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初心者でも簡単!犬の外飼いの方法|餌/トイレ/鎖/寒さ対策

更新日:2024年11月06日

最近では室内犬が多く見られますが、今でもライフステージの変化によって庭で外飼いをすることもあります。ここでは、外飼いが選ばれる理由から、外飼いに向いている犬種、そして外飼い時の注意点(しつけや環境作りなど)を紹介します。

初心者でも簡単!犬の外飼いの方法|餌/トイレ/鎖/寒さ対策

環境整備編:設備、道具類、その他

家庭菜園

好奇心旺盛な犬は、思いもよらないことをする場合があります。犬を外飼いし、かつガーデニングや家庭菜園などで植物がある場所は、基本的にフェンスなどで囲うようにしましょう。その理由としては、その場所自体が犬に荒らされないようにするため、また毒性のある植物を誤って犬が口にしないようにするためです。

草花でいえば、紫陽花、朝顔、サツキ、ツツジ、シクラメン、チューリップ、日々草、パンジーなどは庭を彩ってくれますが、犬にとっては危険な植物です。家庭菜園の定番ともいえるトマト、ナス、ネギも犬の健康を脅かしてしまいますので、注意が必要です。

倉庫・物置

外飼いの犬にとって、庭にある倉庫や物置は思わぬ危険があります。最近では家庭菜園をされている方も多く、犬が誤って飲み込んでしまいそうな農薬や除草剤などをお持ちでしょう。そういった薬液は必ず倉庫や物置にしまい施錠し、庭には置かないようにします。またすきや熊手などの道具も、犬が怪我をする危険性があるので同じように扱ってください。

以下、犬にとって危険な薬品を紹介します。

人間用の薬中毒
 解熱鎮痛薬に含まれるアセトアミノフェンは、少量でも中毒症状をきたします。大量摂取による人間の死亡例もありますので、絶対に与えないようにします。また関節炎、生理痛、発熱、炎症部位の鎮痛に用いるイブプロフェンを含む薬も厳禁です。

ニコチン中毒
 乳幼児ではタバコ0.5~1本に相当する10~20mg、成人ではタバコ2~3本に相当する40~60mgを、溶液にして直接飲んだ場合、急性中毒に達します。犬の大きさにもよりますが、タバコ1本でも食べてしまうと中毒を起こすと考えてよいでしょう。

エッセンシャル・アロマオイル
 エッセンシャルオイルやアロマオイルに含まれる植物成分が、時に中毒症状を引き起こします。オイルが皮膚に直接触れ、犬の体内に大量に吸収された場合は急性中毒、そして空気中に揮発した成分を呼吸器から吸い込んだ場合は、体内にゆっくりと蓄積された有害成分によって慢性中毒を起こします。

出典: http://www.koinuno-heya.com/byouki/poison.html#two |

池・水たまり

庭のデザインの一つとして小さな池があるご家庭もあり、これは外飼いされている犬にとっても良い遊び場になります。しかし、こういった池は夏になると、ボウフラ(蚊の幼虫)の繁殖場になる可能性が高いです。これは、使ったバケツなど雨水が溜まる容器なども同様です

そして、成長した蚊が発生すると、フィラリア症の危険性も高まります。池を使わない場合は池を埋めるか、あるいはフェンスなどで犬が立ち入れないようにすることでフィラリア症の予防に繋がります。

以下、犬のフィラリア症について簡単に紹介します。

犬のフィラリア症とは、寄生虫の一種であるフィラリアによって引き起こされる症状全般を指します。犬に寄生するのは「犬糸状虫」(いぬしじょうちゅう, Dirofilaria immitis)と呼ばれる種で、犬の心臓(右心房/うしんぼう)と肺動脈(はいどうみゃく)を最終的な住みかとします。

犬のフィラリアには急性と慢性があり、慢性フィラリア症では以下のような症状が見られます。なお、急性フィラリア症(大静脈症候群, ベナカバシンドロームとも)と呼ばれる症状は、赤褐色の尿、元気が無くなる、黄疸(白目や歯茎が黄色くなること)、呼吸困難などを特徴としており、放置すると死にいたりますので、早急に獣医さんの診察を受けましょう。

出典: http://www.koinuno-heya.com/byouki/parasite/filaria.html#one |

BBQなどの火の管理

最近では、旅行といえば「安(費用が安い)・近(距離が近い)・短(日程が短い)」が叫ばれているため、手ごろに済むキャンプやバーベキューセットのアウトドアグッズを持つ方が増えています。

バーベキューなどは庭先でも楽しむことができます。けれども、楽しいのは犬も同じなので、匂いにつられて思わず鉄板の上に乗ってしまう危険性もあるため注意して下さい。また落葉の秋に、庭で焚き火などをする際は犬が悪戯しないように気を付けましょう。

外飼いライフで、愛犬と共に素敵な毎日を!

外飼いに向いている犬種と、外飼い時の注意点を紹介してきましたが、いかかだったでしょうか。外飼いの場合は、最初にきちんと庭の環境を整えてあげることで、犬も飼い主の方も楽しく過ごせます。室内犬から外飼いにしようかと考えている方や、初めて犬を飼われる方も外飼いライフで素敵な毎日を送ってみましょう。

初回公開日:2017年11月02日

記載されている内容は2017年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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