茶色（赤色）の柴犬は人気の種類？特徴や価格相場などを詳しく解説

キリッと締まった印象とマロ眉の可愛さが合わさった黒柴も柴犬の毛色の中では珍しい部類になります。

毛色の変化は赤柴に似ていることが多いです。

幼犬時は全体的に模様や色味がぼんやりとしていますが、成長するにつれ、黒の毛並みや裏白などの模様がハッキリとして艶が出てきます。

また、その過程で顔や背中に赤毛など違う毛色が生えてくることもあります。

柴犬の中でも非常に珍しい毛色である胡麻色は、毛色の変化が大きいです。

そもそも柴犬の毛色の変化は、上記でも解説したように遺伝によるところが大きいです。胡麻色は、「赤（茶色）」「白」「黒」の三色の毛色の遺伝子が混ざることで生まれる色になります。その為、優勢遺伝子によって毛色が決まるため、毛色の変化の予想が非常に難しいです。

赤柴（茶色）の遺伝子が優勢の場合には、成犬になった時、胡麻ではなく赤柴（茶色）のようになる場合もあります。その為幼犬の時は、その他の柴犬と同様、色や模様がぼんやりとしています。

柴犬の平均寿命は、12年〜15年と言われています。その為一度家族に迎え入れれば長い付き合いになるでしょう。その為、子犬を選ぶ時点でポイントを押さえて選ぶことは柴犬の為にも、迎え入れる家族の為にもなります。

ペットショップの店員の愛情や清潔さに始まり、立ち姿に違和感がないかや、肛門周りの異常や肉球などの健康状態などの他にも、社会性や性格などあらかじめ確認しておきたいポイントは多岐にわたります。

その為ここでは、最も重要な健康状態に焦点を当てて、柴犬の子犬を選ぶ際のポイントについて解説しましょう。

日本犬保存会が定める日本犬スタンダードと言うものがあり、そこには毛質に関する標準も定められています。

身体の表面を覆う毛に関しては、硬く直毛の毛質が良いとされます。その他にも、茶色、黒、胡麻の柴犬に関しては顎からお腹にかけての部分が白くなっている「裏白」の状態になっているかと言う点も選ぶポイントです。

実際にペットショップなどで触れる場合は、表面の体毛を逆立てすぐに元に戻る状態が毛が硬く、密度が濃い良い毛質と言えます。逆に、逆立てて戻らずペタッとしてしまう場合は密度が低いと言えます。

その他にも、柴犬は毛色の変化の判別が非常に難しい犬種です。ペットショップで見た時に黒や胡麻であっても、成長したら茶色になっていたと言うこともあります。ですので分かる範囲で子犬の家系を知れると良いでしょう。家系が茶色の柴犬が多ければ色の変化の予想もしやすくなります。

しかしながら、展覧会やショーに参加するなどの理由がなければ、上記の点を参考にしつつ自分の好みの顔や性格の子を選ぶと良いです。

ここまで柴犬の特徴や毛色、選ぶ時のポイントなどについて解説してきました。多くの飼い主さんが、気に入って家族に迎えいれると思います。そんな愛犬とは、少しでも長く居たいですよね。

そこで、ここでは柴犬のかかりやすい病気について解説していきます。

柴犬は犬の中でも、皮膚疾患にかかりやすい犬種です。その中でも代表的なのがアトピー性皮膚炎です。柴犬もアトピーになるのかと思った方も少なくないと思います。人間のアトピーについては、聞いたことがある人も多いと思いますが、犬も人間同様にアトピー性皮膚炎にかかるのです。

犬の場合、皮膚が炎症を起こしてとにかく痒がります。その他にもひどい場合には、脱毛や出血などの症状も起こります。犬のアトピー性皮膚炎は、目やお腹周り耳などに出やすいです。

ハウスダストやダニ、花粉も発症の原因となります。また、食物アレルギーでアトピー性皮膚炎を発症する子もいます。

予防や対策として、第一は常に皮膚や毛並みを清潔に保つことです。かといって過剰なシャンプーやブラッシングは逆効果になりますので注意が必要です。その他にも、質の悪い安価なドッグフードが原因になることもあります。

いかがでしたでしょうか。日本を代表する犬種、柴犬について解説しました。柴犬と言われて真っ先に浮かぶ茶色の柴犬から、その他の毛色の柴犬についても理解できたと思います。

昨今柴犬ブームで日本国内のみならず、海外でも注目を集めています。その中でもやはり、茶色の柴犬はキリッとした凛々しさの中にも、愛くるしさをあわせ持っているところがとても魅力的です。

また、そんな柴犬ですが一口に柴犬と言っても毛色やそれぞれの地域によっても、異なる特徴を持っていることが分かります。そういった奥深さも日本らしく柴犬の魅力でもあります。

その他にも、柴犬と末長く過ごすための子犬を選ぶ時のポイントや毛色ごとの色の変化、柴犬特有のかかりやすい病気についても解説しました。

日本らしい、茶色の毛並みの柴犬の魅力を知りましょう。