子犬にのお手の教え方3つ｜お手のしつけ方を失敗した時の対処法ご紹介

「お手」と言って、わんちゃんがお手てをあげようという素ぶりをしなかった場合は、「お手」という行動自体がわかっていない可能性があります。

「お手」と言っても、わんちゃんのお手てが上がらない場合、「お手」と言いながら、飼い主さんの右手でわんちゃんのお手てを実際に持ち上げましょう。

そして、すぐにご褒美をあげましょう。これを何度か繰り返し、右手をあげて手の上にのせることがお手だと覚えてもらいます。実際に手を持ち上げることによって、こうすれば良いのだと、わんちゃんが覚えることができます。

アイコンタクトもしっかりとって、「お手」と伝えることもコツです。この指示で手をあげるのだ、ということをしっかり記憶させます。

アイコンタクトが取れていない状態で「お手」と言っても、わんちゃんが飼い主さんの指示を聞いていません。今は「お手」をする時だということを、わんちゃんにも理解してもらうことが大切です。

しっかりとおすわりをさせて、アイコンタクトをとった上で、「お手」と言って右手をわんちゃんの前に差し出しましょう。

周りがうるさかったり、わんちゃんが落ち着いて学べる環境でなかったりすると、しつけは失敗しがちです。必ず、犬が落ち着ける静かな場所でお手の練習をしましょう。

家の外や、わんちゃんの注意がそれるような大きな音や安心ができない場所で教えても、飼い主さんの指示は聞きづらく、集中もできません。

環境を整えてあげた上で、飼い主さんもわんちゃんも集中できるタイミングを待って、しつけを行いましょう。そうした中で落ち着いてステップを踏んでいけば、わんちゃんもお手も学びやすいでしょう。

一度覚えたと思った指示を忘れてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか？その時は、何か環境に変化はなかったかや、病気ではないかをまずはしっかり確認しましょう。

環境の変化や病気ではなかった場合、飼い主さんがもうすでにできていると思い、褒めることをやめたり、途中でご褒美をあげなくなったりしていませんか？

できたら褒めるということを忘れずに、もう一度、教えていきましょう。わんちゃんにとって「お手」は、飼い主さんが喜んでくれる嬉しいものだと理解するようにしてあげることが大切です。

飼い犬と信頼関係を築くためにも、しつけは大切です。子犬のうちから基本的なしつけやお手を効率よく覚えさせてあげましょう。

覚えるのに個体差はありますので、その子のペースにしっかり合わせて、無理なく楽しくしつけをしてあげてください。犬と飼い主さんの信頼関係が築けると、安心して楽しく人間社会の中で生活をおくることができます。

ぜひ、大切なわんちゃんにしつけや楽しい芸を教えて、大切な時間を過ごしてください。