金魚の冬に適した水温は？寒い季節を乗り越える飼育方法を紹介

屋外飼育の金魚を冬眠させる場合、餌の与え方が重要になります。

金魚は水温が下がるにつれて餌への食いつきが悪くなってきます。そして、10度を下回ると冬眠準備へと移ります。このとき、食べ残しなどで水質が悪化していると金魚の体調が悪化する可能性があります。

水温が下がってきたら、焦らず少しずつ餌の量を減らしていくのが賢明です。しっかり冬越しが終わった後で餌を与えるようにしましょう。

金魚の冬眠中は水が汚れることもないため、水換えは必要ありません。むしろ、水換えをすることで水質も変化してしまうため、急激な変化に耐えられずに金魚が体調を崩す可能性すらあります。

冬眠中は金魚の体力も低下しているので、何もせずそのままにしておくようにしましょう。

また、一時的に水温が上がって金魚が活動を始めることもあります。このときも餌やりはしないことが重要です。この後水温が下がって冬眠状態に戻ったとき、消化不良を引き起こして体調が悪化する可能性があるので注意しましょう。

金魚は、水温が5度を下回ると冬眠を始めます。この水温が記録されるのは毎年12月頃になるため、冬眠が始まるのも同時期くらいになるでしょう。そのため、冬眠が始まる時期に合わせて青水の維持や管理、餌の量の調節をしてみましょう。

また、水温が10度近くになり始めると金魚は活動を始めます。この水温が記録されるのは3月頃になるため、同時期くらいが冬眠明けになるでしょう。

このことから、金魚の冬眠期間はおよそ12月頃から翌年3月頃までになります。

金魚が快適に過ごすためには、水温調節が非常に重要なポイントです。

常に適切な水温管理を怠らないようにするだけで、金魚は元気に成長してくれるでしょう。寒い時期を迎えるにあたって、大切な金魚のためにも適切な水温の知識は覚えておいてください。