ミニうさぎはどのくらい生きる？平均寿命と長生きさせる飼い方

ミニうさぎの平均寿命は約8年ほどといわれています。10年ほど前まではミニうさぎの平均寿命は3年から5年ほどといわれていましたが、ペットとして飼われる「飼育いえうさぎ」が増えたことから平均寿命が8年にまで伸びました。

ミニうさぎは3歳くらいになると精神的にも大人になり、無駄にかんだりすることもなくなるといわれています。1歳から5歳がミニうさぎにとって、心身ともに最も安定した時期となり、好奇心旺盛に元気に遊びまわる姿が見られます。

ミニうさぎはヨーロッパアナウサギをペットとして改良したもので、日本のウサギではなく純血種でもありません。一般的に動物は、純血種より雑種のほうが病気にも強く寿命も長いといわれており、ミニうさぎも例外ではありません。

しかし、雑種だからすべての個体が長生きするというわけではなく、飼育環境によっても大きく異なります。もともと雑種であるミニうさぎは、性格や寿命も個体差が大きいのが特徴です。飼育環境を整えることが、ミニうさぎの寿命を延ばす一番の方法です。

うさぎのペット化が進んだことで、ミニうさぎの平均寿命もここ10年大幅に伸びたことは前にもお話しました。ペットとして飼われることが多くなったことにより、ミニうさぎ専用のエサが発売されたり、栄養管理や健康維持がより簡単にできるようになりました。

ペットとしての飼育環境が良くなったことにより、10年以上長生きするミニうさぎも少なくありません。最高では14歳の寿命を全うした報告もあります。逆に言えば、それだけ責任を持って飼わなければならないということです。

生き物の中でも特に哺乳類の寿命は、、体の大きさと体重に比例するといわれています。体が大きく体重が重いほど寿命が長く、体が小さく体重が軽いほど寿命が短い傾向にあります。例えば、ゾウは80年近い寿命がありますが、ハムスターの寿命は2年から3年ほしかありません。

しかし、この法則に当てはまらないのが人間です。ミニうさぎの年齢を人間の年齢で現すといくつになるのでしょうか。ミニうさぎの5歳は人間の45歳、10歳は75歳ほどに相当します。人間と同じ年齢でも、実際の年齢はかなり上であることが分かります。

日本ウサギの代表は、日本白色種という種類で、日本で最も多く飼育されている「カイウサギ」です。真っ白な毛並みと赤い目が特徴です。ペットとして飼育されているうさぎは5年程度の寿命が一般的でしたが、ペットとしてのが高まると、ミニうさぎ同様に寿命が延びました。

ウサギ用のエサなどが一般的でなかったころは、犬や猫の餌で代用していた飼い主さんもいました。ウサギ用のペット用品が出回り、飼いやすくなりました。ペットとして飼育されているうさぎとミニうさぎの寿命の違いを比較してみましたので表をご覧ください。

ウサギは品種によっても寿命が異なります。雑種であるミニうさぎは、どんな品種が高配されているかによってさらに寿命にも個体差が出ます。とはいえ、家族の一員として迎えるなら少しでも長生きして欲しいです。

ミニうさぎの寿命を延ばすためには、ミニうさぎのことを知ってきちんとした飼育をしなければなりません。ミニうさぎを長生きさせる飼い方をきちんと学びましょう。

ミニうさぎを長生きさせるためには、栄養バランスの取れたエサを与えるのが大前提です。ウサギ専用のえさであれば、元から栄養バランスが計算されているので、そこまで神経質になることはありませんが、バランスを考えて野菜などを与えるのもお勧めです。

また、エサのペレットだけでなく、牧草やアルファルファなども一緒に与えることを忘れてはいけません。エサのペレットに加えて牧草・アルファルファ・野菜などをバランスを考えて与えましょう。

長い間ストレスを感じると寿命が短くなるのは人間も動物も同じです。テレビやスピーカーなど音の出る家電の近くや、出入り口の近くなど音がうるさい場所にうさぎのゲージを置くのは止めましょう。照明が直接当たるような明るすぎる場所も同じです。

壁際の落ち着いた場所にゲージを置くのがもっとも好ましいですが、どうしても壁際に置けない場合や光が当たりすぎてしまう場合は、ゲージの周りを板やダンボールなどで囲んであげましょう。