戦争の影響などで、食糧や毛皮などとして利用され減少の一途を辿っていました。

また、毛色によっては柴犬として認められず純血の柴犬であるにもかかわらず、血統書がつかないといった柴犬も存在していたのです。

そのような中、柴犬を保護する運動が始まり国の天然記念物に指定され、現代のように外国でも絶大な人気を誇る犬種の一つとなりました。

柴犬と呼ばれる由来については諸説あります。

背の低い草木を総じて柴と呼ぶこと。さらには、犬たちの活動拠点に背の低い草木が多く色も枯れた芝に似ていたからと言った説や、古来の日本の言葉で柴が「小さいもの」を指す言葉だったからなどです。

中には、柴村という村で多く飼われていた犬だからと言った説もあります。

柴犬は、日本各地に広く分布しておりその地方ごとに様々な由来があります。そう言った点も柴犬の魅力の一つと言えるでしょう。

上記でも記述しましたが、公式に認められている柴犬の毛色は「赤（茶色）」「黒褐色」「胡麻」「赤胡麻」「黒胡麻」の5色になります。また非公式ながら、「白」の柴犬も存在します。白の柴犬は、近年展覧会などで入賞したことで、柴犬として認知され始めました。

犬種にもよりますが柴犬は、顎からお腹にかけてが白色になっている裏白と言う状態が理想とされています。

その他にも日本犬は、特徴的なクルッと巻かれた尻尾を持っていますが柴犬の尻尾は形によって様々なバリエーションが存在します。

柴犬には6色の毛色がありますが、毛色による性格の変化はないとされています。

基本的には、勇敢で鋭い感覚を持っています。警戒心が強い反面、飼い主には義理堅く忠誠心があり、まさに日本武士のような性格と言えるでしょう。

柴犬は他人にはあまり興味を示すことは少ないですが、飼い主や仲間など心を許した相手に対しては、とても懐っこく可愛らしさがあります。

柴犬は、縄文時代から人間と生活を共にしており警戒心の高さから、番犬として活躍していた時代もあります。その為、現在でも飼い主以外の人間対して吠えることがあるのです。しかし、柴犬は物覚えがよく問題解決力が高いので子犬の頃からしっかりトレーニングすることで、改善することができます。

日本には、四季があり季節ごとに気温も湿度も大きく変化します。その為日本犬は他の犬種に比べ寿命が長い傾向にあります。

その中でも柴犬は長く、平均的に12年〜15年と言われています。

しかし、後半でも解説しますが柴犬はアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患にかかりやすい犬種です。いくら日本の気候・風土に慣れてるとは言っても野生犬ではない柴犬を飼う際は、しっかりと健康面について気にかけてあげることが必要です。