ヨークシャテリアはトイレのしつけが難しい！しつけの方法を解説！

ヨークシャテリアは、もともとは19世紀のイギリスでネズミを狩るために誕生した狩猟犬で、ヨーキーとよばれることもあります。

体重は2～3.5kg、平均体高は15～25cm程で、チワワの次に小さい小型犬に分類されています。平均寿命はおおよそ13～16歳とされています。

性格は負けず嫌いで頑固という特徴がありますが、自分が飼い主と定めた人にはとことんあつい信頼を寄せるため、ひたすら甘えたり、いなくなると落ち込んでしまったりといった可愛らしい一面もあります。

ティーカップヨーキーと呼ばれる小さいサイズのヨークシャテリアも存在します。

ヨークシャテリアの特徴といえば長くきれいな毛質とその色です。絹のように美しいと比喩され、『動く宝石』と称されています。

長くきれいな毛は伸ばすとまっすぐ伸びていきますが、一方で他の犬種と比べて抜け毛が少なく、の要因の一つです。

子犬の段階の毛の色はブラック＆タンですが、成長とともにカラーが七変化するところも魅力で、トリミングの仕方によって色の見え方にも変化があり、愛される特徴のひとつといえるでしょう。

ヨークシャテリアは、テリア種らしくとても賢く賢明です。一度覚えたことは忘れないため、飼い始めからしっかりと正しいしつけが出来ればとても飼いやすく気品のあるヨークシャテリアに育てることが出来ます。

今回は、【おすわり・噛みグセ・待て・トイレ】の４つの内容について、しつけの必要度、難易度と共に方法やコツについて紹介します。

愛犬が興奮することで、人や他の犬に飛び掛かってしまうと大変危険でトラブルになりかねません。そんな時に役立つのが『おすわり』で、まず始めにしつけておきたい芸の一つです。

しつけ方法は、まず匂いでつりおやつを握った手に意識を集中させます。そのまま手を上に動かしていき、それに愛犬もつられて上を向ければ、自然とお尻が地面についておすわりの姿勢になります。

そのタイミングでおやつを与えて褒めてあげましょう。

おすわりのしつけの際に用意するものは、

・おやつ
・リード

以上の２点です。
練習中に愛犬が飼い主さんのそばを離れたりうろうろ動き回ったりすると思うようにいきません。そうならないために、リードを付けて短く持ち、動き回らないように工夫しながらしつけることが大切です。

おやつは成功した時のご褒美として与えてあげましょう。

犬は子犬のうちは噛んで情報を習得しようとしますが、成犬になってもその癖が抜けないと、噛む力も強くなり本気で噛んでしまうこともあります。

構ってほしさから飼い主さんの手を噛む時に、可愛さのあまり構ってあげたくなりますよね。そんな時はおもちゃを使って遊んであげて、おもちゃを噛んで楽しむように教えてあげましょう。ストレス解消にもなり、飼い主さんの手を噛むことに意識が向かなくなります。

噛み癖を直すのに必要なものは

・おもちゃ

の1点です。おもちゃには子犬でも噛みやすいぬいぐるみなどを愛犬専用に用意してあげて、愛犬が遊びたがっているときには投げて遊んであげましょう。

遊んであげる時間がないときに手を噛むようなときは、『痛い！』といって苦い表情をして手を離しましょう。言葉の意味は分からなくても、表情からあまり良くないことだと学んでいきます。

『待て』を教えることは、主従関係を愛犬に理解させるのに有効的です。逆に待てが出来ないと、落ち着きがなく何をするにもあやふやになってしまい、愛犬も戸惑ってしまいます。

来客時に飛びつきそうな時や、散歩中の交差点での飛び出し防止にもなりますし、待てを覚えることで生活にメリハリが出ます。

飼い主さんがリーダーだとはっきりと理解が出来れば、その他のしつけもスムーズにいきますし、なにより信頼関係に繋がります。