グルーミングとは？意味とトリミングとの違い｜グルーミングのやり方

グルーミングとは、「grooming」と表記し、groomは手入れや身づくろいの意味の動詞で、もともとは馬の手入れ、毛づくろいをするという意味で使われていた言葉です。

この記事でのグルーミングとは、犬の手入れ全般を指すこととして、ブラッシングから爪切り、シャンプーなどの幅広い犬の手入れについて紹介することにします。

グルーミングは、犬が健康的で快適に過ごすために必要最低限の身体を手入れする作業で、飼い主と一緒に生活する上でのスキンシップにもなる大切な作業です。

グルーミングと似た言葉にトリミングがありますが、トリミングは「毛のカット」をすることで、グルーミングの一部とも言えます。

グルーミングは全身の手入れをして清潔に保つことですが、トリミングは毛をカットしてキレイに整えることになります。

犬の毛もそのまま放置しておくと伸び続けますので、時々カットすることが必要となります。

見た目とかオシャレの目的もありますが、トリミングをおこたると皮膚の炎症につながることもあるので、健康面からも必要な作業です。

グルーミングとは犬の身体全般を手入れすることですが、何を目的にすることなのか、その必要性を考えてみましょう。

人間でも髪の毛が伸び放題では気持ちが悪く、定期的に美容院などに行くのと同じで、犬も体毛を身ぎれいにしたいのは当然のことでしょう。

グルーミングはその他に皮膚病や血行促進などの健康管理や、飼い主との交流、スキンシップなどを目的として、定期的に行なうことが必要とされています。

グルーミングは犬の健康管理をするうえで必要不可欠です。

体全体の毛をしっかりとかき分けてブラッシングすることで皮膚がチェックできるので、皮膚の異常や腫瘍の有無など皮膚の病気の早期発見につながります。

また、体全体をブラッシングすることで皮膚に刺激を与えることができ、血行が良くなったり新陳代謝を高めて活性化させたりすることができます。

毎日行なうことで、ちょっとした日々の体の変化を知ることもできます。

グルーミングとは体全体を手入れすることですが、犬と飼い主との大切なスキンシップを図るためにも必要なことです。

グルーミングの時には犬の体を直接触ることになります。犬は体を触られたりなでられたりすると気持ち良くなって嬉しいと感じるはずです。

触れられることで犬も喜びを感じ、飼い主に安心感、信頼感を持つようになります。できるだけ小さい頃からグルーミングしてあげることによって、飼い主とのスキンシップに慣れ、次第に社会性も身に付いていきます。

グルーミングとは犬の健康管理や飼い主とのスキンシップに欠かせないものですが、わんちゃんの本来の美しさや、可愛らしさをケアするためのものでもあります。

愛犬の毛に付着したゴミやホコリ、体に付いた汚れなどをシャンプーでしっかりと洗い落としブラッシングで毛の美しさを保つことは、愛犬のために欠かせないことです。

グルーミングで体をケアすることによって、犬の本来の美しさを発揮させることができるようになります。

グルーミングには、トリミングを含めていろいろな種類があります。毎日行なうブラッシングや、定期的に行なう爪切りやシャンプー、耳掃除など、必要な道具もさまざまです。

グルーミングとは、以下のリストに示すようなものになりますが、それぞれの作業の目的やポイント、注意点、使うグッズなどについて詳しく紹介しましょう。

ブラッシングはグルーミングのなかでも最も頻繁に行なう作業です。コームやブラシを使って毛を整えたり毛玉やもつれ毛をときほぐしたりします。

まず、ブラシによるブラッシングで抜け毛や死毛などを取り除きます。被毛を綺麗に維持するためにとても大切な作業です。

ブラッシングの後は、コームで毛の根元から毛先に向かって毛をとかし、毛のもつれをなくします。

ブラッシングは血行を良くして新陳代謝を促しますので健康管理に最適です。1日に1回はしてあげましょう。