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初心者でも簡単!メダカの飼い方|餌/室内/屋外/水槽/冬

更新日:2024年02月18日

素朴な印象で、自然の川などでも見かけることができるメダカは、丈夫で飼いやすい魚です。現在では品種改良で色々な種類が生まれカラーバリエーション豊富で、比較的安価なことからを集めています。今回はそんなメダカの飼い方についてご紹介します。

初心者でも簡単!メダカの飼い方|餌/室内/屋外/水槽/冬

タニシ

タニシは水槽の苔などを食べてくれ、丈夫で飼いやすい貝です。貝は基本的にどんな魚とも問題無く混泳でき、繁殖も勝手に行うので特にお世話もいらないお手軽な生き物です。

エビ類

ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどのエビ類は、餌の食べ残しや苔掃除をしてくれます。メダカとも問題無く混泳ができます。苔掃除をさせたい時は身体の大きなヤマトヌマエビがお勧めです。ただし、ミナミヌマエビの卵は淡水で孵化ますが、ヤマトヌマエビの卵は汽水で孵化するので、繁殖させる場合はミナミヌマエビを選ぶと良いでしょう。

睡蓮鉢での飼育

睡蓮鉢はメダカのビオトープを作るのに使用すると良いです。ビオトープとは生き物が自然な状態で生活していう状態のことを意味した言葉です。ビオトープは色々な生き物で作ることができますが、その中でもメダカは環境に適応する能力が強いのでビオトープに向いています。

ビオトープの仕組みは、初めに太陽光により植物プランクトンが生まれて、それを餌にミジンコなどの微生物やそれらを餌とする生き物が集まります。それらの微生物や生き物をメダカが食べて、メダカのフンを土に住んでいるバクテリアが分解することによって水生植物の養分となります。このサイクルで人間がほとんど手を加えなくても飼育や栽培が成り立ちます。この仕組みを利用することでメダカを自然に近い形で飼育することができます。

睡蓮鉢のビオトープではメダカは植物プランクトンを食べに来た虫や微生物を食べるので餌は必要ありません。メダカのお世話は足し水だけで良いのがビオトープのメリットです。ただし、ビオトープを立ち上げた直後はまだプランクトンが湧いていないのでメダカに餌を与え、時間経過とともに少しづつ減らしていきましょう。

メダカの飼い方で初心者が気を付けたいこと

メダカは丈夫な魚なので、上記の飼い方で飼育すれば死ぬということはあまりありません。ただし、水槽を掃除する時には気を付けなければならないことが一点あります。

メダカの水槽は底砂などにソイルを使用することもできます。ソイルは基本的に1年に1度交換しなければなりません。この期間を目安に普段は水換えをして、1年に1度水槽を掃除するのが良いでしょう。

初心者の方はメダカの水槽掃除でソイルの交換のついでにろ過機のフィルターを交換してしまいがちですが、この方法は実は良くありません。水槽内のバクテリアは底砂や飼育水だけでなく、フィルターにも存在していて、それらを全て無くしてしまうと有害物質の分解ができなくなり、メダカが調子を崩してしまいます。

水槽の掃除をする時や、消耗品の交換をする時は一度に全て交換するのではなく、期間を空けて1つずつ交換する方がメダカに影響を与えません。

冬のメダカの飼い方で気を付けること

冬場のメダカ飼育は室内で飼育している場合は特に気を付けることはありません。ただし、屋外飼育している場合はあるべく室内に避難させた方が良いでしょう。

室内に避難させられない場合はメダカを冬眠させるのが良いでしょう。メダカはもともと自然界では冬眠して冬を過ごすので、冬眠させるのも1つの手段です。ただし、メダカの中でも弱い個体は冬を越すことができず死んでしまうこともあるので、どの方法が良いか見極めが肝心です。

メダカの冬眠で気を付けることは飼育水の水質を悪化させないことと水が凍らないようにすることの2点です。冬が近づき、水温が10度を下回るとメダカは動きが鈍くなります。この時に餌を与えすぎてしまうとメダカが餌を食べきれず、食べ残しで水が汚れてしまいます。また、メダカが消化不良を起こす可能性もあるので注意が必要です。

冬になり、飼育容器の水がすべて凍ってしまうとメダカも凍って死んでしまうのでこちらも気を付けなければなりません。そのため、水がすべて凍ってしまわないように、飼育容器はなるべく大きく深いものを選び、雪や風にさらされないように小さなビニールハウスを作ったり、プラスチックで囲ったりと工夫が必要になります。

場所別メダカの飼い方のポイント

室内でのメダカの飼い方

室内でのメダカ飼育では、飼育数を増やしすぎないことや餌を与えすぎないこと、水替えのタイミングを守っていれば問題なく飼育できます。

屋外でのメダカの飼い方

屋外でのメダカ飼育では、鳥やメダカの天敵であるヤゴに注意しましょう。メダカを屋外で飼育していると鳥についばまれる可能性があるので、飼育容器には網をかけるなどして対策を取りましょう。また、ヤゴはメダカを食べてしまうので、見つけ次第駆除するようにしましょう。

水槽での飼育

メダカはジャンプ力があるので、水槽から飛び出して死んでしまうことがあります。水槽で飼育する場合は蓋をするようにしましょう。

また、メダカには白メダカや黒メダカなど色とりどりの種類があり高額な種類も存在します。これらは同じ水槽で飼育するととても綺麗ですが、繁殖させると雑種が生まれ最終的には普通のメダカに戻ってしまいます。そのため、繁殖させたい場合や高価なメダカを複数の種類飼育する場合は種類ごとに分けて飼育した方が良いでしょう。
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初回公開日:2017年10月31日

記載されている内容は2022年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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