オオハシの値段はどれくらい？特徴や飼育する際の注意点について紹介

「オオハシの値段はいくらで、入手できる場所はどこ？」
「オオハシを飼育する際の注意点はあるのだろうか？」
「そもそもオオハシはどんな鳥類なの？」
オオハシを飼ってみたいと思っている人や、興味を持っている人の中には、オオハシに関するこのような疑問が浮かび上がる人もいるのではないでしょうか。

本記事では、オオハシの基本情報から、入手場所と値段、飼育する際の注意点5選などを紹介します。

この記事を読むことで、オオハシの食性や飼育環境などを詳しく知ることが可能です。また、その情報を元に、正しい環境でオオハシを飼育できるようになるでしょう。

オオハシを飼いたいと考えている方は勿論、オオハシの生態に興味がある方も是非、この記事を読んでみてください。

オオハシとは大きなクチバシを持つ、鳥綱キツツキ目オオハシ科に属する大型の鳥類です。名前の由来はインパクトのあるクチバシからきており、漢字表記では「大嘴」と表し、小型の場合は中嘴（チュウハシ）と呼ばれています。

オオハシはマスコットなどに起用されることも多く、一部の動物園や水族館で飼育されていることから意外に身近な鳥類なのではないでしょうか。動物園では野生のオオハシの生息地である熱帯雨林の環境を再現した広いスペースで、植物などと併せて展示されています。

また、虹色の美しいクチバシを持つサンショクキムネオオハシや、オオハシの中では一番大きなオニオオハシなど種類も豊富です。まずは、そんなオオハシの生息地や性格、食性などを紹介していきます。

オオハシの一番の特徴はやはり、カラフルで大きなクチバシなのではないでしょうか。黒と白などの羽毛に覆われた大型の体も含め、非常にインパクトの強い鳥類です。

主に木の上で生活していることから樹洞に巣を作って、羽を休めたり、卵を産むこともあると言われています。オスメス交互に卵を温め、かえった雛を育てるのもオスとメス両方が行っています。

クチバシが大型化した理由は仲間同士で個体識別をしたり、警戒色として威嚇に使うなどという考え方や、細い枝の先にある果実を取りやすくするためといった説があるものの、明確な理由は判明していません。

オオハシにはその他にどのような特徴があるのか、5つの項目に分けて詳しく解説していきます。

大嘴（オオハシ）や中嘴（チュウハシ）といった種類によっても個体差があり、大体30cm～60cm程に成長すると言われています。体格差は幅広いオオハシですが、どの個体であっても大きなクチバシを持つという点は同じです。

オオハシのクチバシは蜂の巣と同じように、六角形がきれいに並んだハニカム構造であるため、丈夫さを持ち合わせています。しかし、クチバシの中は空洞であることから、体重500～850gのオニオオハシのクチバシであっても、その重さは10円玉3枚分と非常に軽量です。

また、オニオオハシのクチバシは車のエンジンの温度を一定に保つ装置「ラジエーター」と同じ役割も果たしており、クチバシ内の血管を通して体内の熱を逃がしています。

オオハシの主な生息地は、南米の熱帯雨林です。アルゼンチン北部やメキシコ南部、ブラジルなどの温帯地域を中心に、世界各地で目撃されています。

しかし、オオハシは長距離飛行ができないため、海に囲まれた中南米のカリブ諸島には生息していません。

食性は草食寄りで、野生化での主食は昆虫や小型の爬虫類です。他にもバナナやマンゴーなどの果物、木の実、鳥類の卵や雛なども捕食する強い雑食性を持っています。

オオハシはとても人懐っこい性格で、慣れてくると手から餌を食べてくれます。しかし、群れで暮らしていることから臆病で寂しがりやな一面もあり、見知らぬ相手には警戒心が強い鳥類です。飼い主など友好的な関係にある人が傍にいないとパニックになったり、強いストレスを感じる場合もあります。

他の鳥類と同じように知能も高く、人をきちんと個人で識別することも可能です。また、キャッチボールをしたり、体を撫でるよう催促してきたりと、可愛らしい姿を見ることもできます。

オオハシは野生下であれば50年ほど長生きする個体もいる長命の鳥類です。しかし、飼育下ではその半分にも満たない20年前後の寿命であると言われています。