クーリーローチは何を食べる？おすすめの餌や与え方のポイントを解説

クーリーローチはとても臆病な魚です。水槽に何かしらの変化があった場合や、飼い始めは環境の変化に慣れないことで、餌を食べてくれなくなる場合があります。

このような場合には、水槽の環境に慣れてもらう為の工夫が必要です。まずはクーリーローチのストレスを緩和できる環境を作ってあげましょう。ここで紹介するストレス緩和方法としておすすめなのが、隠れ場所の設置です。

おおきめの石やサンゴ、流木、水草、パイプなどを利用して、隠れ場所を用意してあげましょう。このような対処法によってクーリーローチのストレスが軽減でき、次第に環境に慣れて行くことで、餌を食べてくれるようになります。

またクーリーローチは、急な電灯の点灯などでパニックを起こして、水槽の外に飛び出してしまう場合があるようです。隠れ家の設置にはこのようなパニックを防ぐ点でも効果的なので、水槽の中には隠れ場所を設置してあげるようにしましょう。

注意点として、石やサンゴを利用して隠れ場所を作ると、水をアルカリ性に傾ける場合があります。クーリーローチは弱酸性から中性での飼育が適切なので、石やサンゴを利用して隠れ場所を設置する場合は、水質チェックをこまめに行いましょう。

またクーリーローチは砂底を掘る性質があるので、水草を入れる場合には、鉢などに植えた状態のものや、流木の活着させた水草を入れるようにしましょう。

クーリーローチは夜行性なので、昼間は砂に潜っていたり、石や流木の影に隠れて動かず、浅い眠りを繰り返してウトウトしながら暮らしています。

ほとんどの場合、この時に餌を与えても食べてくれず食べ残しとなってしまい、水質の悪化につながってしまうので、昼間の餌やりはおすすめできません。

餌をあげる時間として良いタイミングが、私たちの就寝前です。就寝することで部屋の灯りも消され、夜行性であるクーリーローチの活動が開始されます。活動をしている時間帯が餌をよく食べる時間帯となるので、そのタイミングで餌をあげるのが効果的です。

就寝前に水槽に餌を入れ、水槽の床底に餌が届いたことを確認してから就寝するようにしましょう。夜にクーリーローチをじっくり観察できる環境であれば、消灯してからクーリーローチがきちんと餌を食べているところまで確認ができれば、さらに良いでしょう。

翌朝になったら、餌がきちんと食べられているか確認をしましょう。もし食べ残した餌があれば、水質悪化につながるので、水槽から取り除くことをおすすめします。

あれ眠気来ないやんやん

今日は光が少なくても枯れない草を買ってきた

クーリーローチが好きだと思うんや

ほら草の中にシッポが見える pic.twitter.com/68JhHvjBjH

— 退職社畜(ゾンビ) (@S3U8q) October 7, 2022

クーリーローチの餌の与え方について紹介してきました。

クーリーローチは体も丈夫で飼育しやすいことからも、水槽のお掃除役としても重宝されている熱帯魚です。雑食性なので、なんでもよく食べてくれますが、生餌を混ぜることで栄養バランスが整い、より元気にクーリーローチを飼育できます。

またクーリーローチは水槽の床底が生活圏となっているので、混泳相手に餌が食べられてしまうことなく、餌がきちんと行き渡っているかどうかという点や、夜行性なので餌を与えるタイミングの工夫が重要なポイントとなるようです。

性格は温厚ですが、臆病すぎる点があるので、水槽の中には隠れ場所を設置してあげるようにしましょう。石やサンゴを使う場合は水質チェックも忘れずに行う必要があります。

クーリーローチは縦模様が特徴的で、泳ぐ姿がとても愛らしい熱帯魚です。ここで紹介されている正しい餌のやり方を理解して、少しでもクーリーローチを長生きさせるための健康的な飼育に役立ててみましょう。