Search

検索したいワードを入力してください

初心者でも簡単!メダカの飼い方|餌/室内/屋外/水槽/冬

更新日:2024年08月05日

素朴な印象で、自然の川などでも見かけることができるメダカは、丈夫で飼いやすい魚です。現在では品種改良で色々な種類が生まれカラーバリエーション豊富で、比較的安価なことからを集めています。今回はそんなメダカの飼い方についてご紹介します。

初心者でも簡単!メダカの飼い方|餌/室内/屋外/水槽/冬

メダカの飼い方

初心者でも簡単!メダカの飼い方|餌/室内/屋外/水槽/冬

設備

メダカは非常に丈夫な魚で、水温の変化や水質悪化にも強いのが特徴です。そのため、ある程度室温が保たれた室内で飼育するならば、ヒーターを設置しなくても良い場合が多いです。ただし状態良く飼育するには、メダカが最も活発に活動する25~28度に水温を調節した方が良いでしょう。

メダカの飼育に必要な道具は水槽やろ過機、カルキ抜き、餌があれば良いです。底砂や水草は水槽のレイアウトを決める時に、ヒーターも必要に応じて用意します。

底砂は、容器に敷いておくとバクテリアの住処となります。底砂のバクテリアはメダカのフンや食べ残しの餌を分解して、水を浄化してくれるので可能であれば敷くようにしましょう。メダカの底砂は熱帯魚専用の底砂や、園芸用の赤玉土も使用することができます。

容器

メダカの飼育容器には、水槽や睡蓮鉢、発泡スチロールなどがあります。主に水槽は室内で飼育する場合に向いていて、睡蓮鉢や発泡スチロールは外気の温度に影響されにくいので屋外での飼育に向いています。室内で飼育したい場合や横からメダカを観察したい場合は水槽、屋外で飼育したい場合やメダカを上から観察したい場合は睡蓮鉢や発泡スチロールを使用しましょう。

メダカは丈夫な魚ですが、限られたスペースでたくさんの数を飼育してしまうと水質の悪化が速くなり調子を崩してしまいます。メダカを飼育する時は目安として1匹に対して1~2Lの水を確保するようにしましょう。30cm水槽で飼育するならば10匹程度が理想的です。

水換え

水換えは最低でも週に1度全体の水量の1/3か1/4交換します。魚の飼育水は一見綺麗なように見えても、アンモニアなどの魚にとって有害な物質が蓄積されています。水換えを長期間行わないと、このアンモニアの影響でメダカが病気になってしまったり死んでしまうこともあるので必ず行いましょう。

また、ろ過機のフィルターは飼育しているメダカの数にもよりますが半年に1度は新しいものに交換しましょう。また、水替えのタイミングでフィルターを水洗いして大きなゴミを取っておくと長持ちします。ただしフィルターを洗う時はカルキ抜きした水ですすぐようにして洗いましょう。水道水でフィルターを洗うとフィルターのバクテリアが死にます。

メダカは雑食性なので人口の餌の他に、冷凍赤虫、プランクトン、ミジンコや植物なども食べます。メダカの飼育では基本的には人口の餌や生の餌を与えます。人口の餌は粉末状のものやフレーク状のものなど色々な種類があります。

1回に与える餌の量は飼育しているメダカが5分ほどで食べきれる量を与えます。1日に与える餌の回数は春から秋にかけては活動が活発なので春と秋には1日1回、夏は最も活発になるので1日2回与えます。冬は水温が低下すると活動も鈍くなるので与えなくても良いでしょう。ヒーターを水槽に入れている場合は、冬でも1日1度はあげましょう。

生の餌は水を汚しやすいので少量をおやつとして与えると良いでしょう。

繁殖

メダカの産卵

メダカは水温が20度以上で日照時間が12時間ほどで産卵します。そのため、屋外飼育の場合や無加温の場合は春から秋にかけて産卵を行ないます。ヒーターがついていて、室内で飼育していると季節を問わず産卵している場合が多いです。メダカはメダカの数はメスを多くして餌をしっかりと与えて、環境を整えることができれば繁殖は難しくありません。

メダカはさんらんするとしばらくお尻に卵をつけて泳いだ後、水槽内の水草などにこすりつけます。卵や稚魚はそのままにしておくと親メダカに食べられてしまうので産卵した時点で回収して別の容器に移しましょう。

回収した卵には無精卵が混ざっています。無精卵は指でつまむとすぐに潰れ、そのままにしておいても孵化せずにカビが生えてしまいます。白く濁った卵やカビの生えた卵は他の有精卵にもカビが移ってしまうのですぐに取り除きましょう。

卵の孵化

メダカの卵が孵化するまでの日数は計算で割り出すことができます。卵の負荷するまで日数は250÷飼育容器の水温=日数です。つまり、メダカの卵を25度で保管すると大体10日でふ化することになります。

稚魚は孵化して3~5日で餌を食べ始めるので、粉末タイプの人口餌を細かくすり潰して与えるか、専用の餌を与えます。卵はカビがつきやすいので毎日容器の1/3だけ水換えを行います。稚魚は親メダカの口に入らないくらい大きく成長したら、親メダカと同じ水槽に入れましょう。

混泳・お勧めの組み合わせ

メダカの混泳について

メダカは大人しい性質の魚なので違う種類でも同じ大きさの魚や大人しい魚ならば問題なく混泳できます。ただし、金魚などのメダカより大きな魚はメダカが食べられてしまうので混泳はできません。

熱帯魚

メダカと混泳できる魚にはアカヒレやグッピー、ネオンテトラなどがあります。アカヒレはメダカと同じ環境での飼育ができますがグッピーやネオンテトラは水温が下がると調子を崩してしまうので注意が必要です。またグッピーの中には気性が荒い個体もいるのでメダカが攻撃される可能性もあります。
次のページ:メダカの飼い方で初心者が気を付けたいこと

初回公開日:2017年10月31日

記載されている内容は2022年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related