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猫は風邪で死ぬって本当?死なせないための治療法や予防方法を紹介

更新日:2024年07月20日

猫風邪は感染すると死亡する可能性のある病気ということをご存知でしょうか。この記事では猫風邪の症状、予防や対処法を解説しています。愛猫が猫風邪により重症化しないために、猫風邪を早期発見し、予防したい人はぜひこの記事を参考にしてください。

猫は風邪で死ぬって本当?死なせないための治療法や予防方法を紹介
猫風邪は上記に書いたようにウイルスや細菌が原因です。

はじめは風邪のような症状だけですが、呼吸器症状が重症化すると肺炎になることもあります。

口内炎や咳、下痢などが続くと体力を奪うだけでなく食欲低下による栄養不良や体内の水が下痢として出てしまうため脱水症状が進行して死に至ることもあります。

猫風邪になる感染経路とは

同居猫が感染して移ってしまった場合や、野良猫との接触が主な原因です。

ウイルスや細菌は咳やくしゃみによる飛沫感染、接触感染します。

もし、猫を多頭飼いしている場合は一匹でもかかったらすぐに隔離しないと集団感染してしまう可能性が高いので気を付けてください。

猫がかかりやすい病気とは

猫風邪の原因である感染症などの原因や注意点について詳しくみていきましょう。

猫風邪の他にも一度感染すると症状が重く、死亡する確率の高い病気についても解説するので参考にしてください。

猫カリシウイルス感染症

猫風邪の一つです。

冬によく見られ、鼻水、咳、発熱、目ヤニなどの風邪のような症状が出ます。最初は元気、食欲がなくなり、次に激しい嘔吐や下痢、高熱が出ます。血液検査では白血球の減少がみられ、症状が進行すると脱水症状により衰弱します。

妊娠中の母猫が感染した場合、死産や流産、先天的な異常が起こることもあります。

出典:猫カリシウイルス感染症|ひらの動物病院
参照:https://www.hirano-ah.com/cat

クラミジア感染

猫風邪の一つで、主な症状は目やにと目の周りの腫れです。

涙や結膜炎と咳やくしゃみなどの風邪のような症状が併発している場合、クラミジア感染が疑われます。

体力がある猫は治りますが、無症状で病原体を排出するようになったり、母猫が感染したりすると子猫は生まれてきても数日で死亡してしまうこともあります。

出典:猫のクラミジア病|ひらの動物病院
参照:https://www.hirano-ah.com/cat

猫ウイルス性鼻気管炎

猫風邪の一つで、主な症状は鼻炎症状や発熱、胃腸症状、食欲不振などです。重症化すると死亡することもあります。特に体力のない6か月未満の子猫は症状の進行が早く重症化しやすいです。

病気が治っても神経細胞などに潜伏し、体の免疫力が低下したときに再び発症することがあります。

出典:猫ウイルス性鼻気管炎|ひらの動物病院
参照:https://www.hirano-ah.com/cat

猫汎白血球減少症

パルボウイルスが原因の病気です。成猫では無症状のこともありますが、子猫の場合は下痢、嘔吐、発熱などを呈し、9割は死亡してしまう病気です。

感染経路は、ウイルスに感染している猫の糞などが口に入ることです。パルボウイルスは乾燥や消毒薬に対する抵抗力が強く、外の環境でも何か月も感染力があります。

出典:猫汎白血球減少症|ひらの動物病院
参照:https://www.hirano-ah.com/cat

猫白血病ウイルス感染症

症状は、食欲不振、体重減少、貧血により歯茎が白くなる、発熱などがあります。

感染経路は、母子感染や感染している猫の唾液への接触です。

猫白血病ウイルス(FeLV)感染症に感染すると、免疫力が低下するため様々な病気になります。

ウイルスに対する根本的な治療はないため、発症した症状に対する対症療法になります。

猫白血病ウイルスにはワクチンがあります。ワクチン接種することで予防することが大事です。

出典:猫白血病ウイルス|ひらの動物病院
参照:https://www.hirano-ah.com/cat
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初回公開日:2022年09月15日

記載されている内容は2022年09月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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