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オオハシの値段はどれくらい?特徴や飼育する際の注意点について紹介

更新日:2024年10月05日

オオハシの値段は一体、どれくらいなのでしょうか。本記事ではオオハシを入手する際の値段や、オオハシの特徴について紹介しています。これからオオハシを自宅で飼ってみたいと考えている方、オオハシについて詳しく知りたい方は是非、この記事を参考にしてください。

オオハシの値段はどれくらい?特徴や飼育する際の注意点について紹介
オオハシはペットとして飼われていることは稀であるものの、種類によっては一般家庭での飼育も可能です。しかし、販売している店舗が少ない上に値段も高く、はっきりとした飼育方法も確立していないため、初心者向きの鳥類ではありません。

また、日本ではオオハシを診てくれる獣医が少ないので、家庭に迎え入れる前に、オオハシを診察してくれる動物病院の場所を調べておくことも大切です。

オオハシの値段や入手できる場所

オオハシを国内のペットショップで購入するのは非常に困難であり、ネット販売や海外から輸入する方が確実に入手できます。

値段は種類によって異なりますが、最低でも20万円以上は準備しておきましょう。また、海外からの輸入となると輸送費などもかかり、35万~50万円前後とますます値段も上がるため、購入前にしっかりと検討する必要があります。

オオハシを飼育する際の注意点

オウムなど大型の鳥類の飼育経験者であっても、オオハシの飼育は容易ではありません。そのため値段や入手方法をクリアしたとしても、オオハシを飼育する際のさまざまな問題点が残っています。

ここからは飼育スペースや食べ物の種類、鳴き声対策など、5つの注意点について詳しく説明していきます。

飼育スペースを広くとる

オオハシは羽ばたく際、30cm以上の大きな体で翼を広げるため、広いスペースが必要になってきます。また、行動範囲の広いオオハシが壁などにぶつかって骨折したり、大きなクチバシを傷つけてしまわないようにするためにも、最低でも高さ150㎝の広々としたケージを用意してください。

しかし、その規模のケージとなると市販では売っていないので、自作したり特注で作ってもらわなければなりません。

止まり木などを用意する

ストレス防止のために毎日、オオハシをケージから出して部屋の中を自由に運動させてあげてください。オオハシは上下運動を好む鳥類なので、部屋の広さだけでなく天井の高さも重要になってきます。

オオハシは直線状に飛ぶことが多く、旋回などは得意ではないため、カーテンを閉めたり壁にクッション材を取りつけるなどの工夫もしてください。また、オオハシは主に木の上を生活拠点としており、地上に降りることはほぼない鳥類であるため、部屋の高い場所に羽休めできる止まり木などを複数個設置してあげましょう。

上記の点から、オオハシをアパートなどの賃貸で飼育することはほぼ不可能に近く、一戸建てでの飼育が推奨されています。

1年を通して部屋を適温に保つ

オオハシは南米の温帯に生息している鳥類であるため、生まれ育った熱帯雨林の環境を再現する必要があります。部屋の温度は28度前後を常に保ち、冬期であれば室温が下がらないように24時間暖房をつけっぱなしにしておきましょう。

また、室内が乾燥すると羽毛の質が低下したり、クチバシがひび割れてしまうので、いつでも飲める新鮮な水を常備したり、加湿器を常につけた状態にしておいてください。オオハシは水浴びが好きなので、プールを用意してあげるのもいいでしょう。

食べ物の種類や消化速度に気をつける

オオハシの餌は、必要な養分がしっかり含まれている市販の専用フードを中心に与えましょう。もし、人工飼料に慣れておらず、食べない場合は野生と同じように昆虫やバナナなど果物を与えてください。

オオハシは南国の鳥なので、マンゴーやパパイヤなど熱帯原産の果物も好物です。なお、小動物や小型の爬虫類なども捕食するため、これらのペットとオオハシを同じ部屋で飼育するのはやめてください。

オオハシは消化スピードがとても早く、絶えず食事を続けていないと養分が不足してしまうこともあるので、果物類は常に食べられるように設置しておきましょう。しかし、オオハシには身体の中に鉄分を蓄積しやすいという特徴があるので、鉄分が多く含まれている動物性タンパク質の与えすぎには注意してください。

オオハシは大型の鳥類のため食べる量も多く、高価な果物を好むことから非常に食費がかさみます。毎日オオハシが満足いく餌を与え続けるには、経済面でもしっかりした基盤が必要になってくると言えるでしょう。

鳴き声対策をする

オオハシの声は騒がしい熱帯雨林の中でも響き渡るほど、とても大きい声で鳴きます。80メートル離れた場所でも聞こえるような声で鳴くことからも、アパートなど集合住宅での飼育はほぼ不可能です。

一戸建てで飼うにしても、オオハシが過ごしている部屋は防音にするなどの対策が必要になってきます。また、懐いている飼い主に構ってほしくて大きな鳴き声を上げている場合もあることから、オオハシが鳴いている時は遊んであげるといいでしょう。

オオハシの特徴や値段をしっかり理解して飼育を検討してみよう

ここまで紹介した通り、オオハシを飼育するにはさまざまな注意点があることから、一般家庭で育てるには難しい鳥類です。しかし、人懐っこく知能も高いので上手に飼育できれば、他の鳥類よりもたくさんコミュニケーションをとることが可能になるかもしれません。

オオハシを入手する際の値段だけでなく、設備投資のための費用もかなりかかることを踏まえた上で、じっくり検討しましょう。また、オオハシの特徴をしっかり理解して、快適な飼育スペースを確保してから迎え入れてあげてください。
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初回公開日:2022年08月03日

記載されている内容は2022年08月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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