ハムスターにりんごをあげても大丈夫！注意点や成分量もご紹介

りんごをハムスターに与えるメリットはどのようなものがあるでしょう。この章では、りんご一個に含まれる栄養素と主な成分について解説します。

りんごは健康に良い食品であり、様々な栄養素を含むことから食べると良い効果もあります。人も健康面で高い効果が見込まれていますが、ハムスターにも与えるメリットがあります。
どのような良い成分が含まれていて、どのような効果が見込めるのか解説をします。

また、りんごのカロリー・水分量や糖質の含まれる量も解説をします。他の果物に比べどのような差があり、与える際の注意点も説明しているので参考にしてください。

正しい与え方や量を守って与えるとよい効果が見込めるでしょう。

りんごに含まれる栄養素は様々なものがあります。

まず代表的なものはカリウムです。カリウムの効果は塩分や毒素を体外に排出するのを助けます。

次にビタミン類です。主にビタミン C はコラーゲンを生成し皮膚を丈夫にします。

有機酸と言われるクエン酸やリンゴ酸なども含まれています。胃腸の動きを整え、殺菌効果も期待できます。

りんごにもポリフェノールが含まれています。がんの予防や抗酸化作用が見込まれることで有名なポリフェノールが多数含まれています。
りんごの場合は皮のほうがポリフェノールが多く含まれており、ハムスターは食べることができませんが、果実にも含まれているので効果はあります。

他にも様々な栄養素がありますが、りんごを食べることでハムスターフードに含まれていない栄養素の摂取もできます。

りんごのカロリー・水分量や糖質の含まれる量はどうでしょうか。
果物は水分量や糖質が多く含まれていることが多いです。またカロリーも高い傾向にあるので与え方には注意が必要です。

まず気になるのがカロリーです。りんごのカロリーは100gで57キロカロリーです。ハムスターの1日の摂取カロリーは20キロカロリーから50キロカロリーなので与えすぎには注意が必要です。水分量が多い為10g程度は簡単に食べてしまうため、心配であれば1度正確に重さを計ることをおすすめします。

次に水分量です。果物は全体的に水分量は高く、りんごの場合は84.1%になります。水分が多いことは一見よく思えますが、ハムスターの場合は与えすぎると下痢になることがあるので注意しましょう。基本的な水分補給は水を与えるようにし、果物の水分は糖質も多く含まれているため注意しましょう。

りんご糖質はどうでしょうか。糖質は100Gで15.5Gです。果物の糖質は体に悪い影響は少ないと思われがちですが、摂取のしすぎには注意が必要です。
果物の糖質もれっきとした糖分です。与えすぎるとハムスターでも糖尿病になる場合があります。

りんごの成分を見ると他の果物と比べると健康的のようです。
果物でもハムスターにとっては水分が多い為に下痢になる危険もあり、糖質が多い為糖尿病などの危険もあります。与えすぎには注意をしましょう。

人間の食べ物や飲み物は人間向けに加工されたものがほとんどです。動物全般に言えることですが基本的に小動物用以外のものは与えてはいけません。

ハムスターなど小型な動物は調味料や食品添加物が少量でも体に影響が出るため絶対にやめましょう。人では問題がない成分でも、小動物には重大な影響を及ぼす成分も少なくありません。

特に糖分は嗜好性が高く人間の食べ物や飲み物には多く含まれているいます。
動物にも糖分は嗜好性が高いですが、動物が大量に食べることで糖尿病や様々な病気につながることがあります。

よく与えたくなる食品例と与えてはいけない理由の解説をします。
まずはチーズです。小動物のおやつにチーズはありますが、人用とは大きく違います。
人用は牛乳をそのままチーズに加工しますが、小動物用は牛乳の甘味成分の乳糖や脱脂をしてからチーズに加工します。これは小動物が乳糖を消化しにくいことが理由です。
このことから人用のチーズを与えると下痢の原因になる可能性があるので与えることはやめましょう。

次にナッツ類です。ナッツ類は無塩であれば人用でも大丈夫そうですが、ナッツの大きさや種類など不向きなものも多く存在するため小動物用おやつを与えるようにしましょう。
また、油分が多くし嗜好性が高いので食いつきがよいですが与えすぎには注意が必要です。
量をヒマワリの種で換算すると草食系の大型ハムスターは1日2,3個程度。雑食系の小型ハムスターは5,6個程度がよいでしょう。
ゴールデンハムスターなどの大型ハムスターは草食系なので特に注意が必要です。

まだまだ与えたくなる人用のものはありますが与えるのはやめましょう。
どうしても与えたいときは小動物用のおやつを選ぶとよいでしょう。

添加物は嗜好性を上げる目的や賞味期限を延ばす目的がありますが、摂取するメリットはありません。着色料をハムスターは色の把握が出来ないので人の見た目のみです。

おやつを選ぶ際は無添加無着色のものを選ぶと良いでしょう。おすすめは素材そのままで乾燥をしたおやつのフリーズドライやドライフルーツなどが良いでしょう。

どちらも特別な製法で作っているものになるので自分で作るのは不可能です。
ドライフルーツは人間用もありますが小動物用とは違うので人間用は与えないようにしましょう。人用は大きくカットしてあり、成分にも違いがあります。小動物用は食べやすいように小さくキューブ状にカットされており糖分なども少なめになっています。
ドライフルーツは種類も豊富なので好みのフルーツを探す楽しみもあります。好きな果物には個体差も大きくあり、大好物を探してみてください。

フリーズドライに関しては近年種類も増えているので好みに合わせて与えることができるようになりました。フルーツや野菜、お肉など種類はさまざまです。
ドライフルーツとは違い水分が極端に少なく、サクサクです。カップラーメンの愚のような食感です。そのまま与えると手にもって食べることもでき、砕いてフートにかけることもできます。また、お湯につけることで戻すこともできるので食べ方もさまざまです。
これから種類が増える商品になるので試してみるのもよいでしょう。

ドライフルーツやフリーズドライのような無添加無着色のおやつでも与えすぎには注意しましょう。与えすぎると健康影響が考えられます。
ハムスターは体調不良を隠す習性をもつ動物なので日々のバイタルチェックが重要です。

ハムスターの体調が悪いと感じた時はまず、バイタルチェックをしましょう。
方法としては餌を食べているかと排泄がされているかの確認です。特に下痢症状があった場合は注意が必要です。

小動物を診察する病院は少ないので、事前に診察をしてくれる病院を確認しておきましょう。また、購入したての場合は購入したペットショップなどに相談することも良いでしょう。

ハムスターは小型の動物なので些細な変化も気にかけてあげることが重要です。

本記事はハムスターにリンゴを与えたい方の参考になりましたか。今回はハムスターにリンゴを与えるときの注意点や給与量の解説と、りんごを与えるメリットの紹介をしてきました。

ハムスターを飼育している方はりんごの与え方や注意点などを考慮し与える際の参考にしてみてください。